デミロマンティックの私の理想の関係性
こんにちは。
最近、レズビアンに寄ってきているウミ婆です。
前回の記事を書いた後、セクシャリティについて「嫌なこと」を起点にして話す機会を得たので、今回はその中で考えた理想の関係性について書きます。
前回記事↓
デミロマの関係性シチュエーション3選
前回の記事の最後で「「好き」とか「愛」とか、そんなもんなしに明日も一緒にいてくれる、そう信じられる状態」「帰ってくる場所が同じ」が理想であると書きました。
そのことについて、友人に話したところ以下の三つの可能性をあげてくれました。まずはそれらについての私の感じ方を書きたいと思います。
友情結婚
1つ目は「友情結婚」です。正直に申し上げますと、今回友人があげてくれたシチュエーションの中で最も「ないな」と感じるものです。結婚という公的な契約を結ぶことで得られる恩恵が数多あるのは承知の上で、ないです。「目に見える保証」「周囲に関係を認知されること」が好きではないので。このことについては後で詳しく書きます。
アセクマンション
「アセクマンション」とはアセクシャル(ノンセクシャルやデミセクシャル等、他者に対して恋愛感情や性的欲求を感じない/感じにくい人の総称)が集まって同じマンションで暮らし、個々の生活を送りながらもゆるやかに繋がり合うコミュニティのことです。噂で聞いたことがありましたが、私はプライベートな空間に3人以上いると疲れてしまう質なので、これもあまり現実的ではないなと感じました。
ルームシェア
私は学生時代、全くの初対面の人とフラットシェア(部屋は別、シャワー・トイレ・キッチンをシェア)という形で一緒に暮らしていました。たまにキッチンで合えば雑談し、クリスマスなどのイベントではみんなでご馳走を作り、そこそこ楽しく暮らせました。人数も1フラット4~5人だったため、そこまで人間関係がこじれることもありませんでした。
しかし、節約目的でのシェアだったため、お互い「たまたま一緒のフラットになった人」以上の関係にはなりませんでしたし、期間が終わればバラバラになる一時的な繋がりでした。その点がちょっと寂しいです。
クィアプラトニック?
恋愛関係ではないが、親密で感情的な絆が存在する関係を「クィアプラトニック」と呼ぶそうです。
クィアプラトニックの当事者さんの記事を読むと、寝室は別、タイミングが合えば一緒に食事をするが基本的には別、一人暮らしと変わらない、そんなことが書かれていて驚きました。
何よりも、私がこれを読んで「寂しい」と思ったことに驚いたのです。
確かに一人の時間は大切です。私も長く人と一緒にいると疲れてしまうのでその点は納得します。
でも、同じ空間にいるのにお互いのペースを同調しあって過ごさないなんて、私なら余計疲れてしまいそうです。
恋愛関係とクィアプラトニックの共存
そんなことを感じながら、いろんなサイトを漁っていたら、こんな言葉を見つけました。
「相手に求める関係性」
「相手が求める関係性」
「周りに見られたい関係性」
これを目にしたとき、閃きました。
私の場合、フィーリングが合って信頼関係を築けていれば恋愛感情も性的欲求も芽生えるので、「相手に求める関係性」と「相手が求める関係性」は一般的な恋愛関係に近いです。
信頼関係ができ上がってからステップアップとして一緒に暮らしたいという願望もあります。
対して、「周りに見られたい関係性」はクィアプラトニックに近いです。
周りの人からは、よき同僚や、付き合いの長い友人、仮に友達以上に見えたとしても恋人にはならない関係として認知されたいです。
友情結婚が可能性として低いのは、この点が揺らぐからです。
前回の記事で書いたとおり、周りに気を遣わせたくないので周囲に恋愛関係を認知されたくありません。
また「目に見える保証」はいらないと述べたのは、おそらく私がかなりの不安症で、強い繋がりは二人の努力で保っていたいと考えているためだと思います。結婚した途端、関係を公に認められたことに安心してコミュニケーションが疎かになりそうで不安なのです。
まとめ
前半の各種シチュエーションへの捉え方と、後半の視点別の理想の関係性を統合すると、以下のような理想が見えてきました。
1対1でお互いにお互いを特別な存在として意識したい
フィーリングが合って信頼関係を築けていれば恋愛感情も性的欲求も芽生えるし、ステップアップとしての同棲にも興味がある
同棲したら、一般的な恋愛関係と同等のふるまいをしたい
一方で、周りの人には恋愛関係を知られたくない、結婚はもってのほか
狭いコミュニティだと難しいですが、都会だとプライベートって他人には分からないものですし、実現は可能なんじゃないかなと感じました。
田舎暮らしの私もオンラインを駆使して実現できないかなぁ…!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回、話を聞いてくれた友人には心から感謝します。
ご感想ございましたらお気軽にコメントください。
それではまた。