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無料公演に思うこと(脚本貸出側の価値とは)

 文化祭のシーズンですね? これってば私の頃の感覚からするとちょっとズレていてやっぱり文化祭は11月。体育祭は10月なんだよなぁ。自分古い人間ですから。

 まぁ、それはそれで良いんだ。都合により色々変わるのは仕方がないものね。それで、文化祭シーズン前になると「文化祭でやるから脚本使わせてください!」という連絡がちらほらくる。うれしい。これはうれしい。

 で、学生さんやアマチュアの無料公演に対しては、許可申請とそれを認めることで脚本が無料使用可能となるわけだけれど、はっきり言うと1円にもならない慈善事業? なわけである。「イイハナシダナー」と思ってくれたのならそれはそれでうれしいのだけれど、我らとて仙人のように霞を食って生きているわけではないので腹が減るわけであるし、生きているだけで税金をむしり取られるわけである。

※ちなみに無料公演でも許可申請をしない無断使用の場合は10万円の罰金ということをきっちり掲げている。

 でも、使用側もお金がないからこそ無料で使用できる脚本を探しているわけである。どうよこの文化が発展しそうにない感じ。これは相当分厚い壁よね。

 しかしながら、この浅学非才のこの私。この分厚い壁を破る術を思いついたのでそれを書いておこうと思ったわけです。

 私、脚本だけでなく雑な小説や雑なマンガ、絵本なんかにも挑戦しておりまして、それを無料で見られるサイトに置いてあるわけなんですよ。多分、そういう作家も多いんじゃないかなと思うわけです。そういったサイトの場合、作品のビューやいいね、お気に入りの数なんかで作者に僅かながらもポイントなどが着く仕組みがあるわけです。ポイントが貯まると換金できたりもするわけです。

 そこで、無料公演での使用時に任意ではありますがこれらの作品を見てもらうという条件をつけるわけです。するとですね、使用者はお金を払うこと無く作家に対して収益を提供できるわけです。プラス、サイト運営会社も新しい顧客層をゲットすることもできます。これならば誰も損はしないし、作家も自分の価値を見失わずに済むでしょう。

 でも、中には「俺一人だけ見りゃいいんだろ」って人もいるかも知れません。「めんどくせえ」って思う人もかならずいるでしょう。1%くらいはいると思います。にんげんだもの。それはそれで別にいいでしょう。放っておきましょう。人間と言うよりむしろ獣です。にんげんけだものです。10人関わっていてそれらの人が1作品を見てくれるだけでも10ビュー増えます。また、パンフなどにちょろっとリンク先など載せてもらえればまた10くらいは増えるでしょう。10ビューが1円にもならないかもしれませんがゼロではないわけです。さらにビューが伸びることで他の人が見るチャンスも広がります。

 そんな感じで私は自分の脚本置き場にある上演許可申し込みのページにリンク先を載せてあります。
 海を見る人

 実際にどれくらいの人が見てくれるのかは未知数ですが、これも新しい宣伝の方法なんでしょう。こんなのもうやっとるわっていう作家さんもきっとたくさんいるとは思いますが、まだやっていなかった作家の皆さんは是非やってほしいと思います。

 そして、無料公演をされる方は面倒かもしれませんがご協力していただけると大変助かりますのでよろしくお願いいたします。

 あとは絵的なものに限らず、動画でも歌でもなんでも見てもらったらいいんじゃないかなと。ただ、You Tubeはよく規約を変えて来るので私的には信用がないです。「脚本使用の際はチャンネル登録をお願いします」なんていうのは禁止行為にあたったりしそうだし。

 まぁ、私みたいな底辺作家の長い長いグチみたいな話でした。


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