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福島銀行 ルールエンジンを使った勘定系システムを稼働

ルールエンジンを使った良い事例が発表されています。こちらは日経クロステックの記事です。

福島銀行さんもプレスリリースを出されておりました。

https://www.fukushimabank.co.jp/press/2024/img/20240716-001.pdf

プロジェクトを推進したフューチャーアーキテクトさんも発表されています。

日経クロステックの記事にある通り、

フルオープンAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)とルールエンジンが特徴だ

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02478/090800060/

間違いなくルールエンジンは強力なキーパーツです。プログラムの中のIf-Then を単に置き換えるだけではなく、意思決定表などを使うことで

制度変更の対応スピードは従来と比べて最大10分の1に短縮できる

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02478/090800060/

になると思います。半分でも効果は凄いのに、1/10ですよ。
銀行の勘定系でルールエンジンが使われているわけです。
全ての業種の基幹システムで使えること、間違いないです!

記事にはこんなことも書かれています。

データの持ち方に関しても「銀行中心から顧客中心に変更した」(加藤社長)という。以前は営業店に顧客がひも付く仕組みだったが、これを逆転させ、顧客に営業店がひも付く形に改めた。これにより「名寄せ作業が必要なくなった」(同)。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02478/090800060/

既存のデータはそのまま使いながらモダナイゼーションしたい というお客様が殆どなのですが、データ構造から改革すると絶大な効果が生まれるのです。福島銀行様のプレスリリースにもある通り、ゼロベースで構築したことで既成概念を取っ払うことができたのではないかと。

銀行の勘定系システムを「ゼロベース」で構築するというのは、とてつもない労力が掛かると普通の人は思うでしょう。でもちゃんと事例が出ましたね。できるんですよ!

ルールエンジン、ますます注目すべき技術です!

さらに、皆さんご存知の東日本大震災で多大な被害を受けた福島県を本拠地に置く福島銀行が、このような構造改革を敢行して成功させていることに感銘を受けます。

頑張れ福島!

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