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3年続けたゆるゆる「おうち英語」の今(前編)
おうち英語ってなに?
長女が生まれたころからよくSNSで見かけていた「おうち英語」。わたし自身、英語というツールに人生を豊かにしてもらってきた身なので、興味がないわけではありませんでした。ただ、なんとなーーーく、ママパパがすごーーーーく頑張らないといけないのではないかなあ…なんて感じていて、中々本格的には手を出せずにいました。例えばテレビをすべて英語で流すとか、一日中(英語に限らず)日本語以外の言語を流し続けておく、とか。おうち英語にも色々やり方がありますよね。今だから思うのは、おそらくおうち英語に、完璧に第二言語を習得できる正しい「やり方」は存在しないんです。実際、我が家の姉妹も、同じような環境でおうち英語を実践してきたにも関わらず、身についている英語力にずいぶんと差があるな、と感じています。
あ、わたしは言語学の専門家ではないので、あくまでおうち英語素人の取り組んだ「体験談」の一つとして読んでくださいね。
「おうち英語」に消極的だった理由
まず一つ目の理由は、冒頭に記した通り「すごく大変そう」だったから。一日中英語かけ流し…日本語聞きたーい!ってならないかなあ…(わたしが)、とか、子供が「英語嫌だ」と言い始めたらどうしよう、わたしのせいで英語が嫌いになってしまったらどうしよう、とか。私自身は高校時代に2度の短期留学を経験し、大学時代は外国人留学生がたくさんいる中で学んできたので、異文化の人々と言葉をツールにコミュニケーションをとることの楽しさは身に染みて感じてきました。この人生の喜びを、わたしが奪ってしまったらどうしよう…(今思えばかなり壮大な妄想…)
もう一つの理由は、日本語をしっかり身につけるにも大切な時期だということを知っていたから。こどもの耳が完成するのは3歳まで、とよく聞きますよね。実際にその通りなら少なくとも耳だけでもなるべく早く英語に慣れさせた方がよいのでしょう。でも当時のわたしは、何の知識もないまま英語学習を始めても、今度は日本語が中途半端になってしまうのではないか、と考えました。以前、「小中学校時代を海外で過ごし、その後帰国して日本の高校に進学した」ものの、日本語に触れていたのは幼少期だけだったので漢字の読み書きが出来ず勉強についていくのに苦労した、という日本人に出会ったことがあります。それでも日本で生きていくには、英語を話せるだけで十分なアドバンテージになっているでしょうが、その時わたしは完璧なバイリンガルになるには、すごく頑張らないといけないんだ、と思ったのです。目の前の離乳食づくりやおむつ替えなどの育児だけで精一杯だった当時のわたし。今は日本人として、一番最初に発する言葉は「ママっ…!」となるように仕向けて行くことに専念することにしました。(mamaは英語だけれでも(笑))(papaは「パパだぞ~、パパっていうんだぞ~」って話しかけ続けていたけど、結局一番最初に発した言葉は「ワンワン」だった)
つまり、まずは日本人として、第一言語としての日本語をしっかり話せる子に育てよう、と決意したのです。
長女0歳~3歳
そんなわけで長女が3歳までの時期は何もしていません。その代わり、長女にはこの時期、たくさん絵本を読み聞かせしました。今でも絵本大好きの長女ですが、この時期は大好きな絵本は繰り返し何度も読み、3歳になる前には、持っている絵本の大半は暗唱できるようになっていました。(まだ文字は読めませんでした)こどもが絵本を暗唱する話はよく耳にしますよね。だから我が子が特別というわけではないと思うのですが、「まあちゃんのすてきなエプロン」(たかどのほうこさん著)を、お風呂場でおもむろに暗唱し始めたときは、「うちの子天才・・・!」なんて思いました(親バカ)。たかどのほうこさんの絵本は、どれもリズム感があって、言葉の選び方も独特で、当時の長女にはとても耳に残りやすく覚えやすかったのかもしれません。
絵本のお話、長女の日本語力のお話は、また別の記事でゆっくりさせてください!
長女4歳(年少)/次女2歳
さて。おうち英語はやらない、と決めていたわたしですが、この年に転機が訪れます。この頃はまだコロナ禍で親しい人と会うにもマスクが欠かせなかった時期。長女が赤ちゃんのときに友達だった家族に、久しぶりに家族ぐるみで会いにいくことになりました。そのお友達のパパは、カナダ人。自分の子どもたちとは基本的に英語で話します。
長女はここで初めて、自分の理解できない言語を話す人と出会いました。そして普段、日本語でやり取りしていた友達が、英語を話し始めたのです。当時の長女は帰ってきて、まずこう言いました。「わたしも英語しゃべりたい。」と。まずわたしは、長女があの人が話している言葉は「英語だ」と気付いたということに衝撃を受けました。そして英語を始めるならば今なのかもしれない、と思ったのです。
その日から長女は身の回りのものを「これ、英語でなんていうの?」と聞いてくるようになりました。わたしはできる限り応えていましたが、唐突にレベルの高い単語力を求められたりなんかしたときには、もちろん、すぐにググってました(笑)
そして数か月後のクリスマス、長女にプレゼントしたのがこちらです▼
(あれ?なんか当時買ったときと形が変わって横長になってる…でも中身は同じはず。)
このことば図鑑、本当におすすめです。今は4歳の次女が毎日夢中になってタッチしてます。先日は「brush my theeth」って言いながら歯磨きしてました。単語だけではなくて一日の生活の中で使えるちょっとした短文や会話文が載っていたりもするんです。中学生くらいまで使えそう。
それからこちらのCD付きの本も購入しました▼
この二つは主に「かけ流し用」です。どちらも英語を学ぶため、だけではなく、日本では馴染みないけれど、海外ではよく聞かれる童謡にも触れられるという意味では、音楽の世界も広げられているような気がします。音源データはわたしのスマホに入っていて、車の中でも家の中でも、子供たちが聞きたい!と言ったときにすぐにかけられるようにしています。少なくともクリスマスシーズンの我が家ではハッピークリスマスソングが毎年エンドレスにかかっています。おそらくほとんど意味は理解していませんが、頻繁に聞いているせいか、長女(6)も次女(4)もほとんどの曲を「英語で」歌えます。子どもの耳、おそるべし。
続きは後編へ
さてさて、ここまで我が家のゆるゆるおうち英語、何がきっかけで始まって、どんなことを最初にしたか、をまとめてみました。本当はこの記事にまとめてしまいたかったのですが、まだまだ長くなりそうなので前編と後編に分けさせていただきたいと思います!後編は、
◆長女5歳(年中)/次女3歳(年年少)
◆長女6歳(年長)/次女4歳(年少)←今ココ
◆つまりこんなことをモットーにしている
の3本でお送りしたいと思います。
#3でさっそく「北海道」から脱線してしまいました(笑)
(ということで、とってつけたように)
実は今、我が家はスキーに大ハマり中(主にわたしが)なのですが、今年は非常に雪が少なくて、今週末はスキーできなさそうです…昨日お話したソリ遊びも、公園の雪が融けてぐちゃぐちゃで、できていません。
でも今日幼稚園で外遊びしたらしい。そろそろスノーウェア泥だらけで帰ってくるのかな!?まだまだ暖かい日が続きそうで、嬉しいのやら寂しいのやら…
ここまで読んでくださってありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
umi