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Photo by
kanatacoomi
AppleMusicに慰めてもらう話
まだまだ失恋中。
いつものとおりAppleMusicでa flood of circleを聴き倒していた時。アルバムが一通り終わった時に流れてきた曲がある。
こういう音楽のサブスクは音を止めない限り何かしら次々に流してくれる。だいたいは、よく聴く音楽に関連するアーティストとか、似たジャンルの曲とかがランダムで流れてくるイメージがある。
その日流れてきた曲もイントロからしてかっこよくてキャッチーで疾走感が気持ちよかった。私好みの曲を流してくれたんだな〜!といつも通り感心しながらタイトルをふと見ると心臓がドキッとした。
眠れぬ夜は自分のせい!!!
自分のせい!!!(大事なことは2回言う)
自分のせい、寝れない日々…私のことすぎる。
AppleMusicって音楽の好みだけじゃなくその人の今の境遇まで汲み取って曲流してくれるんですか…?
いや偶然だよね。すごくびっくりした。
掻き鳴らされるギター、軽いのに力強いドラム、ボーカルの唯一無二の叫びに心を掴まれる。よく聴いてみるとベースラインは耳が追いたくなってしまう気持ちよさがある。
タイトルとは異なってサビでは「眠れない夜は君のせいじゃない」と歌っていた。
真っ暗な部屋の冷たい布団の中で、この力強い優しさを何度も聴くことで時間をやり過ごすことができた。
二百万回の寝返りを打つ頃には私もなにか希望を叫ぶことができるだろうか。
知らないバンドにまた助けられる。
他の曲も聴いてみようと思った、眠れない夜。