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初めてのNAGiSA通信

VRChatのNAGiSAというworldに行った。どうも人気なようで入ろうとしたら直ぐにいっぱいになってしまう。なので、新しいpublicインスタンスを作って待っていたら、直ぐに人が来た。5分という時間の中で軽く自己紹介を済ませて世間話とか。短いようで長いようで、丁度いい。5分というのはうまい調整だと思う。エンジンかずみさんありがとう!

私がVRChatを始めたのは今から一年以上前ではあったが、今はVR吟行句会の活動にお邪魔するだけで月に2,3回程度しか入っていないし、JPTとかFUJIYAMAで誰かと会話することは殆どない。

始めたての頃は遊び方も定まってなかった。public worldに行っても既にそこには会話グループができていて、話しかけづらい。勇気を出して話しかけてみると、意外とみんな快く受け入れてくれるのだが、そのうち相手のフレンドさんがやってきて蚊帳の外になる、なんてことも多い。VRChatにあるpublic worldは集会場という面が強く、様々な人々と出会える半面、そういう壁があった。

NAGiSAが出来たのは今年の6月ごろ、今から三か月程度前のことだ。あまりVRChatに入ってはいないかったものの、X(twitter)ではVRChatで知り合った方々と繋がっていたりして、VRChatの情報はそこそこ入っていたので公開されたことを知ってはいた。初めて見た時の印象は、良いworldができたな、という感じ。誰かと話したいけど話しかける勇気がないという人々の需要を叶えるものがようやく出てきた、と思った。

それでも、私はNAGiSAにまだ入らなかった。誰かと話すことが苦手というよりは、単にVRChatのモチベーションが無かったからだ。しかしながら最近、現実の知り合いがVRChatを始めて英会話交流worldに足繫く通っているということを知り、少しプレイスタイルを変えてみる気になった。

その結果。NAGiSAに深夜の12時前くらいから早朝の5時までずっといる、という変な奴が生まれた。単純計算で、一時間に12人と話すことになるため60人程度とノンストップで話し続けたことになる。

様々な人と話してみたところ、7,8割がここ1,2か月の間に始めた方々であり、某配信者の影響なのかな、と思った。日本語が通じないということも無く(外国人の方がいたりはした)、概ね過ごしやすい空間ではあったが、やはり変な人いるようで名前がド直球な下ネタの人とか、ブルアカ知らないのにブルアカキャラのアバターを使っている人もいた。それと、深夜三時を過ぎたあたりからちょっと変な人が増えてきたかな、とほんのり感じた。まぁこれはある意味当然なのだと思う。まともな人は大抵まともな生活習慣を送っているはずなので、そんな深夜に現れる人間は変人率が高いのかもしれない。

私は「サンカラメリベ」の名前でVRChatをやっている。すると、NAGiSAではそこそこの頻度でその名前の由来を尋ねられた。そこで、メリベウミウシという生き物を何人にも紹介した。

メリベウミウシの一種(筆者撮影。おそらくヒメメリベ。右上の緑っぽいのは別のウミウシ)

「サンカラメリベ」なんて名前はちょっと変わっているようだ。直接そう言われたわけじゃないけど。他の人はもっとわかりやすい名前なので、自分の名前が奇妙に見えてしまうというのは少し自覚はしている。普段は「さんから」という名前をよく使っていて、VR吟行句会では「汕空」という俳号を名乗っているのだが、VRChatを始めた時に「さんから」で登録できなかったため、「サンカラメリベ」としている。

余談だが、汕空の汕という字は魚が悠々と泳ぐ様という意味がある。常用漢字ではないので、私も「サンカラ」の当て字を探している時に偶然見つけた。けっこう気に入っている漢字。

閑話休題。

あとは、アバターについても結構尋ねられた。オーソドックスで角の立たない話題なので、話題にしやすいのだろう。私はリコルーというアバターを色改変して使っている(当記事サムネイルで写っている子)。マジックタイムアワーを意識した色ではあるのだが、太陽の下では毒々しい色合いになってしまっている。元々はアバター改変の練習として入手したアバターだったのだが、Unityの扱いに疲れたのとアバターの可愛さに惹かれたのとで愛用するようになった。

以下にBOOTHでのリコルーのページを載せておく。

VRChatではリコルーたちの集会イベントもあるらしい。私はまだ行ったことないが、前に出会ったリコルー愛好家の方に教えて貰った。

あと、パブリックアバターとして配布されていた[protogen] kuroというアバターも使っていたのだが、最近調べて見たところ無料配布している理由とかがよくわからなかったので、グレー。今後の使用は控えようと考えている。代わりに、あすみさんが公開しているczのpublic版を使っていこうかな。VRChatではQuest対応という概念があり、これに対応していないと相手がこちらのアバターを見れない、なんてことがあるので、Quest対応のものを一つは用意しておきたい。

下は自分がVRChatを始めた時の記事。

VRChatは無料ではあるがパソコンまたは単機で使えるゴーグルと、wi-fi環境が必要であるため、それがフィルタとして働いている部分はあるだろう。それでも、いやだからこそなのかもしれないが、はっちゃけ過ぎている人もままいる。ポピー横丁はインターネットスラムとして受け入れられているような場所なのでそこを目くじらを立てて批判する気はないが、せめてJPTとかFUJIYAMAとかのpublic worldでは弁えて欲しい。もちろん、そんなおかしな人間は稀ではあるが、入る回数が少なくても会うには会うのだ。

NAGiSAの話に戻る。たった5分の会話ではあれど、それでも反省すべき点が幾つもあった。会話を長持ちさせつつ相手を楽しませることのできるホストとか本当にすごいんだなってなる。あとは、音声が掠れてしまうという問題もある。私はめんどくさがってノーパソ内蔵のマイクを使っているが、それだとファンの音を拾ったりパソコンの画面から少し顔を話すだけで聞き取れなくなるとかもあり、なかなか調整が難しい。私の発音の問題もあるんだろう。

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ここからは話ががらっと変わる。

寝起きにバイトの電話があり、明日いけないかと聞かれて、なんだかめんどくさくなって架空の友だちとの予定をでっちあげて断ったのだが、なにぶん寝起きなうえ適応な嘘だったので、たぶんすぐに見抜かれたと思う。こういうのの上手い断り方とかないかな。もう二度と仕事を振らないなんてことはないだろうが、相手の気を悪くさせてしまったと思うとそんなに親しくしているつもりはなくても申し訳ない気持ちになってしまう。

あと、最近はリバース1999というゲームが気になっている。スマホの容量的には無理だが、一応パソコンでもできるらしい。ただ、これ以上ソシャゲを増やす気にはなれないので、どうしようかな、というところ。めちゃくちゃ熱心に勧められたら動くかも。

私はおだてられるのに弱いようで、おだててもらえればやりだす、と思う。たぶん。おだてられるのに弱いというのは自分自身を振り返った時にそういう自分を発見したからこその言ではあるのだが、それを自覚してしまったら以前と同じようにはいかないのではという思いもある。

『強さのない優しさは欺瞞だ』という文章を思いついた。これは無から生まれたのではなく、私の中のトラウマ的出来事が根底にある。高校生の頃、駅内でふらふら歩いていたおじいさんがいたので、大丈夫ですかと声をかけたら想像以上の力で腕をぐっと掴まれたことがあった。それまでの弱弱しいイメージが一気にひっくり返って、どんなに折れそうな木であっても人を撲殺できてしまう、そんな怖さを知ってしまった。そのおじいさん自身はただ単に私に身体を支えてもらおうとしただけだったのだが、この一見助けが必要そうな人間もまたこちらをどうにかできる力があるという事実を義務教育で教えるべきではないかと思った。しかし馬鹿正直にそう言うのは憚られるので、少しばかり婉曲な表現にした。

今を生きている自分自身というものを自覚できていない人間は読者にすらなれず、人生の読者気取りのまま終わることでしょう。

浮気というものを感情論を抜きにして評価するならば契約不履行であり、信用の喪失である。それは次の契約だけでなく今ある他の契約もまた破られる可能性の示唆として受け止められる可能性がある。

天才という言葉が軽いとは思いませんか。いつも表に出てくるのは一握りの天才ですが、多くの人々はその天才の重みを知りません。

私は何事にも真摯に取り組んだことがあるとは言い難く、だからこそヘラヘラしている人間に対しゴミを見る目で視線を注ぐような真剣な人々に憧れております。でも、愛染隊長は「憧れは理解から最も遠いものだ」みたいなことを言っていたな。

毎日が初めましてでいいのではないでしょうか。