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支援学級のリアルな1日を徹底解説!交流級・宿題・休み時間…生活の流れをまるっとご紹介

「支援学級って……ぶっちゃけ、なにするん?」

入学説明会には参加したけれど、わかったことは「学校の決まり」や「準備物」だけ。

いや、もちろんそれも重要なんだけどさ……1日をどんな風に過ごしているのかを知りたいのよ!!

って思っていました。5年前のワタシ(涙)

と、いうことで!
支援学級5年生の息子を育てる私が、「こんな1日を過ごしてるよ!」 というリアルな情報をシェアします!

  • 登校から下校までの流れ

  • 交流級とのかかわり

  • 休み時間の過ごし方

  • 宿題の量や先生とのやり取り

どんな風に過ごしているのかがわかれば、つまづくポイントや注意が必要な場面をイメージできますよ。

入学前は、とにかく不安でいっぱい……。

そんな気持ちを少しでも軽くすべく、支援学級の1日をひと足先にのぞいてみましょう!


支援学級の1日の流れ

まずは、支援学級の1日の流れをご紹介。

基本的には、私たちが過ごしてきた学校生活とそうは変わらないんです……が!

「支援学級ならでは」のアレコレは存在します。

登校~下校、そして宿題まで!順番に解説します。

登校~朝の会

うちの学校では、登校時の付き添いは必須ではありません。

が!!

親の送迎率は高め。私も学校の近くまで毎朝送迎しています。お兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に登校している子もチラホラ見かけます。

学校によっては付き添いが必須の地域もあるので、先生に確認しておきましょう。

8時過ぎには登校し、まずは支援学級の教室へ。

荷物を置き、連絡帳、連絡袋、筆記用具を手にもって、いざ出発!

朝の会は、交流級で参加します。
出席をとったり、連絡帳に予定を書いたりします。(でもしんどいときは支援学級でOK)

朝の会が終わったら、1時間目のはじまりです!

たまーに朝の会が終わったあとに、体育館で身体を動かしたり、教室でレクリエーションをしたりしています。

1~4時間目

とある日の息子の連絡帳

息子の学校では、上段に交流級、下段に支援学級の時間割を書きます。科目によって授業を受ける教室まで移動します。

ちなみに、小5の息子はこんな感じ。

交流級で受ける科目
・体育
・音楽
・家庭科
・外国語
・学活
・理科(実験のみ)

支援学級で受ける科目
・国語
・算数
・社会
・理科(実験以外)
・図工
・道徳

基本はこの通りですが、息子の状態によって変わることもあります。体育を支援学級で受けたり、音楽を休んだりすることも。

国語や算数は内容が難しくなってきたので、応用はやらずに基礎だけを教えてもらっています。

そういった配慮が受けられるのも、支援学級ならではですね。

給食・掃除・お昼休み

給食は交流級、支援学級のどちらで食べてもOKです!

息子は支援学級で食べることが多いのですが、交流級の子たちと食べることもありますよ。

新1年生の配膳は、支援学級のお兄さんお姉さんが手伝ってくれます。徐々に慣れていくので、安心してくださいね。

掃除は支援学級の教室や、トイレ、廊下など、支援学級に隣接する場所が主になります。当番は支援学級全体で割り振っている場合が多いです。

お昼休みの時間は、個々で自由に過ごしています。息子の場合はこんな感じで過ごしているんだそうです。

室内
・教室でコマ回し
・自分の席で読書
・図書室へ行く
・学校内をパトロール
・お友達や先生とカードゲーム

室外
・支援学級の子たちとドッヂボール
・交流級の子たちとおにごっこ
・アリの観察……?

アリの観察は、3年生くらいのときにハマっていました!(笑)

4年生ころまでは支援学級の子たちと過ごすことが多かった息子ですが、5年生のいまは交流級で休み時間を過ごすこともあるんだとか。

成長ですねぇ……(泣)

5~6時間目&帰りの会

うちの学校では、1年生が5時間授業をはじめるのはGW明けから。

6時間目の授業があるのは2年生からになります。(学年が上がるごとに増えていきます)

帰りの会は支援学級で行う場合がほとんどです。子どもたちが当番制で帰りの会の司会を実施しています。

下校~宿題

下校は放課後等デイサービスに行く子、親がお迎えにくる子、1人で、または兄弟と帰る子、それぞれちがいます。

地域や学校によっては、放課後等デイサービスに行く日以外は親の送迎が必須の場合もあるようです。

お迎えに行ったときは、担任の先生と少しだけお話する時間があります。

その日の様子や頑張ったことなどを教えてくれたり、困りごとへの対応を話し合ったりします。

ただし、下校時はガッツリお話をする時間はありません。もし時間をとって話がしたいときは、連絡帳にその旨を記載しておくとよいでしょう。

先生にも配慮して、連携をとっていきましょうね!

宿題の量や内容は先生によってバラバラ!

プリント1枚だけの先生もいれば、音読や計算ドリルをガッツリ出す先生もいます。

もし子どもの負担が大きいときは、先生に相談すれば調整してくれるはず。
「しんどそうだな……」と感じたら、早めに相談してみてくださいね。

よくある質問

支援学級の1日について、よくある質問をまとめました!

Q. 交流級との関わりってどんな感じ?

A. 教科ごとに交流級か支援学級かを選択できます。

 息子の場合だと、「体育・音楽・家庭科・外国語・理科の実験だけ・学活」は交流級で授業をしています。

運動会や遠足などの行事は交流級ですることが多いです。 休み時間に交流級のお友達と遊ぶこともあります。

うちの学校では、自由に調節できる部分が多く、ありがたいなって思っています。

Q. 宿題って多いの?

 A. 先生によって変わります!

低学年のときは毎日音読がありましたが、5年生のいまはありません。プリントやタブレットの宿題をしています。

もし子どもの負担が大きいと感じたら、相談すれば減らしてくれると思います。

Q. 先生と話す時間ってある?

A. あります……が!先生にも配慮が必要です。 

朝はほぼ捕まらず、あって3分ほど。帰りは3〜5分ほど。その日の出来事や対応についての相談などが多いです。

しっかりお話をしたいときは、連絡帳にお時間をとっていただけるよう記載するとスムーズですよ。

どうしても確認したいことや、緊急のときは夕方に電話をすることもあります。

うちの学校では、5時~5時半くらいにかけると出てくれることが多いです。

Q. 給食、偏食の子はどうしてる?

A. 息子にはあまり偏食がなかったので、ママ友さんにお聞きした話になりますが……。

学校と相談をしてお弁当を持参したり、下校時におにぎりを持って行ったりしていたそうです。

 先生と相談しながら、少しずつ慣れていくケースが多いようです。

入学、おめでとう!

新しい環境に踏み出すのは、とても不安が大きいですよね。

楽しく学校に通えるだろうか。
お友達や先生と仲良くできるだろうか。
勉強にはついていけるだろうか。

なにより、子どもがツラい思いをしないだろうか。

すごく心配だと思います。私もそうでした。
そんなあなたに、これだけは伝えさせてください。

「ご入学、おめでとうございます!!」

いままでたくさん頑張ってこられました。診断を受け、療育を探し、必死で進路を決めた。

だからこそ、心からおめでとうを伝えたいのです。

この記事を読んで、少しでも支援学級の生活がイメージできたら嬉しいなって思います。

もしわからないことや、疑問に思ったことがあれば、インスタグラムのDMへお気軽にメッセージを送ってください。

全力でお答えいたします!!あなたの不安が、少しでも軽くなったら嬉しいです。

いまがちょっとでも「悪くないじゃん!」そう思えるように……ではでは!


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