4児母が5泊6日1人で沖縄に行ったら・・・
こんにちは。
うみです。
実は、先月5泊6日1人で沖縄に行っていました。
4月は子どもたちの進級もあるし
学校や保育園の提出書類も多いし
色んな検査もあるから家庭でのフォローも必要だし・・・
となると行けるのはこの日程しかない!
ということで行ける期間フルで行ってきました。
物理的に1人になり、自分の今までの人生を振り返ったり、これからの人生について考えたいと思ったからです。
それは、夫からの勧めでもありました。
都内で生まれ育ち
大学も自宅から通い
社会人1年目に結婚した私は
一人暮らしの経験もなく
5泊6日という長い期間1人で過ごすことなんて
初めての経験でした。
教員としての職業上、外ではもちろんですが、
特に長女の出産後11年間は
家の中でもなかなかリラックスできない状態
だったなと思っています。
トイレやお風呂に1人でゆっくり入るということもなかなかできなかったり、
何か作業や考え事をしようと思っても
誰かに声をかけられたり、
「見て」
「聞いて」
「読んで」
「歌って」
「○○して」
と言われてしまうことばかり。
夫が子どもたちを連れて外出してくれても
つい家事のことを考えてしまって
1人でじっくり時間をかけて何かに取り組む
ということができなかったように思います。
でも、今までの自分は
「何かをすること(してあげること)で自分が必要とされる」
と感じていたので、
夫が1人で4人の子どもたちと約1週間過ごせることがわかったら、
私は夫や子どもたちから必要とされなくなるのではないか?
もしかしたら、帰ってきた時には、自宅がもぬけの殻になっていて、置き手紙だけが置いてあるんじゃないか
そんなことを想像していたくらいでした。
出発当日、もともとお休みだったはずの夫が仕事になってしまいました。
子どもたちの学校や保育園は休みだったので
子どもたち見ながら荷物の最終確認をすることになりました。
ちょっと目を離した隙に
長女が食べようとしていたサバ缶を次男がひっくり返したり😭
本当に私は、行くべきなのだろうか、
行けるのだろうか・・・
と思いながら子どもたちと過ごす時間も楽しみつつ
夫の帰りを待ちました。
飛行機の時間もあり、夫の帰宅と同時に私が出発という状況でしたが、
バタバタの中で、帰ってきた夫と一瞬だけ交わした言葉が
私「ごめんなさい。家中サバくさいかもしれません・・・。」
夫「生きて帰ってきてね」「楽しんできてね」
でした。
「生きて帰ってきてね」という言葉は、
そっかぁ、生きて帰ってくればいいのかと
心底ありがたかったのですが。
もう最後に言われた
「楽しんできてね」
という言葉は、正直重荷でした。
今まで、
人に迷惑をかけないように
人の気分を害さないように
できるだけ無難に
周りの人が楽しんでくれればいい
と人生を送ってきたので
自分の中に
自分が楽しんではいけないんじゃないか
私だけが楽しい思いをするなんて
という罪悪感みたいなものがあったからだと思います。
私の中で、何かを「楽しむ」ということが
一番苦手で難しいことでした。
何でもかんでも自分に課して
自分で決めたルールで自分を苦しめてしまう所がある私なので、
今回、私は自分との約束は
/
毎日必ず海に行く
\
ということだけにしました。
沖縄でどんなことをして過ごしたのかは、
別の機会に書きたいと思いますが、
最終日、夫からこんなメールがきました。
「東京は沖縄に比べて寒いから迎えに行くよ」
それでも私はまだ人に迷惑をかけてはいけないという気持ちがあったので
「子どもたち連れて大変だからいいよ」
と返信をしました。
すぐに夫から
「雨も降るみたいだから車で迎えに行くよ」
との返事がありました。
でも、1人で子ども4人を連れて車で移動する大変さも理解しているので
「ありがとう。でも4人連れてくるのは大変だから無理しなくていいよ」
と返しました。
しばらく連絡がなかったので、
あきらめてくれただろうと思っていた私のもとに夫から
「長女と次女とどうやったら下の子たち大変な中でお迎え行けるか考えて、こういう作戦(この後家で〇〇して遊んで下2人を疲れさせて、ちょっと遅めの夕飯を~~で食べて、~~でおやつ買って、ぐずったら食べさせて、車内で寝かせるなどと具体的に書いてありました)で行くことにしたから、車で〇時には羽田空港に着いているようにするね」
と連絡がきて やっと私は、
「ありがとうございます。でも大変だったら、途中で引き返していいからね。電車で帰るから。」
と返信できました。
それでも、家がもぬけの殻になっているかもしれないと思っていた私は
「道が混んでて遅れる」
とか言って、私が終電逃すのを見計らって
「やっぱり迎えに行けなくなった」
って連絡がきたらどうしよう・・・
と思ってしまっていました。
結局、
自分が自分を信じてあげていないから
家族のことも信じ切れていなかったんだ
と思います。
迎えに来てくれた時、
長男は作戦通り寝てしまっていましたが
次男はハイテンションで起きていました。
荷物をトランクに入れたりしている間
私が抱っこすると一瞬で寝たので
私の帰りを待っててくれたんだなと
うれしくなりました。
私が沖縄にいる間、
毎朝その日の予定を連絡し
毎晩その日の家の様子とその日にしたことを
メールで送ってくれていた次女は、
私に会ったら話そうと思っていたことがたくさんあったようで
車の中でずっとしゃべり続けていました。
次女からの愛を感じました。
起きているけれどずっとだまっていた長女のことが気になりましたが、
車から降りると荷物を家の中まで運んでくれたり、 こちらからお願いしなくても自ら進んでやってくれました。
そして、私たちが下3人を無事に布団に寝かせた後、
無言でハグを求めてきました。
言葉はなくても気持ちが通じ合えたな
と思った瞬間でした。
ちょっと会わない間にすっかり大人になったなと感じました。
その後は、お茶を飲みながら、たくさん話をしてくれました。
今まで空気を読むということができないと思っていた長女が
自分がやるべきことを自分で考えて行動に移したり、
下の子が話している間、自分の話したいことがあっても我慢できたり、
そんなことにも成長を感じました。
子どもたちが寝静まった後、夫が
「いや~、大変だったよ。」
というので、
「何が一番大変だった?」
と聞いてみたら、
「子どもたちの体調管理が!」
との答えで、このご時世なのもありますが、
目に見える家事や育児ではないところが夫らしいな
と思ってしまいました。そして、
「うみちゃん(私)は、いるだけで子どもたちに安心感を与えているんだってことがよくわかった」
と続けてくれました。
4児母が5泊6日1人で沖縄に行ったら、
/
いるだけでいいんだよ
\
って家族から認めてもらうことができました。
そして、自分に対して心から
/
生きているだけでいいんだよ
\
って思ってあげることができるようになりました。