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『高田馬場アンダーグラウンド』~高田馬場散策。


昨日、一冊の本に誘われて高田馬場界隈を歩いてきました。

それが先週読んだ一冊の本です。


昨日はとても忙しかったのです。ところが夫にお昼だけでもと誘われ、つい出かけてしまったのでした。

途中、読んだ本の話しになると、じゃあ高田馬場でおいしいものでもご馳走しようということになり、食べ物に釣られてフラフラと。


よかったら、ご一緒に高田馬場の街散策をお楽しみくださいね。

こちらが駅前のビッグボックス。この建物は1970年代には既にあったとか。今も変わらず若者が集う場のようです。

帰りにとった一枚。


途中、地名チェック。

本には、そもそも駅周辺は高田馬場という地名ではなかったと書かれています。確かに高田馬場の地名はないような…

で、ここまで来たのなら早稲田大学へ行こうとそのまま大学へ。なにしろこの本の大半が大学の話しなのです。

それから大隈庭園前のホテルでランチをご馳走になり、緑が広がる大隈庭園へ。

庭園の奥に見える向かって右側が大隈講堂


そして構内で、体育会に属す運動部の新人学生たちのパレードとすれ違います。

プラカードを手にした応援団、チアガール、ブラスバンド?、合気道と学生さんが続きます。なるほど考えてみるとまだ5月だったのですね。

それにしても構内は人が多く、学生だけでなく、犬の散歩の人ともすれ違います。


そこから気になっていた村上春樹ライブラリへ。 

いつもは時間制限があるようですが、たまたま自由に出入りできる期間で、館内をゆっくり回れました。

寄付をしたのがユニクロの柳井さんで、建築は世界の隈研吾さん。

地下ではジャズの生演奏がありました。

それを聴きながら、少しだけこのチェアで居眠り。


それから、早稲田大学演劇博物館へも足を伸ばします。

佐藤信さんの展示がありました。


舞台で功績のある方のようですが、残念ながらわたしは佐藤信さんのことは知らず汗



構内は緑が濃く広々としていて、実にキャンパスらしいキャンパス。

この本には1970年代に早稲田には革マル派の本拠地があったと書かれています。筆者は目の前で鉄パイプ殴打事件を目撃したとありました。ちょっと地下っぽいこの辺りがそうだったのかなと…通り過ぎました。


それから大学を出ると古本屋さんが。

そこでこちらの本を購入。

これは『ワイル・ドスワン』を書かれたユン・チアンさんの一冊。

なんと55円。


もうそろそろ駅かなと思っていると、なんと早稲田通りに早稲田松竹が。

こちらは以前、女優の室井滋さんが大学ではなく松竹に通っていたといわれていた映画館。

中はレトロで、チケットは手売りの現金のみ。

料金は大人1300円、学生1100円、シニア900円、ラスト一本800円。

50歳以上の夫婦はどちらかが証明書を見せると2人で2000円。

さらに一枚チケットを買うと次の映画も観れるというおまけつき。

時間は気にはなったものの、迷いに迷ってフィンランドのボクサーの実話『オリ・マ来の人生で最も幸せな日』を観てしまいます。

あれほど安いというのに椅子の座り心地がいい。

一つ残念だったのは、後ろの席で字幕が読みにくかったこと。近頃の視力低下には泣かされています。次にここ映画を観る時には前の席で観ることにします。

それにしても味わい深い映画でした。エンドロールが流れてるのに誰も席を立たない。こんな映画館は初めてでした。

と、ランチだけのつもりが、結局昨日は家に帰りついたのが夜の8時過ぎ。無謀な一日を過ごしてしまいました。

夜はもちろん大慌て。

眠い目をこすりながらの作業でほとんど進まず。

それでも後悔はありません。

高田馬場はなんとも面白い大学の街でした。

※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

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