1つの魂のお話 3
私は人間に産まれたくないと思っているが
ほとんどの魂が人間に生まれたいらしい。
みんな列をなして、神様に懇願しにいく。
私は前回、こんな素晴らしい行いをしました。
人間に生まれたら、こういう事をして頑張ります。
だから人間に生まれさせてください。
このように人間に生まれる事を心から願っている。
なぜなのか全く理解できない。
人間なんてただの苦しみの塊なのに。
なぜ人間に生まれたいのだろう。
確かに、一見人間は、良さそうに見える。
だから、みんなが憧れる気持ちもわかる。
でも、それ以上に苦しみの存在なのだ。
肉体があり心があり言葉がある人間は苦しい。
正しい選択が見えなくなるような誘惑がたくさんある。
だから人間に生まれるのは、苦しいのだ。
私はもうすぐ、生まれる番がくる。
このままいけば、また人間に生まれてしまう。
人間は、それなりに功徳を積んだ良い魂じゃないと生まれる事ができない。
他の人にとっては、羨ましい事なのかもしれないけど
私にとっては違う。
神様の列に並んでいる時に、色々と考えた。
次は、てんとう虫になってみたい。
神様は、功徳が足りない者にはNoと言うけど、それ以外はYesしか言わない。
だからきっとYesって言ってくださるだろう。
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