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ホテル隔離はしんどいね。@APAホテル


こんにちは、Umiです。

刑務所に入るような人生だけは絶対に避けようと強くおもったホテル隔離について語りたいと思います。

私個人の感想であり、
私がコロナに罹患したのがそもそも悪いのであり、
ホテル隔離の施設や仕組み自体、とても充実したものであったことは先にお伝えしたいと思います。
ホテル隔離できず家での療養は厳しかったと思っているのでとても有り難かったです…。感謝。

感染者数が増える中、ホテル隔離がそもそも難しいなんて話も聞きます。
これからホテル隔離が増える方も多いでしょう。
どんな施設であるか紹介しつつ、最後に私がちょろっと辛かった話を書こうかなと思っています。

家からホテルへ

家からホテルのエントランスに入るまで、タクシーがお迎えに来てくれます。

意外と風力強めです、強い意志を感じる


写真の通り、「絶対に!!!!ドライバーさんに空気がいくようなことはさせん!!!」とばかりに私の右側から空気が噴射され、左側の窓が空いております。移してしまわないかという心配が1ミクロンもないほど安心設計です。

タクシーでホテルについて「はい降りてくださいね〜」とはいかないのがコロナ。他陽性者との接触を避けるためか、1人1人ホテルのエントランスに入っていくことになります。

ですので、ホテルについても暫くはタクシー待機になります。私はホテルの駐車場からエントランスに入れるまで30分弱かかっています。

悪寒の症状がある方はおそらくしんどいと思いますので、ここで体を温める方法を考えていった方がいいかなと。

エントランスに入ってからは血圧測定などがあり、なんだかんだで自分の部屋に入れたのは家を出発してから1時間半後。
そのくらい時間がかかると思って覚悟しておいた方がいいです。希望を持ちすぎるとちょっと心折れますからね。

ここで部屋の鍵とホテル利用、及びコロナ関連の資料がまとまった封筒が渡されますので、無くさないように!

ホテル自室到着&アメニティ紹介

自室に到着して5分ほどで、電話にて職員による施設内案内と看護師によるヒアリングが開始します。
・ホテル利用におけるルール(封筒内書類にほぼ同様の記載があります)
・コロナ発症日時や症状、現在の体調、服用中の薬の残数など
について聞いたり、話したりすることがあります。

この時点でびっくりしたことが1つ。
私は発熱症状がありカロナールを処方されていたのですが、2022年12月時点では
「カロナールの服用は基本的にしない。症状が辛く服用したい場合には検温の後、看護師に連絡を入れてから服用すること。」

がルールになっておりました。

発熱の症状が退所日の目安にもなっているのでしょう。
解熱系のお薬を処方されている方はこのルールをお忘れなく。

それでは部屋の中のアメニティを紹介しましょう。
私の部屋の場合に限りますので、あくまで参考程度でお願いいたします。

ドアから部屋に向かって。ハンガーは計4つ!
APAあるあるの黒いお花壁紙じゃない部屋でラッキー
1人で過ごす分には十分ですが筋トレとかは難しい広さ
左から
湯沸かしポット、紙コップ×3 、ティッシュ、メモ紙、リフレッシュスプレー
ベット側から見た景色ゴミ箱は
燃えるゴミ、燃えないゴミの2つあります
※ビン、カンは捨てられません自宅に持ち帰りです
左から
丈夫な紙コップ×5、ボディタオル、歯ブラシ&歯磨き粉
シャワーキャップ、ヘアゴム、コットン、ヘアブラシ
フェイスタオル(1枚のみ)
お風呂全体はこんな感じ
ボディソープなどは通常運転
手洗い用は洗浄力が強いので、
別で洗顔料持って行きました。
辛い時も推しと共に乗り越える



割といつものアパホテルと変わらない印象です。
ただリネン系は一度も交換されないので、フェイスタオルやバスタオルなど自分のお風呂習慣に合わせて準備をすべきだと思います。

準備した方がいいもの、いらなかったものも別記事でまとめますね。
それ以外のアメニティは食事提供場所で追加分をもらうことが可能です。これは知らなかった。


食事の提供について

唯一部屋から出ることを許される1時間。「いざ勝負ッ!」という気持ちになりますね。
ちなみにこの食事時間の時以外、エレベータの電源は落とされます。

1~10Fの方は1階の食事提供場所に取りに行きます。11F以上の方はフロアごとに食事やアメニティが用意されます。

私は前者だったので、長く外を歩けてハッピーでした。エレベーターと電子レンジは激混みになりますが。

1階に電子レンジが複数設置されていますが、1~10Fは各フロアに1つだけ電子レンジが置かれてたりします。
1階で複数あるレンジの列に並ぶか、フロアの電子レンジを狙うか、割と重要な選択でした。

というのも、この1時間で
①この時間にご飯を取りに行って
②ご飯をあっためて
③部屋でご飯を食べて
④ゴミを出したい人は再度部屋を出て捨てる
をやらなければならないッ!時間がないッ!!!!!!!!!


私はゴミをできる限り部屋に残したくない人間だったので、Time is Life感がすごかったです。
だからこそ②の温めには頭を使いました。笑

食事自体について

私はそもそも薄味好きなのですが、ホテルからの提供は味濃いめが多いです。
朝食が一番味付けがライトで大好きでした。
味覚障害の方もいらっしゃる可能性があるので濃いめなのかな…???

初めは「ワーイ、外食気分〜♪」と喜んでいましたが、2日目夜ご飯ぐらいから気持ち的には萎えてました。

あと、何故か歯磨きしても食事の味が口に残り続ける(気のせい?)のが地味にダメージを喰らいました。

薄味好きの皆さん、
味のうっすいものが恋しくなります。
いつも買っているもので、味が薄いもの、何か持っていくといいと思います。
私は思いつきませんが…。

飲み物については、水は必要分を確保、お茶は1日1本までというお願いが書かれていました。ちゃんと従いましょう。
水を取れるタイミングも食事提供の1時間以内です。

そして野菜生活さんのジュースやフルーツジュースも提供されたりします。必要に応じて取っていってください。
私個人的には野菜生活は飲み過ぎてしばらく要らないかな…と思うほどお世話になりました。

お部屋の清掃について

まず毎日清掃は入りません。
部屋の中ほぼ全て清掃されていますが、私の予想では唯一床の掃除はされていないと思います。カーペットに知らない髪の毛が多数ありましたので。

でも大丈夫!かつてズボンプレッサーが置かれていたであろう場所に、コロコロが置かれています。
共用なのでタイミングによりますが、気になる方はコロコロを借りて床を思う存分綺麗にしてください。

でもこれも取れるのは食事提供の1時間以内の時間だけです。
時間外になってしまったときには次の食事提供の時に戻しましょう。

私はもこもこスリッパを持参していったので、素足で床に触らないことにしました。
冬だったので寒いですしね。

Wifi

Wifiの提供はありますが、かなり遅いです。
テレビへのミラーリング可能とのことだったので、携帯でYouTubeのミラーリングを試みましたが…、無念ッ!
ずっとぐるぐるして終わりました。だめだぁ〜〜〜。
私はiPhone、iPad、MacBook Airを持っていったのですが、最もWifiの検知が良かったのはMacBook Air。圧勝。

iPhone12miniではLINE電話も音声の途切れが割とありました。なので基本的にホテル療養中はMacBook Airで大体をこなしました。
あとYouTube見るのに体調悪い中、手でずっと持ってるの辛いですからね。その点やはりPCには助けられました。

TV

地デジは基本見れて、BSはWorldNewsくらいしか見れなかった記憶が。
YouTubeに飽きたらほ〜んと思いながらかけたりしました。完全ラジオ感覚。

VODについては全て開放されていているので、無料で見れるのですが名作をいっぱい観れるぞ!という訳でもないので、
私はラインナップを見て何も惹かれるものはなかったです。(本当ごめんなさい〜)
好きな人は好きなのかも。

なので、TVとは無縁のかたはYouTubeやNetflix、Amazon Prime Video、Huluなど予めPCにアプリをダウンロードして持っていった方が楽です。
ログインぐらいの作業はWifi遅くてもできるので、そのくらいの準備で良いでしょう〜◎

コミュニケーション

基本的に他陽性者との会話は避けるような雰囲気。賑やかに話出そうものなら他の陽性者からひんやりとした目線が向けられてしまう感じです。
割とお喋りな私としては部屋にも1人でずっといるし、部屋を出れてそこに人がいてもコミュニケーションが取れないのはとっても寂しい気分でした。

お仕事されてる方ならMTGなどで人と話す機会があるので良いのかもしれないですが、ちょうど休職中だった私としては話し相手はみんなお仕事してるので(当たり前よね)、日中は寂しかったです。

寂し過ぎて、夫に食レポ動画を毎食送り続けてました、2分間ですごい量喋ってた、見返すと面白い。

夜になって家族が戻ってきてから実家に電話をかけ、夫にもかけ、土日は友達にもかける、と電話マシーンと化してました。
コミュニケーションについて発狂しながら書いた記事が以下のものになります。いや〜発狂してるね。


辛かったこと①

これは完全なる主観なので何も気にならない方もいるかと思います。
私の部屋は低層階かつ、窓がロの字の内側にしかなかったです。どういうことか分かりますか?

1日を通して日が差さないんです!!!!!!!!!!!暗い!!!!!!!
セロトニンとビタミンDは生成できない!!!!!!!


これは由々しき事態でした。窓自体は少し開けられたので、外の匂いを少し嗅いで気を紛らわせられるけれども、
光がないので時計がなければ今何時かも分からなかったレベルだったな、と。

あと外の景色が反対側の部屋の人の窓しかないので、外でどんな風に社会が動いているのか見ることもできなかったのは辛かったです。
多分この他の社会生活がわからないというのが刑務所感を助長させたんだと思います。
本当に社会から隔絶された気分でした。

本当にこれから先悪いことして刑務所に入るなんてことになったら絶対に耐えられなくて頭おかしくなる気しかしないです。
他の方と一緒の部屋で過ごすのもそもそも苦手だし、終わった。
絶対悪いことしない、に王手をかけました。
私はルールを守って生きていくッ…!
罪人にはならないッ…!!!!!

高層階は確か外が見れるので、高層階になることを祈りましょう、アーメン。
もしくはロの字の外側の部屋。私、ここだけはアンラッキーでしたね。

辛かったこと②

体調も良くなってきて意識がはっきりとしてきたが故に①のストレスを認知し、発狂し始めたあたりの夜に容態が悪くなった方がいらっしゃいました。
0時ごろだったかな?

看護師さんの意識レベル確認のための声掛け、
医師到着時の医師からの声掛け、
救急隊(?)の方々が色々と準備する音。


ストレスで寝つきが悪い状況で、この音だけが2時間ほど続いた時、生命の危機を感じるほどの恐怖と不安に駆られました。
怖過ぎて夫に即座に電話をかけ、夫も電話越しに聞こえる音で恐怖を感じているようでした。

「コロナが原因でいきなり自分の容態が変化するかも」という恐怖が自分を支配していく感じ。

事が落ち着くまでの2時間、とても恐怖という強いストレスに置かれたのは辛かったです。
次の日の昼くらいまで心のざわざわは止まりませんでした。

本当に辛かったのは容態が悪くなった方なんですけどね。
ホテル療養だから周りで起こり得た事態だったし、
ホテル療養だから悪化してもすぐに対応してもらえた訳で。

ホテル療養だから、軽症だから何も起こらないという訳ではないんです。
看護師さんがいるのがとても心強いと毎日思っていましたが、看護師さんがいるのは急変したときに本当に心強いです。

最後に

総じてホテル療養は家族がいる身としては大変心強く、ありがたいものでした。
色々と準備されていて、食事も自分で用意しなくていいので本当に体力がないときにありがたかったです。

でもホテル療養だから起こり得ることも分かった上で、みなさんいろんな対策を考えて入所いただければと思います◎
また持っていったほうがいいアイテムについてはまとめたいと思います〜!

この記事を読んでいらっしゃるコロナ罹患者のみなさん、早く良くなりますように!!!

Umi

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