さよーならまたいつか_9/27(金)
7:55起床
虎ちゃんを見るために、起きる。
今日は「虎に翼」の最終回。
寅子のお母さんが出てきた瞬間、泣いた。
本当に毎日毎日色んなことを教えてくれた虎ちゃん。この作品に携わった全ての人に感謝したいです。
主題歌の「さよーならまたいつか!」
最初は何が「さよーならまたいつか」なのか、わからなかった。ただ、オープニングの絵が素敵だなと言う印象を持った。
改めて作品と歌詞を意識しながら聴いてみると、色々とつながってきた。
時代は繰り返す。
尊属殺の話や美佐江さんのような想いを抱えている少女の話。「虎に翼」では同じような状況が繰り返す様子が描かれる。
たとえ真実であっても「時期尚早だ」と弾かれる。自分一人の想いが本当に真剣なものでも、社会を動かすことは不可能に近い。なんの力もない水滴のように思ってしまうだろう。
しかし「判例は残る」。あの時穂高先生が入れた1票は確かに次の世代の力となっていた。それは確かに石を穿つ雨垂れの一滴だった。
美佐江さんに偏見を抱いてしまった寅子の前には、再び同じ顔をした同じ物言いをする美雪が現れる。経験を積んだ寅子は、あの時間違った選択をしたことを、今度は間違えないように美雪と真剣に向き合う。
寅子はあの時間違った選択をしたと言う。しかし、それは、あの時美佐江さんに真剣に向き合っていた寅子だからこそ言えることであり、そして今、もう一度美雪に向き合うことができる。亡くなった美佐江さんは二度と戻ってこない。その悲しみは消えない。でも、今生きている人には声を掛けることができる。希望がある。
今自分の中にある想いが、その想いだけではどうにもならないとわかってしまっても、「さよーならまたいつか」と、ポンっと未来に送り出すことで、100年後に誰かに届くかもしれない。届かないかも知れない。でも、そのリレーを繋いできた人々を目の前にして、今私は送り出さずにはいられないだろう。
ありがとう、虎ちゃん!!