2022/08/21 電力は足りるのか?
「足ります」
一言で終わっちゃうんですが、では何故、電力供給量が足らない計算になるのか?
まず、結局、電力使用量が正しく分かりません。
企業・事業者向けの電力量は東日本大震災以降にデマンドコントロール施策を行ったことにより相当の省エネが行われましたが、その省エネ分は実際の数字として反映できていません。
という事で、現在使われている予想電力使用量の数字は東日本大震災以前のままです。
電力会社も株式会社なので、電力使用量がどんどん減っていくような票はできません。
発電量はどれが正しいの?
結局の所、いろんな理由で止めている発電所が沢山あるので再開すれば発電量は増えるんです。
まあ、現在ロシアがEU向けに天然ガス供給を減らして価格を高騰させている状況と同じです。
何故そんなことになるのか。
・原子力発電所の再開に日本国民の同意を得にくい
・CO2排出量制限目標を守るため
・効率面からの電力会社の方針
はっきり言って、電力は発電しない方が儲かるんです。
「電力が足らない」と言って値上げして利益が出たら、ちょこっと発電所をの発電を増やせば良いだけ。
電力と言うインフラビジネスは「人の生命を預かる」とか言っておけば何でもできるという事なんですね。
インフラビジネスであるが故に、多くの税金が使われているにも拘らず、民間企業であろうとする構造が全てを生んでしまっています。
東京電力の福島原発事故により東電の破綻が懸念された時も結局政府支援で民間企業を守ってしまった事が悪い例として今に至っている訳です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?