風〜心の通り道〜
私が生み出すものの中に災いが含まれているんじゃないかって
今はよくても今後誰かを不幸にさせてしまわないかって
不安がっていた
もちろん今もその気持ちは持ち合わせてはいるんだ
でも
知らないところで私の生み出したものが誰かに届いていて
それが温かい気持ちになるきっかけのひとつになっているとしたら
災いとは反対の何かが届いたんだろうなって
受け取ってくれたんだろうなって
ありがたく思う
私があなたに手渡す言葉 しぐさ 音 存在…
何気ない表現の中に生きているのは
周りの人からもらった何か
それを人は”心”と呼ぶのかもしれない
周りの人の”心”を
私を通して
あなたに渡していっているんだ
ありがとうと言われることは
それらを活かせた瞬間で
素直に嬉しい
ちっぽけな私が
もらったものにほんの少しだけ私オリジナルの何かをのせて手渡していく
それは私に届いたものをあなたへ繋ぐイメージ
どうやったらもらったものを輝かせられるかなって
そんな意気込んだものではなくて
ほんのちょっぴりプラスできたらなって
柔らかい風がさぁっと通り抜けていくように
私の中を通り抜けた先で
誰かの笑顔が待っていてくれたら嬉しい
例え私に届いたものが痛み苦しみだとしても
風は感じていたい
滞らず 溜め込まず
活かして あなたへ