奥田@有料版vol.260:判例と裁決事例
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<2020/07/08配信>
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奥田雅也の
「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」
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奥田@有料版vol.260:判例と裁決事例
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いつもお世話になります。
奥田です。
いきなりですが、
「判例」と「裁決事例」の
違いをご存じでしょうか?
「判例」というのは
裁判所が示した法的判断のことで
裁判例のことを差します。
これに対して「裁決事例」は
国税不服審判所が出した
判断事例のことを差します。
この違いをまずは明確に
認識をしておいて下さい。
よく税務の世界では
過去の事例を用いる際に
「判例」や「裁決事例」という
表現を使うので、
この違いをまずは明確に
認識をしておいて下さい。
そして両者に共通しているのは、
裁判所ならびに国税不服審判所が
示した一つの
判断事例であるということです。
この判断事例はあくまでも
判断事例でしかないので、
この判断事例を鵜呑みにして
「判例(裁決事例)があるから
大丈夫(ダメ)だ」
と判断するのは非常に危険です。
なぜなら判例が法令解釈として
有効なのは最高裁判所の判例だけで
地裁・高裁の判例は大きな効力を
持ちません・・・・
ですから、地裁や高裁の判例は
あくまでも「1つの見解」として
認識するに留めておくべきです。
特に地裁・高裁の判例にある
前提条件や背景を知らないで
鵜呑みにするのは非常に危険です。
さらに裁決事例に至っては、
司法判断の前段階で
国税庁管下にある機関が出した
税務に関する見解です。
これもあくまでも
「1つの見解」であり
その判断に至った前提や
背景を理解した上でないと
鵜呑みにして
「裁決事例があるから
大丈夫(ダメだ)」というのは
非常に危険です・・・・
1つ面白い事例をご紹介します。
退職者を被保険者とする
支払保険料も損金算入可とした
裁決事例があります。
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