ルールエンジンのまとめサイト 公開!
私が今まで企業に属していたということもあり、どうしても自社の製品を中心にBlog等を書くことが多くありました。担当していたルールエンジン製品が他社に移管されてしまったこともあり、独立をし中立性を持つことで、もっと広い視野で皆様のお力になるのではないかと考えていました。
「ルールエンジン」や「BRMS」 といったキーワードで検索してみると、結構な数の記事や動画が見当たりました。ベンダーの枠を取り払い、自力で検索しうる限りのデジタルコンテンツを集めました。
皆様、それなりに苦労されて執筆されていると思われます。なぜかというと、ルールエンジンを販売・宣伝するのは、実はとても難しいのです。
ルールエンジンの特徴
そもそもの存在がマイナーである
アプリケーションの中のロジックという特定の地味な部分である
プログラム言語のIf-Then でも書けるので必要不可欠なものではない
アプリケーション開発自体がオフショアにより海外でのコーディングにシフトしていた(単価の高い日本で実装する必要性が薄れていた)
開発手法がウォーターフォールで、業務ユーザの積極的な関わりが難しい風土
小規模だと効果が見えにくい
大規模だと絶大な効果が生じるも、あまりに経営への良い影響が出るため、事例化NGを食らう
ICTの教科書に載っていないので技術者が居ない
企業の文化そのものであるロジックを注目する人が少ない
参考になる情報が見当たらない
愚痴っぽくなってしまいますが、裏を返すと、私の努力が足りなかったのは明白です。大変反省しております...
ですが、ルールエンジンこそ、日本を変えられる根幹と信じています。なぜかというと、
ルールエンジンのチカラ
ルールエンジンがわかると、業務ロジックの整理の方法が上手くなる
データとルールの分離ができると、「本当のロジックは何か」が見えてくる
システムを作る側の人間にそのスキルが付くことで、より効率良く品質良くアプリケーションを作ることができるようになる
ロジックが整理されることで、業務側に新たな気づきをもたらす
複雑なプロセスやロジックが平易に表現され、業務の内容がわかりやすくなる
担当者が変わっても永続的に維持・運用が可能である
大規模プロジェクトであればあるほど、品質向上と工期の短縮の効果が凄まじく出る
業務としてやりたいことが、時間を掛けずにできるようになる
不要になったロジックを整理しやく、長期に渡って良い環境を保てる
現場の声をロジックに起こすことでカイゼン活動がしやすい
パッケージ製品でカスタマイズすべき部分を外に出せて、パッケージのバージョンアップ等に左右されない運用が可能になる
応用的な使い方で業務の最適化もでき、本当のAIの領域を担える
低賃金で働くICTの同士が本当のプロフェッショナルになることで、高賃金で働くことができるようになる
等、従来の実装方法では成し得なかった数々のメリットがあるからです。
著者・出演者の方々の努力を無駄にせず、今まで点在していたルールエンジンの記事などを集め、まずは点から線にしようというのが今回の試みです。
もし漏れや誤記・追加などありましたら、こちらからご連絡いただけますと幸いです!
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今後もアプリケーションアーキテクチャや開発手法にかんする記事だけではなく、ルールエンジンに関する情報も発信していきたいと思います。
よろしくお願いします。