見届けた感
伯母として抱いてしまう感情。他の子に比べてうちの甥っ子はどこか頼りない。
実際にはしっかり学校生活送れているようなのに、甥っ子だけが1人幼く見えてしまい勝手に心配する…
そんな伯母あるある(ん?あるあるなのか?)を心の甥っ子(推し)にも感じていました。
特に推しはHBCUに飛び込んだ身。
学校内にはある程度の白人生徒もいるようですが、推しの参加しているマーチングバンドにおいては、唯一の白人。
他のライバル大学のマーチングバンドには複数白人生徒もいる中、推しは孤軍奮闘状態です。
たった1人でブラックカルチャーに飛び込み、しっかり自分の居場所を見つけ、しかもヘッドドラムメジャーという、バンドのリーダーまで昇りつめた推しを誇りに思います✨
誇りに思いつつも、小柄な体格なども影響して、つい頼りなく見えてしまうんですよね。
それでも去年、推しは大学内の学生団体の新メンバーとなりました。
いわゆる「フラタニティ」というやつです。
音楽をテーマにした団体の新メンバーの中でエースとして活動してきた推し。
今年の新メンバーお披露目パフォーマンスのお世話係として活躍していました!
その絆は強く、一生ものの繋がりのようです。
お披露目パフォをFacebookで配信している人がいて、それざっと見ましたが、推しはかいがいしくお世話し、気配りしまくりで大活躍✨
それを見て、完全なる伯母的目線で、「良かった…」と思いました。
単にSNSで姿を追ってるだけなのに、育て上げた感が湧いてきます🤣
これは高校時代のインタビューを読んで得た情報ですが、中学までは普通に白人主流の学校に通っていた推しは親の方針もあり、高校は公立高校に進学しました。
現地の白人はほとんどが私立に進むので、公立高校は圧倒的に非白人が占めています。
入学初日、推しは危機感を抱いたそうです。
それは、体の小さい少数派の自分が、荒ぶる公立高校でどうやってやっていこう…という絶望に近い危機感。
歴史的感情も手伝って、いじめの対象に簡単になりうる環境。
その中で、マーチングバンドに夢中になる事で居場所を見つけました。
それでも、HBCUに進学するというのは、公立高校とはわけが違います。
かつて黒人が入学を拒否されたから誕生した大学、それがHBCU。
そこにあえて入学した推し。
それはもちろんHBCUスタイルのマーチングバンドを極めるためだったけど、高校時代にバズった動画は歴史的感情を大いに刺激するもので、たくさんのアンチ感情が渦巻く中での進学でした。
そんな背景のため、どうしたって私は「孤立してない?」「虐げられてない?」と伯母的感覚で心配をしないわけにはいきませんでした。
それがどうでしょう…
4年生の今、お世話係として堂々と立ち振る舞っています…😭
もう余計な心配は要りません。
推しはしっかりと受け入れられ、皆の先頭を走り続けています✨
推し活もいよいよクライマックスが近づいてきました。
余計な心配から解放された今後、ただひたすら推しの活躍を楽しみたいと思います。