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薔薇十字団の隠された技法が明かす、あなたの波動を上げる方法
私たちは現在、宇宙から「意識の変容」を余儀なくされています。
今までと同じままでいようとする人は、
強制的に変容しなければいけない状況に成っていくかもしれません。
そんな中でも、
自分の意図を宇宙に反映させるための様々な方法を習得していれば、
自分を取り巻く世界は「安心できる世界」で在り続けると思います。
それではYoutube「Sehnend」の動画からです。
宇宙のすべてはあなたの中にある。
自分自身にすべてを求めなさい。
Max Heindel
Introduction
秘術修行の領域において、
薔薇十字団の伝統は、個人の霊的意識を高め、
波動の周波数を洗練させようとする道として際立っています。
薔薇十字団は、より高次の状態を培うことを目的とした
複雑な過程を掘り下げていきますが、
そのひとつに、波動を高める効果があることで知られる修行法があります。
薔薇十字団の修行の中心は、
心が開かれ無防備になる最も重要な瞬間です。
この深い無防備さの中で、
薔薇十字団は無条件の愛の抱擁を培います。
この結果、内なる魂の火花が点火されます。
心からエーテル状の薔薇の光が第三の目の中心へと上昇し、
放射現象を引き起こします。
このエーテルの流れは、東洋の教えでは
“Cave of Brahma”(ブラフマーの洞窟)として知られる
頭部の内陣を通り抜けます。
これは、松果体と脳下垂体の間にあり、
照らされると霊的な視覚に直接つながる空間であることから、
重要な意味を持つものです。
Ethereal Roseの光に導かれるこの特別な旅では、
深い魂の洞察を得ることができます。
意志と行動の中心
薔薇十字の修行の多くの側面では、
『意志と行動の中心』を育てることは、重要な役割を果たします。
東洋医学において「丹田」は
強力なエネルギーと意思の源である腹部を表しています。
これらの中枢を使うことで、
私たちは非物理的な現実に基づいて、
物理的な世界に具体的な変化をもたらすことができるのです。
薔薇十字の伝統では、意志と行動の中心は、
修行者が、内なる意図と外への顕現を調和させる役割
として機能します。
この2つを一致させることが、時には秘教的とみなされる過程において、
望む結果を顕現させる鍵となります。
この修行の重要な部分は、霊的領域と物質的領域の統一を表す
変容的な過程である物理的な物質への変換です。
人がこの変容の旅に出発するとき、彼らは多くの場合、
より密度の低いエーテルのエネルギー場の操作を含む、
段階的な一連の過程を経ることになります。
この複雑な波動の変容は、
自らの内なる共鳴を洗練させるという、
より広範な追求と一致するエネルギー浄化の原理と共鳴します。
人は、意図した目的に同調するようにエネルギーを形作り、
成形する波動の伝導者の役割を引き受けます。
その頂点に立つと、
この修行は錬金術の秘儀的な技術につながります。
この操作は貴金属に変化すると言われた
卑金属の錬金術の過程を反映したものであり、
物質的な変化を通じて精神的な上昇を遂げる
という原理を体現しています。
薔薇十字の原理において、
この追求は肉体的な要素だけにとどまりません。
それは修行者の精神の内面的な次元にまで及び、
彼ら自身の精神的本質を磨き、高める手段にもなります。
精神的な意図と物質的な行動との間の複雑な統合の結果として、
物質的な世界の限界を超越し、
精神的な世界の無限の可能性を受け入れる変容の構造
が出来上がるのです。
基礎:自己観察と安定性
薔薇十字の旅の基礎段階において、
2つの重要な修行法が基礎として現れます。
それは自己観察と心の安定です。
自己観察とは、
一日を通して自分の思考や感情、行動を精査し、
絶え間ない内省的努力を意味します。
客観的な観察を行うことで、自分の意識の複雑な働きを理解し、
自分の行動を導くパターンを洞察することができます。
安定性という第2の土台となる柱は、
修行全般を支えて安定させるための原動力として現れます。
薔薇十字団は、思考と感情と意志の安定した能力を培うことが、
霊的進化のための譲れない前提条件であるとしています。
思考の安定とは、自分の認知過程を習得することであり、
不規則な変動を避け、冷静で均衡のとれた考え方を受け入れることです。
感情の安定には、感情の乱れを超越した
調和のとれた状態を確保するために、
心の乱れを手なずけることが含まれます。
ルドルフ・シュタイナーはかつてこう言いました。
「この地球上で最も偉大な探検家であっても、
心の奥底まで降りていく人間ほど長い旅をすることはない。」
自己観察と精神的安定との間の複雑な相互作用は、
自己修練の結果、高められた自己認識へと導きます。
精神の奥底に意識の光を当てることで、
無意識の反応性の鎖から自分を解放する鍵が見えてきます。
この変容的な努力は複雑ではありますが、
潜在能力を最大限に発揮し、
より高い波動の状態へ向かう旅に出るための道へと誘います。
積極性、開放性、そして平常心
薔薇十字の伝統は、波動上昇の旅における3つの核となる
資質の重要性を強調しています。
それは積極性、開放性、平常心です。
これらの資質を育み統合する人は、
より高い意識状態へと導かれ、魂の領域と共鳴するようになります。
基本的でありながら効果的な実践とみなされる積極性は、
楽観主義と博愛の精神を通じて世界を認識することです。
薔薇十字団の積極性への取り組みは
表面的な楽観主義を超え、
より深い段階でのエネルギー的意味を探求します。
積極的な思考と意図は、
宇宙の流れと調和を促進する高い周波数と共鳴する波紋を生み出します。
この共鳴の性質を利用することで、
実践者はより深い悟りと心の真理に近づくことができるのです。
平常心(Equanimity)とも呼ばれる開放性(Openness)とは、
狭い視野を超越し、多面的な視点を受け入れることを実践者に促します。
多様な視点が調和しながら共存することを教える薔薇十字の道を通して、
同じ真実を異なる視点から見ることが奨励されます。
多面的な考え方をすることで、
精神が新しい啓示や洞察を受け入れやすくなり、
その過程で硬直した考え方が解体されていくのです。
この伝統が提唱する主題のもとを一巡する技術は、
より豊かで全体的な理解へと導く
多角的な角度から真理を見ようとしています。
平常心とは、修練者の意識に本質的な調和を与えるものです。
人生のあらゆる浮き沈みにもかかわらず、
この平衡感覚によって、人は平静を保ち、不動でいることができます。
困難や妨害があっても、薔薇十字団は落ち着いた態度を保ちます。
この落ち着きを養うことで、
修行者は感情的な反応の流砂に巻き込まれることを避け、
霊的な力を磨くための落ち着いた器を作ることができるのです。
これらの資質が熱心に育まれ統合されると、
波動上昇につながり、高次元と調和的に共鳴する力が
あなたに吹き込まれます。
我々の積極性、開放性、平常心を統合し、
スピリチュアルな周波数に同調することで、
人は宇宙の響きに共鳴し、宇宙の壮大な創造の輪に
意識的に参加することができるのです。
振り返り(Backward Review)
薔薇十字団の修行の中で、精神的な旅に深い洞察を与えるものとして、
『振り返り』があります。
一日の終わりに行う振り返りでは、
その日にあった出来事を時系列に逆順に辿っていきます。
一日の出来事や会話、体験を通して内省的な旅をすることで、
自己認識を高め、精神的な力を
より深く理解することができるようになります。
時系列を逆にして振り返ることは、
一日を構成する無数の瞬間を分解することで、
意識を高める道具として機能します。
修行者は、これらの手順をたどることで、
自分の体験の微妙な流れに気づくようになり、
スピリチュアルな力が予期せぬ出来事を
どのように仕組んでいるのかを発見するようになります。
この練習の結果、極めて重要な出会いや予期せぬ出来事、
シンクロニシティを認識することができます。
日々の経験を照らし出す効果に加え、
人生を振り返ることには深い精神的意義があります。
この内省的な旅は、
個人が過去、現在、未来の相互作用によって形作られ、
定められた目的地に向かって進むという概念である
目的地論(teleological destination)の概念と一致します。
過去をたどることに取り組む人は、
自分の人生に織り込まれた目的と共時性に隠されたものを識別し始めます。
スピリチュアルな洞察の現れとして、
『振り返り』は自らの旅を形作る
微妙な流れに対するマインドフルネスと同調を深めるよう、
修行者に促します。
自由意志とスピリチュアルな導きの間の
複雑な相互作用を垣間見ることができるこの練習を通して、
『存在』とそれを導く普遍的な流れとの
より深いつながりを培うことができます。
溶解と Michaelic Yoga
薔薇十字の方法論をより深く掘り下げていくと、
上級の修行法が中心となります。
『溶解』の修行とミカエルヨガです。
これらの練習では、
伝統的でスピリチュアルな教訓を直接的な内的体験に変換し、
魂の上昇のために宇宙エネルギーを利用する手法を学びます。
溶解の実践は、
スピリチュアルな教典に関わるための変容的な取り組みです。
言葉を受動的に吸収するのではなく、
文章の内容を自分の意識に溶け込ませ、
書かれた象徴を直接霊性に触れる体験に変換するのです。
言語という文字通りの枠を超えることで、
スピリチュアルな出会いの本質に触れ、
教えやその背後にある意識とのより深いつながりを育みます。
ミカエルヨガは、溶解の練習と平行して、
意識的な呼吸と意図を通して、
宇宙のエネルギーと力強い相互作用を表現します。
肉体的な呼吸を調節する伝統的なヨガとは対照的に、
ミカエルヨガは意識的な知覚と意図を通して
宇宙のエネルギーを活用することに重点を置いています。
この洗練された手法では、
外的な知覚を吸い込み、概念的な洞察を吐き出すことで、
感覚的な体験をスピリチュアルな洞察と効果的に融合させます。
ミカエルヨガの練習では、
外界の知覚を吸い込むこと(吸気)によって知覚を増幅させ、
意識的な意識の領域に入るようにします。
続く呼気では、観察された現象の根底にある
スピリチュアルな本質を洞察するために、
その結果生じた概念を投影します。
この循環の中で吸ったり吐いたりすることで、
物質的な世界と精神的な世界の間に橋が架かり、
両者の相互作用に対する理解が深まります。
これらの上級者向け修練法である溶解の修練とミカエルヨガは、
体験的な霊的成長に対する薔薇十字団の取り組みを例証するものです。
これらの技法に取り組む実践者は、
経典の叡智と宇宙のエネルギー、個人の変容の統合を通して、
波動の上昇とスピリチュアルな気づきの旅に出ます。
Conclusion
薔薇十字の哲学は、
人類は物質的な領域と精神的な領域の橋渡しをする責任を負っている
と仮定しています。
進化を遂げるためには、人間は意識的になり、
物質の中にある精神性を知覚する能力を実践する必要があるのです。
このようにして物質と精神は力強く相互作用し、
個人の成長を豊かにするだけでなく、
大いなる宇宙の進化にも貢献するのです。
この変容の旅でお会いできて光栄です。
今、ここに存在して頂き、ありがとうございます。