『ダーウィン事変』②巻出ました in 緊急事態宣言
ご多分にもれず私なんかもコロナ禍では大いに困らされている。
一度肺炎で死にかけてから喘息持ちになったんで感染したら重症化しそうで怖いとかそういうこと抜きにしても。
一昨年前の今ごろ『ダーウィン事変』企画段階ではまさか舞台のアメリカが(世界中もだけど)こんな未曾有のパンデミックに見舞われるなど予想できるはずもない。
舞台設定は現代だがこの事態を同時進行的に取り込める物語ではないので「もしCOVID-19が無かったら」という想定外に大きなif要素を抱え込まざるを得なかった。
或は「コロナ以前」ってことになるんだけどもはや現実の歴史はコロナを境に区切られることになる筈でそれは同じことなんだよ。
もちろんこうした影響は作家や作品によって様々だろうが、余人は知らず俺は現実と虚構との厄介なチューニングにクッソ難儀する羽目になった。「少しズレた世界線」を描いていたら現実世界の急激な変化のせいで意図しない「異世界モノ」になっちゃった、みたいな…参ったよ本当。
一発当てたら講談社の金でアメリカ取材行けるんじゃね?とか寝惚けたことを考えていたのが遠い昔のことのようです。ぴえん🥺
話、変わりますけど。
アメリカはトランプ×コロナ×Qアノン×…と積算的合わせ技で感染被害を拡大させ国家的信用も失墜させたわけだが政権交代できただけマシだったな。まだ予断を許さない状況とはいえワクチン接種のロジスティクスといい本気出したメリケンの底力は凄い。トランプのままではこうはいかなかったろう。
本邦はといえば、ハナから国民の生命健康財産を守る気も能力もない政治屋、権力の監視も批判もまともにできないジャーナリズム、耐え難い悪臭を放つSNS、五輪を止められない無為な臣民、まさにHell!
どうせ五輪開催したらしたで人がバタバタ死んでゆく中こぞって感動に酔っ払い「繰り上げメダルラッシュ」に熱狂して政権支持率上がるんだろうけど。
This is “ぼったくられ国家“a.k.a.ニッポン🇯🇵
あのグロテスクかつ空虚な聖火リレーの映像はこの国の伽藍堂ぶりを見事に可視化していた。現代アートとしてなら満点つけたいくらいだよ。
皮肉抜きでコロナ&五輪タッグの、日本の暗愚を剔抉する機能には瞠目すべきものがある。出てくる登場人物からエピソードから何もかも凶悪にマヌケ、根本敬先生の漫画そのまんまじゃん。
まあ元より現し世はそういう処と言えばそれまでだが、虚飾の余裕すらなくなってメッキが完全に剥がれた「地」だけ見せられるのはキツい。笑えるのって見栄と金ピカのお飾りあってこそなんだなァ…
と、
皆さまもリアルで進行する妄想幻魔大戦の渦中で悲喜こもごもかとお察しします。
ここはひとつ愉快な空想おポンチ漫画でも読んでつら〜い現実を忘れてみてはいかがですか?😇
【拡散希望】異世界に転生したら人間とチンパンジーのハーフになってしまったニートが陰キャJKと友達になってテロリストに狙われる話↓
https://note.com/umezawashun/n/nde7e22a5078b