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LOD(詳細レベル)表現

LODはLevel of Detailの略で、日本語では「詳細レベル」という。LOD表現を使って計算式を作ると、ビューでまとめたデータの粒度とは異なる粒度で計算できる。

データの粒度

LODとは、データをどのようにまとめるかを意味する、集計レベルやデータの粒度を指す。
計算式でLOD表現を使うと、ビューで表示するデータのまとめ方より、細かく分けたり、粗くまとめたりと、データの粒度を変えられる。

LOD表現には次の3種類のLOD式が用意されている。

LOD式の構文

FIXED:指定のディメンションの粒度に集計
INCLUDE:ビューのLODベースにより細かい粒度にする
EXCLUDE:ビューのLODをベースにより粗い粒度にする

🔸LOD表現の基本例
⚫︎FIXEDの使用例

顧客ごとの「売上」の平均を、月次推移で把握する。例えば各営業部隊の「売上」をチームごとに平均、各オーダーの「売上」を地域ごとに平均、という場面で応用できる。

各月の顧客単位で合計した売上を月毎に平均した推移

⚫︎INCLUDEの使用例

各顧客の「売上」を地域ごとに平均と最大で比較する。顧客の平均利用金額の高い地域と、最大利用金額のユーザーの「売上」を把握できる。例えば、各営業の案件サイズをチームごとに知る場合や、各店舗の「売上」をエリアごとに知る、という場合で応用できる。

顧客idと地域の単位で合計した「売上」を「地域〉ごとに平均及び最大で表した値

⚫︎EXCLUDEの使用例

日本全国の中で各都道府県が占める「売上」の割合を出す。例えば、各拠点の「売上」に対する各営業の貢献度を出す場合に応用できる。

全国の売上に対する各都道府県の売上の割合

このように一目で分かるようになる。

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