奈良に救われた
noteで奈良に行って救われた人の記事を読んで共感できるものがあったので、自分の思い出を書いてみようと思う。
色々な悩みを抱えながら少し暗い気持ちで奈良を訪れた。極寒の一月である。
昼間は平城宮跡に行ってその広さに圧倒され、大抵のことは小さなことのように思えた。
夜は若草山焼きを見に行った。結構近くの山の斜面まで行った。
山焼きの前に花火が上がって、それが頭上から降り注いでくるような近さで圧倒されながら、花火が未来から来て大丈夫だよと言ってくれているような気がして涙がブワッと出て顔がびしゃびしゃになった。
それから山焼きが始まって火の勢いがすごくて心を煩わせているものが全部燃えていく気がした。
奈良から帰って辛いことも乗り越えられた。
奈良に救われたのだ。
奈良という土地は浄化してくれるような何かがある感じがする。
今は体調のせいで旅行に行けないけれど、また奈良に行きたい。
いざ、いざ、奈良。