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奥田@有料版vol.348:味わい深い2021年3Q決算【本記事は無料で読めます】

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< 2022/03/16配信>
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奥田雅也の

「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」

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奥田@有料版vol.348:味わい深い2021年3Q決算

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いつもお世話になります。

奥田です。



全生命保険会社の第三四半期決算発表が

出揃いましたので、恒例?の

集計を行いました。



Twitterに画像を掲載しましたので

ご確認下さいm(__)m


〇奥田Twitter



いつも通り、

新契約ANP(年換算保険料)順で

並べております。



いろいろな指標がありますが、

新契約ANPが、各社の営業戦略や

商品戦略をふまえた結果として

分かりやすいと私は思っていますので

新契約ANPを採用しています。



非常に味わい深い内容ですので、

特長的な保険会社について

奥田の100%独断と偏見で

解説をしていきますm(__)m



〇日本生命:1,846億円


2018年の全損バブル時に比べて

87.9%まで回復してきたのは

さすがの地力ですね・・・


2019年比・2020年比ともに

業界平均を上回っており、

業界No.1の実力をまざまざと

見せつけている結果となっています。



〇ソニー生命:783億円


正直言ってソニー生命が2位に

食い込んできたのはビックリしました。


ガリバーの日本生命とは

ダブルスコア以上の大差とは言え、

明治安田・住友・第一という大手四社を

押さえて2位に食い込んでいるのは

大健闘と言えるでしょう。


ただこの要因は、

ひとえに変額定期保険と

長期平準定期40%損金の

払済前提話法で売れまくっている

というのが実態でしょうから、

あまり褒められたものではありません笑


ちなみに2Qの数字からの伸びを

見て頂くとバブル状態が

ご理解頂けると思います。



この定期バブルは

払済の解釈変更が行われるまでは

続くでしょうから、

当面は安泰だと思います。


ただ、まともな?販売手法で

数字が作れないと先々は

厳しいでしょうね・・・



〇メットライフ生命:697億円

〇アクサ生命:609億円


両社とも変額有期が相変わらず好調なので

2Qに続いて堅調ですね。



ただ世界情勢が不安定な状況なので

3月末決算時点でどうなっているのか?

に注目したいですね。


それで言えば、外貨建ても強い

メットライフの方が分があるでしょうね。



〇プルデンシャル生命:473億円


派手さはないですが、

相変わらず堅調なのは

さすがとしか言いようがないですね。


ライフプランナーチャネルに

こだわり続けているだけに

ソニー生命のようなバブルもなければ、

他社の様に急激な落ち込みもなく

本当に地道に我が道を行っている

という印象です。


ある意味、業界においては

貴重な存在になりつつありますね笑



〇マニュライフ生命:233億円


苦戦をしている1社目が

マニュライフ生命ですね・・・


2018年の全損バブル時代から

見ると28%、

2020年度比では業界平均が

121%に対して56%ですから、昨年の

所基通改定(名変プラン封じ込め)が

効いているのがよく分かります。


更には報道されている様に

金融庁の入検もあり、

非常に厳しい状況であることは

間違いなさそうです。


次の一手をどう打って

この現状を打破するのか?は

注目ですね。



〇オリックス生命:216億円


厳しい状況にある2社目は

オリックス生命です。


昨年は外貨建て終身保険の

訂料によるバブルがありましたが、

インパクトのある商品がなく、

法人・個人どちらのマーケットに

軸足を置くのかもはっきりせず

ちょっと中途半端な状況ですね。


医療保険の改定も4月からの発売なので、

今期決算には貢献しませんから、

今期は苦しい決算になりそうです。



〇メディケア生命:152億円

〇はなさく生命:59億円


住友生命グループのメディケア生命と

日本生命グループのはなさく生命が

元気ですね。


両社とも私自身は取扱がありませんので

詳細は分かっていませんが、

第三分野保険の競争力が高いと聞いております。


両社とも親会社では出せないような

スペックの商品を出して、

損保系や外資系のマーケットを

凌駕している状態のようですね・・・


この2社の後を追う様に

朝日生命グループのなないろ生命も

営業を開始していますので、

なないろ生命を交えたこの3社の動向は

注視していきたいと思います。



〇チューリッヒ生命:19億円


厳しい状況にある3社目は

チューリッヒ生命です。


2018年比29%

2019年比32%

2020年比47%

と右肩下がりになっており、

2018年3Qの65億円から19億円と

三分の一以下になりました。


前述のメディケア生命・はなさく生命に

完全に押し込まれた形になっていると

言えるのではないでしょうか・・・


代理店への手数料率を

高くしてインセンティブを

利かせようしていますが、

正直それでは弱いですね。


さらに代理店登録数を増やす

戦略も取っていますが、

この効果が出てくるのは

来期以降でしょうね。


解約返戻金で勝負する

保険会社ではないので

インパクトのある商品を

どれだけ出せるか?が

最大のポイントでしょうね・・・・




まだまだコメントしたい

保険会社はありますが、

キリがないので

この辺にしておきます笑



現場の一募集人ですから、

メーカーの動向はどうでもよく

自分の保険販売が順調かどうか?

の方が重要かも知れませんが、

業界の動向を知っておくことも

重要かと思います。



死亡保障なのか解約返戻金なのか?

第一分野なのか第三分野なのか?

法人なのか個人なのか?



どこの保険会社がどこに軸足を置いた

戦略を取ってくるのか?は

アフターコロナを見据えた4月以降の

見ものですね(笑)



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編┃集┃後┃記┃

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奥田雅也
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