#1 海と羊/Sheep by the ocean
初めまして、山本佳典(やまもと・けいすけ)です。このnoteに目を向けてくださりありがとうございます。どこまで続けられるか分かりませんが、備忘録的な過去と、現在から将来に向けた思考のあいだを行きつ戻りつしながらゆっくりと書いていきます。
まずは簡単な自己紹介。私は昭和56年、広島県の海辺の町に生まれ、大学入学で上京、海外留学を経て東京に戻り、専門紙新聞社などを転々としたのち、2014年夏から個人事業主として営みを続けています。職域は、文字を使って記事なり文章なりを作成すること、またそれによって何らかの意見や意思を表明することです。現時点では、企業などの依頼を受けた記事作成と日英・英日翻訳が主な収入源になっています。
平たく言えば、あまり儲かっていないフリーランスライター・翻訳者といったところですが、これらの仕事の傍ら、ちょっと変わったこともやってきました。それは、現在の成田空港を含む一帯に広がっていた下総御料牧場のことや、そこから始まった明治以降の日本の牧羊業の歩みを広く調べる取材活動です。そのため、長らく暮らしてきた東京を離れ、その牧場のあった場所、三里塚という地域の一隅に居を構えて暮らしてきました。
この「ライフワーク」的(つまり無報酬)な取り組みと、有償の仕事という二足の草鞋体制を2014年の夏以来続けてきたわけですが、取材活動の成果(「羊本」)が今年末にようやく出版される見通しとなったため、一つの区切りに向けて、このnoteを記していこうというわけです。
自己紹介というと、何が好きか、どんな趣味か、など記すこともありますが、それはおいおい露呈していくでしょうから、ここでは割愛します。旅や酒は当然好きです。それらもおいおい記していきます。次回以降は、なぜ今の自分があるのかについて、いくつかの出来事を振り返りながら記していきたいと思います。
そういえば、『海と羊』という名前で書いていますが、これは自分の世界観を示すアイコン的な名称で、それら自体について綴ろうというわけではありません。ただ、行き着くところに海があったり、羊がいたりする人生ではあります。
いずれ、その名を冠したウェブサイトを別途立ち上げるつもりですが、なかなか実現に至っていません。しかし、そろそろ潮時。このnoteを書きながら、自分の根城とすべきサイトを組んでいきます。