2020年の思わず手が止まるアルバム10枚
こんにちは。
何かをしながら音楽を聴く機会が多いので、わたしが勉強しながら、または、準備をしながら聴いてきたアルバムたちで、思わず手が止まり踊り出してしまうようなアルバムのみを紹介しま〜す。今年出たもの限定です。
邦楽と洋楽のアルバム限定で紹介しま〜す。
恐らく全部サブスクにあるので、サブスク環境下の方は是非〜
流石にその中で順位は決められなかったので、順不同!!
①「Patrick Vegee」UNISON SQUARE GARDEN
まずはこれ。今年一番期待して、今年一番を叩き出したアルバム。(私的に)寸分の狂いもない計算の上に作り出された名盤という感じがオタク心をくすぐられたよね。
全部いいんだけど、「マーメイドスキャンダラス」が今のユニゾンど真ん中で、また2曲目に強い曲置いてきたな〜って感じ。Aメロのドコドコドラムがまさに!って思ったからライブで聴きたいね。
あと、相変わらず曲間へのこだわりがすごくて、今回は特に歌詞繋ぎがとても良かった。特に感じたのは、「夏影テールライト」と「phantom joke」の繋ぎ。この2つは、下手に繋げると浮いちゃうかもって思うけど、歌詞繋ぎと曲間の微妙な数秒でしっくりくるようになってて本当に感動した。
そして、ラスト2曲「simple simple anecdote」「101回目のプロローグ」。この2つの曲の歌詞が、グッとくるポイントが多すぎて…。グッとくる歌詞がもう凄まじい速さで降ってくるもんだから、なにも考えずにただ聴くだけになってしまう。
このアルバムの1番最後の詩が、"魔法が解けるその日まで"というのも、このバンドを追いかけてきた人に対して向けている言葉であり、分かりづらいようで、分かりやすい、彼ら(彼)のメッセージと捉えやすくなっているところも泣く。
正直、深読みの上に語り尽くせる程聞けていなくて、このアルバムのことを考えられてもいないので、ただ「最高だった」としか言わずに終わりたいと思うけど、この3人の楽器の音が好きな人にはとことんたまらんアルバムであることには間違いないと思う。
②「STRAY SHEEP」米津玄師
「lemon」から1枚もアルバム出してなかったことも、コロナ禍で製作し影響を受けて曲を作ったということも意外だったり。
この人の纏う雰囲気がどうしても同じ時代に生きとし生けるものと思えず、だけどラジオやテレビで見る彼はどこか人間くさくて、でもやっぱりこの人は社会現象なんかで作る曲を左右されるような人ではないと思っていたからなのかな。(回りくどいな)
「カムパネルラ」が一曲目なところとか、彼が元来持つ"寂しさ"とか"儚さ"を感じられて好きでした。あと、セルフカバーの「まちがいさがし」にイントロをつけたり、挑戦的なのに、自然にやってのけるから格好良すぎでひれ伏した。
今では、新譜が出るとなったらエンタメ界の大ニュースになるようなヒットメーカーだけど、大衆受けするようなポップな歌だけじゃなくて、誰にも理解されないような歌詞の歌とかもちゃんとあって好きだった〜。
いわゆるヒット曲しか聞いたことない人にこそ、もう一度米津玄師を聴いてほしいし、その時はこのアルバムを聴いてほしい。
③「かつて天才だった俺たちへ」 creepy nuts
菅田将暉と曲作ったって言うから、なんとなく聞いた「サントラ」があまりにかっこよくて、それまでの全部のリリース曲を聴き漁った。
その中で出たこのアルバム(曲数的にはEPに近いが、本人たちがアルバムと言ってるので)の表題「かつて天才だった俺たちへ」にぶち抜かれた。リリックもラップもめちゃくちゃ熱いのに、サウンドはおしゃれで少しひやっとする。2人で作ってはいるが、歌詞と音はそれぞれが作っているからだろう。この温度差が気持ちよくて、多分今年1番聞いたし、1番刺さった。
カバーである「日曜日よりの使者」につけたラップがこれ以上ない言葉の連続と、↑THE HIGH-LOWS↓への尊敬が見えて純粋にすごいのだ。
そして菅田将暉の真っ直ぐ突き抜けるボーカルとR-指定のラップの相性がめちゃくちゃいい。とりあえずきいてほしい。
④「おいしいパスタがあると聞いて」 あいみょん
「あいみょんが新しいアルバム出す!」
という文言がニュースになる世の中になったことに少々驚きつつきいたこのアルバム。最近出た曲、昔ほど聴かなくなった変化に気づいていたから、自分の好みも変わったんかなとそれなりの期待。
多くの人が持ってるあいみょん像ってアコギの弾き語りであることに間違い無いと思うんだけど、実際は結構ストリングスが主役の曲があったりする。このアルバムでもけっこう如実に出ていて、それがいい味出している。
3曲目の「シガレット」が流れた瞬間に、うわっと声を出してしまった。彼女の声が、あまりに甘すぎて、かまってちゃんのめんどくさい女にしか聞こえないのだ。(私には)一曲目の気持ち良いほどのハリのある声と同一人物とは思えない。
彼女は声色一つで、"気持ち良いほど突き抜ける声"と"めんどくさい女の声"まで演じ分けられることが本当に恐ろしい。
ぜひ、「シガレット」を聴いて、苦虫を噛んだような顔になって欲しい。
⑤「White White」XIIX
楽しみにしていなかったわけでは無かったけど、結局ユニゾンよりは好きになれないだろうなという感じのメンタルで初聴した気がする。比べる対象では無かったなとすぐ感じたし、めちゃくちゃ良かった。
斎藤宏介の腹の底にどんなものが漂っているのかの鱗片が垣間見えて、でもサウンド面のキャッチーさでシティポップのような雰囲気になっていて素敵だった。全部でも短いので、軽い気持ちで聴けるのがいいね。
「ilaksa」の間奏のギターソロがすごい好き。
ドラマかCMタイアップとかのきっかけがあれば一気に流行りそう。
みんな好きそうな音楽じゃんって思ったので聞いてください。
⑥「From DROPOUT」秋山黄色
Youtubeの広告で、かなり前に見てとてもかっこいいと思った彼がいつの間にかメジャーデビューしていて、例の一発撮り動画に出ていてびっくりして聴いた、「モノローグ」があまりに私の好きな強いメロディの曲で笑ってしまった。
このアルバムはどこまで行っても「ロック」だ。ロックバンドだけがロックを体現するのではないと世間に叩きつける。ギターがうるさく鳴っていて、世界的にはロックなんて流行らないけどそんなのは関係ないのだと。
それからは、このアルバムを聴いて、全部の曲がメロディ強いし、歌詞も意味わかんないし、私のドンピシャついてくる曲ばっかりなアルバムですっかりハマった。とても良いです。
最近でた「サーチライト」もドラマのタイアップついてるみたいだし、とても良いので聴いてください!
⑦「strobo」 Vaundy
「東京フラッシュ」をどこかで聞いてからなんとなく引っかかってはいたが、特に聞かずに過ごしていたことをめちゃくちゃに後悔した。おどれる音楽を突き詰めて、色々な形で差し出してきたみたい。
特に、「life hack」が好きで、"愛とかノンフィクション"という歌詞のはまりがとてもいい。途中に、男女が電話で話す会話音が挿入されているのだが、こういうの毛嫌いする私でもこれに関しては自然で受け入れられた。
ジャンル的にはシティポップ?なんだと思う。チル系。まだ、デビュー盤しか聴いてないからこれからどんな風になっていくのか楽しみ。
⑧「ユースレスマシン」ハンブレッダーズ
ハンブレの特徴は、やっぱり一回聴いただけで覚えられるメロディと、歌詞が入ってきやすいことだと思う。メンバーが自分たちの音楽を"歌もの"と表現している通り。
実際、表題の「ユースレスマシン」を私が家で流して数回聴いただけで、兄が口ずさんでいた。今でもたまに聴いてるらしい。
私が1番好きなのが二曲目の「見開きページ」で、一曲目からの繋ぎが完璧。言葉遊びの真骨頂みたいな歌詞で、歌詞カードをみるとにやつく。
私の印象としては、このアルバムは割とチル系の曲が多いなと思った。もう少しガンガンの曲あってもいいのに〜と思ったので、次のシングルに期待。
⑨「Djesse Vol.3」ジェイコブ・コリアー
音楽聴くの楽し〜ってなるちょ〜楽しいアルバム。
部屋だろうと河川敷だろうと大きい道路だろうと、両手いっぱい広げて踊りたくなっちゃう。サウンド面もいろんな音入っててほんとにすごい。この人のことよく知らなくてもめちゃくちゃ楽しくなれる(私もそこまで知らない。)。
洋楽って何言ってるかわかんないから聴かないって人も多いと思うんだけど、わかんなくても楽しいので聴いてみて〜。
⑩「Future Nostalgia」 Dua Lipa
このアルバムに関しては、ただ好き。全然、彼女の生い立ちとか、どれくらい評価されてる(今年のグラミー賞ノミネートされてるらしい)とか全然知らないけど、とても好き。
この文章書くに当たって、歌詞の日本語訳調べようかと思ったんだけど、なんか野暮だからやめちゃった。でも楽しくて、聴いちゃう。
「Good In Bed」の星野源リミックスもとても良かったので、原曲と共にどうぞ。
まとめ
なんか最後雑になっちゃったけど、とりあえずこの10枚、全部じゃなくていいから、気になったやつ聞いてみて欲しいです!ありがとうございました!