![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120709793/rectangle_large_type_2_d8d2789f84bc45e14459046100921153.png?width=1200)
LOD(詳細レベル)表現
LODはLevel of Detailの略で、日本語では「詳細レベル」という。LOD表現を使って計算式を作ると、ビューでまとめたデータの粒度とは異なる粒度で計算できる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120710002/picture_pc_f2315edc7bc403926341c8db5d5fdd28.png?width=1200)
LODとは、データをどのようにまとめるかを意味する、集計レベルやデータの粒度を指す。
計算式でLOD表現を使うと、ビューで表示するデータのまとめ方より、細かく分けたり、粗くまとめたりと、データの粒度を変えられる。
LOD表現には次の3種類のLOD式が用意されている。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120710375/picture_pc_cbe232f7c98f1e0a001053038feab4b5.png?width=1200)
FIXED:指定のディメンションの粒度に集計
INCLUDE:ビューのLODベースにより細かい粒度にする
EXCLUDE:ビューのLODをベースにより粗い粒度にする
🔸LOD表現の基本例
⚫︎FIXEDの使用例
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120710792/picture_pc_201beba74bab44569ca8a53c4d722b7a.png?width=1200)
顧客ごとの「売上」の平均を、月次推移で把握する。例えば各営業部隊の「売上」をチームごとに平均、各オーダーの「売上」を地域ごとに平均、という場面で応用できる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120710880/picture_pc_7574d2e8a50384f6f6dbf3baac4640bd.png?width=1200)
⚫︎INCLUDEの使用例
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120711175/picture_pc_037443f0edd907e8d03406ed956abf4a.png?width=1200)
各顧客の「売上」を地域ごとに平均と最大で比較する。顧客の平均利用金額の高い地域と、最大利用金額のユーザーの「売上」を把握できる。例えば、各営業の案件サイズをチームごとに知る場合や、各店舗の「売上」をエリアごとに知る、という場合で応用できる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120711321/picture_pc_b6fe1d4dd5d82abe3cfd16c3bff1e90c.png?width=1200)
⚫︎EXCLUDEの使用例
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120711500/picture_pc_291e601c3ff19f54d95f33f78fc66133.png?width=1200)
日本全国の中で各都道府県が占める「売上」の割合を出す。例えば、各拠点の「売上」に対する各営業の貢献度を出す場合に応用できる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120712263/picture_pc_935b6a6ed457c63e810c01ab4568d196.png?width=1200)
このように一目で分かるようになる。