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パソコンの位置を変えてみた。『からだ地図リセット』
体調がすぐれない時はちょっとしたシグナルが送られていると思っている。
花粉症は、まあ、仕方ない。
としても、今年はかなり疲労が溜まっているような気がしている。このままでは遠くまで行けそうもない。だから、これは見直しの時期なのかも、と思っていた。
そんな時に出会ったのが作業療法士さんが書かれた姿勢に関する本だった。
直ぐに購入した。
「何が書いてあるのだろう」と思いめくっていくと、姿勢に関連して、パソコンの位置についての注意点が書かれていた。
これは目から鱗だった。
肩と首がカチカチですねと、よくご近所の整体の先生に言われていた。
で、本に描かれているイラストを目にしてピンときた!
あ!まずいと。
わたしは以前ネットで目にした記事で、どうやらよくないパソコンの置き方を真似してしまっていたらしい。
その記事にアップされていたのが、自分の両肘を置くための黒いスマートなクッションだった。
なるほど腕は重い。このクッションで腕を支えれば楽なんだなと思い真似した。
確かに楽だ。
ただし、それを置くには机を大きなサイズに買い替えなくてはならなかった。モニターを置いて、その前にパソコンを置き、さらに自分の腕まで机の上に置ける広さが必要なのだ。
そうして約一年半過ごしてきた。
ところが肩と首がガチガチですよと言われる。
ところが、その本には、モニターは目の高さ、パソコンは机のギリギリの手前、肘は椅子の肘掛けに置くといいと書かれている。
これなら首に負担がかからないと。
なるほど。
なんて勘違いなのだろう。
やはりご専門の方に聞くのがいい。
この本を購入したのは、筆者が作業療法士さんだったから。
今、母は理学療法士さんに体のケアをしていただいている。
両者の違いはきっと大きいのかもしれないけれど、一つ共通するのはケガや病気で動かしにくくなった体をメンテナンスされるご職業だということ。
この本の筆者も脳梗塞などで動かなくなった体などのサポートやメンテナンスをされてこられている。
だからなのだろう。説明が実にわかりやすい。
母はほんの少し歩いただけで、きていただいている理学療法士の先生に瞬時に不具合のある場所を見つけていただいている。
今では曲げられなくなっていた膝を折ることができるし、ゆっくりと歩くこともできる。
というわけで、パソコンの置き場を変えてみた。椅子の高さも下げて、足が床にピッタリつくようになった。
これだけでなんだか世界が変わったような気がする。
体調が優れない時は、きっと何かのサインだと思っている。
参考図書
『からだ地図リセット』小幡茂人2024三笠書房
※最後までお読みくださりありがとうございました。
※スタエフでも話しています。