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私のルーツを辿る、内側の旅③

こんにちはこんばんはおはようございます。
ハーブを育てることで心の充足を日々感じるUMIです。内側の旅シリーズ3回目です。これまで、私がハーブに興味を持つきっかけや、ガーデニングショップでの修行について綴ってきました。

アロマテラピーによる心の変化の不思議さに魅了され、実際の植物の育成に興味を持ち、ガーデニングショップで働き始めた私。植物育成無知識人間のど素人にはわからないことだらけです。

そりゃ難しいぜ、水やり3年!

ガーデニングをする人みんなが悩むこと、そうです。水やりです。
「乾いたらたっぷりやる」が基本ですが、
雨が降る日の曇りの朝、降るんだか降らないんだかわからない日の朝、
前日の雨で少し湿っている朝、曇り続きの朝。
そんな時、大体のポットは軽く湿っていますが、中には水分が大好きな子もいたりして、その子だけカラッカラ!なんてことも。軽く湿っているけど水が大好きな成長期の植物には、萎れない程度に水を与えたり、乾いてるポットにはたっぷりあげたり。
小さなショップではありましたが、植物の植えられたポットの数はかなりたくさんありましたし、樹木やバラなどもありましたから、ひとつひとつ確認したり考えながらの水やりはとっても時間がかかります。1時間以上かかるのが当たり前です。

お庭の水やりエトセトラ

水やりのことで思い出すのは、お客さまとの会話で驚かれたことがあります。
そのお客様はお花が大好きだそうで、「お庭に花を植えて可愛がるんだけど、どうしてもいつも枯れてしまう……。だから私にはお花は向いてないんだわ。」と、悲しそうに話していました。お庭に植えていて花が枯れるのにはいろいろな理由があるので、お客さまにどんなふうに育てていたのか話を聞いてみました。例えば、除草剤をまいてないか、春にお庭の掃除を丁寧にしていることはないか、植え付けるときに根っこを傷つけた可能性は?などなど。そして、お水はあげていましたか?と、質問すると、「ちゃんと毎日あげてたよ」とおっしゃるのです。「それだ!」ようやく合点がいきました。

庭に植えた草花は、よっぽどの日照り続きや雨不足でない限り、植え付け時以降の水やりは不要なのです。植木鉢の中では限られた水分しかないので、水やりの必要がありますが、庭の土の中には、根を伸ばせば水分がどこかにいるのです。水を求めて自ら根を伸ばし、丈夫に育っていくのです。ところが、毎日お水をあげて優しく育ててしまうと、根を伸ばす必要もなくなり、十分すぎるご飯を食べて、逆に貧弱になってしまうのです。根腐れしてしまったり、虫や病気がつきやすくなってしまうんですね。

そのことをお話しすると、今まで知らないで、良かれと思ってやていた、とのこと。
これからは、私の庭でも植物が育ちそうだわ!と、嬉しそうに苗を買っていかれたその姿を、今でも覚えています。長年ガーデニングを楽しんでいらっしゃる方の中にも、「え!?そうだったの?」と思うことがたくさんあるようです。なのでお客さまが花の育成で悩んでると話をしてくださるときには、当たり前の感覚を捨てて、まっさらな頭でうかがうようにしています。

やまない質問の雨!

ガーデニングショップで仕事をする中で、宿根草に対する質問がとても多いです。
これはどんな花が咲くの?いつ頃どれくらいの量がどれくらいの期間咲くの?
草丈は?増えるの?お日様の当たらない庭でも大丈夫?どこに植えたらいいかしら。
なんかおすすめない?なんか面白いのない?などなど。素人だし!お庭ないし!わかりませーん!(お客さまにはそんなこと関係ありません!)

ガーデニングって奥が深いですよね〜。いろんな質問をいただき、オーナーに質問したり調べたりするうちに、大まかなことはなんとなくわかるようになりました。ただ、やはり実際に育てたり、自分の庭で一から庭づくりをしたり、植栽のデザインをしたり、一年のサイクルを過ごしたりする中でしか得られない知識や経験に勝るものはないですよね。小さなベランダしかない私は、庭が欲しい庭が欲しい、あれもこれも育てたいし剪定もしたいしもっと理解したいー!と、悶々としていました笑。当初の目的は、ハーブを育てるために植物の育てかたを知る!でしたが、イングリッシュガーデンが専門のガーデニングショップに勤めたので、そちらの知識を吸収せざるを得ないんですよね。大きな入り口は一緒でも、奥へ進むと専門性が高まって道が分かれていきます。ここが私の悩みと苦悩の分岐点でした。

ど素人からビギナーへ

植物育成無知識人間だった私も、花の寄せ植えをしたり、ハーブ苗を育てられるようになりました。初めて育てたのは、ミントとワイルドストロベリー、イブキジャコウソウでした。どれも丈夫で育てやすく、初心者でも安心です。
北海道のガーデニングはお盆が過ぎたらお客様の数は激減し、秋のビオラと球根、短い期間の葉牡丹を楽しんで11月後半から12月には冬囲いです。この頃には寒くて庭仕事どころでありませんので、収穫物で楽しみます。人生初の、ドライフラワーのリース作りを楽しみました。

こうしてなんとか一年間の修行を終えて、冬籠の期間に入り、新しいガーデンライフがやってくるのを待つのです。私はとにかく体力が大事!と感じたので、家でできる運動や、ヨガをしていました。忙しい時ほど、ヨガをしたくなります。
一年間の全てがはじめてだらけでとても充実していました。刺激のある日々、成長を感じられるビギナー、楽しかったなぁ。

それでは次回は2年目のお話をしましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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UMI

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