見出し画像

「おっちゃん」を使いこなす娘たち

 「おじちゃん」ではありません。
おっちゃんって北海道弁があるのです。今日は、北海道弁のお話です。


北海道弁「おっちゃん」

 娘たちが幼稚園に通うようになってから、わたしにとって一番衝撃だった変化は、彼女たちが北海道弁を使うようになったことです。長女は、次女に絵本を読んであげるとき、「ここにおっちゃんしてね」と指示しています。初めて聞いたときはそれはもう衝撃でした。っな、ナチュラル北海道弁!
 おっちゃん、とは「座る」ことを意味します。よく子育てサロンで先輩ママたちから「もうおっちゃんこできるのね~」なんて言われたことがありました。当時、北海道歴の浅かったわたしは完全に「???」状態でしたが、のちにそれが北海道弁であることを知りました。
 自分に馴染みのない言葉を娘たちが話すようになった時の衝撃といったら。(昨日のおうち英語の続きではないですけど(笑))まるでバイリンガルを育てている気分。ちなみに旦那は北海道生まれ北海道育ちなのですが、彼から「おっちゃん」を聞いたことはありませんでした。

手袋は〇〇!?

 みなさんは手袋を手にはめるときは、手袋を〇〇←どんな言葉を使いますか?わたしは手袋は「つける」ものとして育ってきました。まあ、そんなに(今ほど)日常的に手袋をつけることはなかったですけどね。これ、北海道弁では「手袋をはく」っていうんです。娘たちも、当然のように「はく」を使っています。つける歴の長いわたしは思わず「早く手袋つけなさーい」なんて朝の支度中に声かけしてしまうんですけど。一瞬「ん?はきなさいっていうべきか?」なんて悩むことも(笑)まあ、どっちでもいいか(笑)

「~かい?」もよく使う

 これは次女がおままごと中によく使うんです。赤ちゃん役のお人形たちに(次女がよくやるのは保育園ごっこ)「寒いかい?」「お腹すいたのかい?」「楽しいかい?」こうして文字に起こすとなんだかおばあちゃんみたいですけど、小さい子が使う「かい?」は本当にかわいいんです。これ、ちょっと強面の大人に使われてもキュンとします(笑)ギャップ萌えです(笑)

「したっけ」/「しょや」

 わたしが高校生のとき、北海道出身の友達がいて、彼がよくメールの最後に「したっけね!」と付けていました。もちろん当時は全く理解できてはいなかったですけど。わたしの周りにいる人はそんなに使わない気がするのですが、旦那は仕事中も友達との会話の中でも、よく聞くそうです。したっけと同じくらいわたしがあまり聞かないのが「しょや」。わたしの周りでは、一人しか使ってません(笑)その人はすべての語尾に「しょや」をつけるんですけど(笑)そういう話方のクセなのだと思います。ちなみに、我が家の娘たちからもしたっけ/しょはまだ聞いたことがありません。

結局、語尾につける「~さ」「しょ」が一番聞く

 これは、娘たちが使っている北海道弁ではないのですが、わたしが北海道に住むようになってから一番耳にする北海道弁は(語尾につける)「~さ」/ 「~しょ」です。特別変わった方言のようには聞こえないですが、「今日朝のバス遅れた」「でも電車は遅れてなかったしょ?」みたな感じで、みんな語尾に使ってます。

 こどもが生まれるまで、そこまで意識してこなかった北海道弁。イントネーションも標準語に近いですし、少なくともわたしの主人は北海道育ちでありながらそこまで目立った北海道弁を使うことはないんです。(おささる、とか、ぶたじる(豚汁)とか、時たま北海道を感じることも。)こうしてこどもが生まれて、彼女たちが使うようになって初めて気づいたのは、

 北海道弁って可愛い。ってこと。娘たちが使っているから、ではなくて、どんな人がどんなシチュエーションで使っても、何となくほっこりする、それが北海道弁なんです。ナチュラル北海道弁が使える娘たち、羨ましい。そのうちわたしからも自然に北海道弁が出てくるようになるものなのでしょうか…

 さて今日は少し短いですが、「娘たちの使う北海道弁」をテーマに記事にしてみました。最後までお読みいただきありがとうございました。

したっけね!
umi


いいなと思ったら応援しよう!