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「All is well and Take it easy」―自分が自分のままで、ここにいたいと思える世界に―まつだじゅんや


まつだじゅんや
Twitter@junyablog
自己実現教育者として、世界平和を目指す。旅するように生きる自由人。夢の美術館、平創校、アルバプロジェクトなど多岐に渡り活動中


世界中の人と友達になりたい

自己実現教育者として、様々な活動に取り組み、自分の夢を叶えるために奮闘中の23歳。

幼いころから両親と海外旅行に行く事も多く、旅先で友達をつくることに楽しさを感じていたと言います。

「一人っ子で遊び相手がいなかったので、現地で友達をつくるしかなかったんですよ。言葉が通じなくても、通じ合うものがあるんだという感覚がありました。」

中学校では、生徒会で国内の社会問題に向き合い
高校では、それを拡大し国際科で世界の問題について深めていったそうです。

世界中の人々とコミュニケーションをとる事、そして問題を解決して実行する楽しさを感じたじゅんやさん。

そんな彼がもつ夢、それは『世界平和』だと話します。

「僕が考える平和は、『人々が可能性を信じ、未来をつくっているという自信がもてている事。』だからこそ、明日を生きたいと思える。ここに居場所があると思える事が平和だと考えています。」

人は孤独だと死んでしまう生き物であるからこそ、自分のコミュニティを築く事は大切なのだと考えているそうです。

「具体的にどうあれば平和かというと、まず戦争がない事。一人ひとりが、自分の可能性を認識できている事。自分のビジョンのために、積み重ねている感覚がもてる事。そして、それを認められている事…。」

20歳の頃に言語化できた”平和”。

戦争という外的危機がない状態で、内的な心理的安全性が保たれている世界を目指し
今、自分ができる事をやろうと走り始めたのだと言います。


世界平和のために取り組む3つのプロジェクト

世界平和を目指すじゅんやさんが現在取り組んでいるのは、「夢の美術館」「平創校」「アルバプロジェクト」の3つ。


夢の美術館

夢の美術館は、人がもつその人の夢を集めて発信する場所との事。

夢の美術館とは、夢を集め、夢を作品として展示し、夢に感動できる美術館です。
夢を知り、夢を見て、夢を応援する。しかし、ある時から、その人もまた夢を追い始める力が湧く場所となる。

夢の美術館note

夢について書いた記事や、インタビュー動画を掲載し、
作品として楽しむのはもちろん
夢を共に叶える仲間を増やし、生きる活力にしてほしいという願いがあると言います。


平創校

『平和を探求しデザインし、実現する。ルールをつくって発信していこう』
という理念で、オンラインの学校を創立。

「平和を創造する学校、という思いで名付けたのですが、他の仲間からちょっと宗教っぽいからナンセンスでは?と言われています(笑)」

今の世の中に分断を感じているというじゅんやさん。

価値観が多様化している現代、自分と同じ価値観の人と出会う事が難しいと感じていると言います。
『価値観を繋ぐ場所』が必要だと思った事から、分断を繋ぐ存在で在り続けるというミッションを掲げスクールを創立に舵を切ったそうです。

「ここでは夢議論というイベントをやろうと思っています。『分断を繋ぐ場=繋がりを育む場として、議論力=価値感共有のためのコミュニケーション力を高めることができる教育要素』と『平創校の理念通り、議論の結果をルールとしてまとめていくルールメイクという政治要素』を取り入れて、議論によって価値観を深める場をつくりたいと思っています。」


アルバプロジェクト

日の出のように子どもたちの可能性が増える社会に。
旅をしながら人助けをしたいという想いからスタートさせたアルバプロジェクト。

世界各地に拠点をつくり、飲食店とゲストハウスを運営し仕事をつくり出すことで
その地域の活性化と繋がりを創出する取り組みだそうです。

「いわゆるスラムで生きている人は、職に就きたくても付けない人が多い。そういった場をつくる事が出来れば、子どもたちの職業訓練校にもなると思ったんです。」

職と食を届ける。

2024年までにセブ島に1拠点をつくるため、今は代表と資金集めを頑張っているそうです。


人と関わり、自分というものを知る

一人ひとりが自分らしく生きる世界にするため、日々奮闘しているじゅんやさん。

その想いの背景には、上手く自己開示できない、人に伝わらないもどかしさとの闘いがあったと話します。

「自分ってよく何考えてるかわからないって言われてきたんですよ。自己中とか、空気読めないとか、何を言ってるかわからないとか…。何か行動する時って、人を巻き込む力が必要じゃないですか。それが、自分には無いなと思って。」

自分とは何かを考えて、足りないものを補ってきたと続けます。

「自分の何がそう思わせてしまっているか、考えて、学んだおかげで少しずつわかってきたような気がしています。人がそれを教えてくれた。」

自分自身が生きる事について悩んできたからこそ、「自分らしく生きる」世界を目指している。

「この世界には2つの生き方があると思っていて。『学んで社会に追いつく』か、『社会に合わせずに自分で生きる』か。自分がやりたいと思う事だけを貫ける人はそれでいいと思います。でも、少しでも豊かさを求めるのなら、やはり人は学び続けなければいけない。」

情報化社会になり、自分と世界を比較できる世の中になった今
必要なのは『選択肢を増やす力』『自己決定する力』だと語ります。

「選択肢が増えれば増えるほど、質のいい選択ができます。そのために、学んで自分をアップデートし続ける事は大切です。全ての悩みはこの2つで解決できると思いますね。」


All is well and Take it easy

今、生きる中で悩んでいる人へ伝えたいのは

「すべてはうまくいく。気楽にいこう。でも学ぼう。」

だと言うじゅんやさん。

「”どうせ自分の失敗なんて、自分しか見ていない。誰も見ていないなら、それに縛られる必要はない。” 僕が好きな言葉です。自分の価値観に縛られずに、気楽に、やってみたらいいと思います。ロジカルに考えてもいい、ルールを破ってみてもいい。ちぐはぐにいこうぜ、という感じです。」

これから学んでいく子ども達へ、「なぜ学ぶのか?」と問われたら
それは「かっこよくなるため」だと答えます。

「その人自身の”かっこいい”があるはずです。万人が思いそうな”かっこいい”を目指してもいいし、自分だけの”かっこいい”になってもいい。それを見つけるためにも、世界と向き合って情報収集をする。自分をかっこよくするための方法を探していく事が学びだと思っています。」

世界中の人たちが、かっこいい自分で在り続けられる世の中を目指して
今日も自分をアップデートし、活動を広げているとお話してくれました。


編集後記
23年間で、沢山、沢山自分と向き合ってこられたのだろうなと思いました。向き合う事の怖さも、それの大切さも知っているじゅんやさんだからこそ、伝えられるメッセージがある。そしてその想いを形にしている姿にとてもエネルギーを感じました。
世界が平和になる、この第一歩に触れられた事、とても嬉しく思います。
じゅんやさん、貴重なお時間ありがとうございました。
(インタビュー・編集・ライター・イラスト By Umi)



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