理系就活生に伝えたい5つの話。
はじめに
この記事では、これから理系就活をする方々に向けて伝えたいことを5つピックアップして紹介していきたいと思います。少しでも就活で悩んでいたりする人の参考になれば幸いです。
自己紹介
学校:慶應義塾大学 大学院 理工学研究科。
就職先:外資系コンサルティングファーム。
職種:データサイエンティスト。
ビジョン:障がいのない社会を作る。
研究:リハビリテーション神経科学。
Twitter:https://twitter.com/umi_mori_jp
前置き
まず、今日の話の前提として、別れ道について話します。
シンプルなことですが、僕自身は僕自身の人生しか歩んできませんでした。そのため、例えば「大学院進学」の道は見てきましたが、「学部就職」の道がどのような道かは知りません。
また、世の中には多様な考え方がある上、一人一人の背景も異なります。
そのため、今日の話は私個人の意見として参考にして、聞いてください。
1. 思考編:センターピンを狙った思考をする。
まず一つ目の話は、「センターピンを狙った思考」です。
これは、理系の職種において、特に大切な思考法です。
外れたピンを狙うとどれだけ正確に当てられても低得点です。
しかし、中心のピンを狙うと少し外れても高得点が期待できます。
一見、当然に思えるかもしれませんが、ここで大事なのは、「どこを狙うべきか?」をしっかりと定めさえすれば、物事はどんなことでもある程度うまくいくということです。
では、この思考をするためには、どのような思考をすればいいでしょうか?
私の経験としては、次の3つの思考ができるようになるとセンターピンを狙えるようになると考えています。
「論理的思考、批判的思考、俯瞰的思考」の3つです。
例えば、「データ分析」をするときは、自分で「論理的に」ロジックを組み立てられるだけではなく、出てきた結果「批判的に」捉えて正しい解釈と判断をする必要もあります。また、今取り組んでいる手法が妥当か最善かその状況時々に応じて「俯瞰的に」見る必要もあります。
しかし、これは非常に難しいです。私もまだまだ学びを深めている道半ばですが、「トレーニングを重ねるとレベルアップしていく」ことは間違いありません。そのため、仕事(バイトなど)で働いている時、研究している時、歩いている時など様々なタイミングで、深く思考の練習を意識して、日常的に育んでいくことが大切だと考えています。
2. 行動編:粘り強く挑戦を続ける。
二つ目に、理系職種において、どれだけ粘り強くトライ&エラーを繰り返してきたかが自分の魅力を伝える上で重要だと私が考えています。
そのためには、失敗してもいいし、スモールスタートでもいいので、「まずはやってみる」。そして、例え少し失敗したとしても「まずは諦めず、続けてみる」。それでも上手くいかなければ、「俯瞰してより良いアプローチを模索してみる」。最後に、うまく成功したときは、その結果を「誰でも見える形でデプロイしみる」。
これをしっかりとできている人は必ず人生で勝つ私は考えています。
3. 感情編:自分の感情を大切に受け止める。
3つ目に、「自分の感情を大切に受け止める」ことが大切な話をします。ぜひ最近あった「嬉しいこと、悲しいこと、楽しかったこと」を想像してみてください。常日頃から、論理的に思考を重ねている人ほど、意外と思い浮かばないと思います。
しかし、そうすると「自分が何をしたいのか?」わからなくなってきます。そして、「自分の言動により、他の人がどういう感情を抱くか?」もわからなくなってしまいます。
そのため、「自分の素直な感情にアンテナを張り、その感情をぜひ大切に受け止めてあげましょう。」
私が学部就職ではなく、大学院進学を選んだ理由は、半分論理で、半分感情です。
論理の面では、学生として自由に学べる時間の貴重さに気付いたからです。誰にも縛られることなく、好きなことを探索的に学べる上に、社会人の方々はみんな学生に優しいということに気付いたため、学部就職するのは機会損失であると考えました。一方で、感情の面では、研究室の先輩たちを見て、純粋に「大学院や研究が楽しそう」と感じたため、大学院進学を選んだ節もあります。
4. セルフマネジメントが人生成功の要
そして、先程の「思考 / 行動 / 感情」をより安定的かつ効率的にハックするためには、セルフマネジメントが不可欠です。例え、社会人であろうと、就活生であろうと、セルフマネジメントが全てのパフォーマンスの基盤になっていると私は考えています。
ここは人生で勝つための「要」です!
自分のコントロール感は、全てのおいてポジティブな作用を引き起こし、本当に人生を豊かにします。健康的な食事をして、適度に運動して、しっかりと睡眠をとる。この3つをしっかりと抑える習慣からまずは始めることをお勧めします😊
また「心に余裕を持つ」こともここでは非常に重要です。余裕があると「論理的 / 批判的 / 俯瞰的思考」ができ、正しい判断をしやすくなります。
5. カコトークよりもミライトークをする。
最後に、伝えたいメッセージは、過去トークよりも未来トークを軸として伝えた方が自分を魅力的に発信できるという話です。
人に自己紹介をするとき「過去に何をしてきたか?」や「今何をしているか?」という話をする人が非常に多い気がします。しかし、私個人の考えとしては「これから何を成し遂げたいか?」そして「なぜそれを成し遂げたいのか?」の方が相手を知る上で重要だと考えています。
そして、その将来の展望を「本気で考えている根拠」として過去から現在にかけての行動の根拠を話せば、説得力を持って、伝えることができます。
ぜひこの点は「就活における面談」および「これから先の人生における自分のプレゼン」において、意識してみてください。
最後に
いかがだったでしょうか?
就活はものすごく苦悩が多い体験かもしれませんが、捉え方によっては「自己理解」や「社会の理解」ができる非常に絶好機会と捉えることができるかと思います。
最後に、デンマークの哲学者の言葉を紹介したいと思います。
目の前のことを解決しないといけないと苦悩するのではなく、「自分の人生」を「味わうべき神秘」として捉えて、楽しく悩むと、非常に人生が楽しく笑顔になれます。
最後まで、読んでくださり、ありがとうございます!
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