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ささやかで鮮やかな日常、ソールライターの写真展

危ない、もうすぐ1週間が終わってしまう。2週目にして日記をサボってしまうところでした。ギリギリセーフ。

と言っても今週は、コロナにかかってしまいほとんどお家から出ず、ひたすらに療養の日々でした。(なので、先週の日記は療養中に書いてました)

強いていえば、誕生日を迎えました。その翌日に体調を崩して、そしてそのまた翌日、結果は陽性。

コロナが世間を賑わしてから早3年。ここまで罹患することなくきたのに、このタイミングでかかってしまうとは…。

誕生日だ、わーい!なんていう浮かれた気持ちはなく、発熱と喉の痛みと咳との闘いでした。

ナンテコッタ…。

そんな誕生日の日は、OLたるもの仕事をしていたのですが、帰りがけにソールライター展に寄って来ました。

誕生日だし、好きなもの観に行こう!とこの時だけは少し浮かれてました。翌日からのことは…いったん忘れましょう。

平日の閉館1時間前だったこともあり、混んでいる様子はなく、鑑賞者の方が思いおもいのペースで観ていました。

最近、混雑している展覧会ばかり行っていたのでのんびり観られてとても嬉しかったです。

ソールライターのことは、たまたまテレビで特集されていたのを見て知った程度だったのですが、戦後のファッション誌の雰囲気が好きなので惹かれるものがありました。

戦後の海外のファッション誌のあのお洒落さってなんでしょうね。一般人では着られてしまうような洋服をさっと着こなしてしまう圧倒的な美しさのモデルさんたち…。

ファッションというよりアートに近い構図の写真たちに胸が踊ります。

ファッション誌を飾った写真たちも日常的に撮影された写真たちも美しい色の写真が多くて、ソールライターが見ていた景色はどんなに鮮やかだったのだろうか、なんて思ってしまいました。

日常的に撮影された写真は、本当に不意に撮影されたような瞬間の切り取りのようでまるで絵画のように計算されたような構図にも思えて、それもまた美しかったです。

ポスターやマグネットをたくさん買って、ほくほくとした気持ちで帰宅しました。…ついでにコロナもお持ち帰りしてしまいましたが。

学生時代はよく写真を撮ったりしていたのですが、社会人になってからどんどん写真を撮らなくなってしまいました。久しぶりに写真撮りたいなぁ。

社会人になって、忙しいから、とかなんだか色々な理由を付けて色んなものから遠ざかってしまっていたな、と。

大人になるって良いようで、寂しい。

学生の頃みたいな自由な発想も、なんでもできるような無敵な気持ちもどんどん心の奥の底の方にいってしまって、そのうえにどんどん現実がのしかかってくる。

現実逃避は結構してる方だと思うけど、でも昔みたいに何かを 創り出そう という気持ちが欠けていってしまっているのが悲しい。

ソールライターは、ずっと日常の中を切り取り続けて、没後もこうして自分の日常がアートとして人に見られ、何かを与えている。

私の言ってしまえば平凡なこの日常も、写真におさめたら少しは何かになるだろうか。


…ああ!文章を書いてるうちに日付けを超えてしまった。

ギリギリアウト。

ではまた、今週末🙋🏻‍♀️

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