2022/12/27 それでもマイナンバーカード
必要なものではあるが待ちたくは無い物。
必要な点
・公的手続きの簡素化
・本人確認
持ち歩きたくない点
・裏面にマイナンバーが記載されている
・表面に写真がある
一番最悪なのは、マイナンバーがカードに記載されている点でしょう。
最近のクレジットカードを見れば分かるように、最新のカードはセキュリティの観点からナンバーレス(番号の記載無)です。
これはネット社会になって、クレジットカード番号さえあれば物品購入が出来るようになったことに因ります。
物品購入には物理的なカードが無くてもカード番号さえあれば良いのです。
犯罪者は簡単に、レジなどで支払いをする人の写真を撮るだけでクレジットカード番号を盗みます。
カードに番号が記載されていると、それぐらい簡単に番号は盗み取られてしまいます。
マイナンバーカードは取得時に目隠しカバーが付いてきますが、これは原始的な対策ですが一定の効果があると思いますね。
しかし、根本的にカードにマイナンバーが記載されているというのは絶対的な間違いです。
では、なぜマイナンバーが知られると何が問題なのか?
個人の戸籍から経済状況まで全てがマイナンバーに紐づいている、今後紐づけることになっているので、マイナンバーがあればそれらの情報を取得出来るようになる可能性があるという事になります。
基本的に戸籍の様な情報は役所でしか取得できないのですが、国や地方自治体の情報管理が適切でないと非常に怖いものになってしまいます。
クレジットカードの不正使用があったとしても、クレジットカード会社の場合は物品購入に関わる保証を行えば良いので、身に覚えのない使用履歴があったとしてもクレジットカード会社が支払い弁済を行ってくれます。
それではマイナンバーの不正使用があった場合はどうなるのでしょうか?
保障に関しては全く示されていないので実質無しと考えていいでしょう。
国、役人は間違いを起こさないという所からしか考えが及ばないので、国民の信頼を得られないのも致し方ありません。
今後、マイナンバー不正使用の訴訟が多発することが予想されます。
勿論、マイナンバーの不正使用に関する法律があるのですがそれは不正に使用した者へのものであって、不正使用された人への保証はありません。
情報と言うものは一度流出すると消したり変えたりする事は出来ません。
マイナンバーは変更することが可能なので、不正使用後に変更することはできます。
しかし、不正使用時に取得された情報を取り返す事は出来ません。
そうなると、戸籍を変えたり、それまでの収入情報を変えたりしないと、、、って、過去の人生は変えられないんですよ!
という事で、マイナンバーを不正使用されることはそれまでの人生をリセットする位の大きな影響がでるということが想像できます。
良くアメリカの映画などで、IDと共に違う人になるという場面が出てきますが、マイナンバーを変更したら違う人にならないといけないな。。。
まあ、まだまだマイナンバーという情報の便利さと怖さを理解していない状況で、利便性だけを高めていくのは非常に危険な状況だと感じます。
個人的には取得したマイナンバーカードは持ち歩かずに家に仕舞っておくだけにしたいですね。