岩手県のとある陶器店の2024年ECサイトを振り返ってみて
日ごろは梅森陶器店をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
2024年も残り1か月を切りましたね。
まだ12月にはいったばかりですが年末年始はバタバタしそうなので、1月から11月分のデータでざっくりと2024年の当店ECについて振り返ってみたいと思います。
内容としては大きく2つになります。
①2024年どんな決済方法が使われたのか
②2024年ECに訪れてくれたお客様の参照元URLは-過去3年間との比較-
以前にも同様の内容で記事を投稿しております。
正直過去のデータとそこまで大きな違いはありませんが一応タイムリーな情報として、現在ECサイトを運営している方やこれからECの開設を検討している方の参考にしていただけたら嬉しいです。
当店のECサイト概要はこんな感じです。
梅森陶器店ECサイトの概要
①どんなEC決済方法が利用されている?
2024年1月~11月のEC決済利用振り分け一覧がこちらになります。
AmazonPay 56%
クレジットカード 18%
PayPay 9%
楽天Pay 6%
代金引換 4%
銀行振込 3%
ゆうちょ振替 2%
1番ご利用いただいているのが「AmazonPay」で全体の半数を超える56%で圧倒的な利用率となり、次いでクレジットカード、PayPayとなりました。
過去3年間にわたり何度か同様の記事を投稿しておりますが、この順番は毎度同じなので、もうこれが決定的と言っていいのかと思います。
当店では圧倒的な利用率のAmazonPay。
決済時にお持ちのアカウントでログインすれば面倒な個人情報の記載の必要がないなど利用面での利便性も大きく、またAmazonブランドからくる安心感(世界水準のセキュリティとそのショップがAmazonPayに認証されているサイトだということ)など、利用者様にとってはメリットが多いように思います。
もしも現在ECをやられている方で、
「うちのショップではこんな感じでしたよ」「うちとは全然違いますよ」
などあったら是非教えていただけたら嬉しいです。
利用者様に様々な決済の選択肢を用意する
何の決済方法を導入するのがいいのかという話になると、基本的には「できるだけ多様な決済方法を用意する」ということにはなると思います。
決済方法を増やすいうことはそれだけ利用者様にも選択が増えるということ、決済について何を優先するのかは
「セキュリティ」「手軽さ」「お得になる」「ポイントがたまる」などなどお客様によってそれぞれ異なるので、その様々なニーズに応えるためにも多種多様な決済方法を用意したいところではありますね。
とはいえ決済方法を増やすということは、もちろんその分管理の手間も増えますし、基本的には決済ごとに固定料金や異なる決済手数料もかかります。
自社サイトの現段階の売上と目指す売上目標、客単価と件数、ターゲット、販売商品などの現状把握と将来的な展望、いろいろな部門や角度から少し具体的に検証・想定して設定してみるのがいいと思います。
当店でも運営をしながらお客様からの声や流行りをみて、少しずつ追加や変更を進めてきました。
導入後にかかる費用に対して思った成果が得られない場合はそれをやめて、他の方法を検討するのはありだと思います。
②2024年ECに訪れてくれたお客様の参照元URLは -過去3年間との比較-
続いては「お客様はどうやって当店のECに来てくれたのか」についてです。
以前の投稿でも記載しましたが、昨今のEC集客の方法というと
「SNS運営」「WEB広告」「SEO対策」が主流だと思います。
当店におけるその3種の取り組み状況は
①「SNS運営」ー ◎ 集客のメイン
②「WEB広告」ー × やっていない(SNS広告も)
③「SEO対策」ー△ カラーミーAIアシスタントを利用して各商品ごとに設定
個別に少し説明すると
①「SNS運営」
2023年11月現在で
Instagram フォロワー約81,000人
X フォロワー約13,000人が軸になっていて
それ以外にはFacebook、Threads、note、YouTube、Blueskyのアカウントを持っています。
「Instagram」と「X」は各々毎日投稿(テーマは同じで文章を多少調整)
「FB」はInstagramの自動連係(正直効果は薄いと思っている)
「Threads」「Bulesky」はXと同じ内容をコピペ投稿
「note」は最低月1回の投稿(毎月のECランキングを主に投稿)
「YouTube」は器の使い方などをショート動画メインにときどき投稿
(役割としては「EC商品紹介ページの動画リンク用」といった感じ)
※LINE・TikTokはやっていません。
②「WEB広告」
WEB広告はこれまでやったことが無いです。
理由としては多くの個人店さんにも共通するのではないかと思いますが正直なところそこまで広告に費用をかけられないことがあり、対して無料で取り組めるSNSに高い可能性を感じていることがあります。
いまのところ今後もやる予定はありませんが、どんなものが「効果的か・流行っているか」などは調べるようにはしています。
③「SEO対策」
SEOについては、カラーミーショップの商品登録内のカラーミーAIサポートに「各商品のdescriptionのSEO設定をAI生成してくれる機能」が追加されて以降その機能を活用して約1年前からすべての商品ページを設定しています。
ボタン1つで生成してくれているのでとっても便利。(要確認&手直し)
恐らくですが効果出てます。(絶対といえないのがSEOの難しいところ)
それらを踏まえてですが「SEO対策」に注力しているというレベルではないと思います。
参照元URLの割合
以上を踏まえて2024年(1月-11月)の参照元URLの振り分けがこんな感じです。
Xから 50%
Googleから 25%
Instagramから 9%
Yahoo!から 9%
その他 8%
一番流入が多いのはフォロワー約13,000人のXからとなりました。
ここ3年くらいの傾向ですが、最もフォロワーが多いInstagramよりもXからの訪問の方が多くなっています。
やはりXは投稿にリンクURLが直接貼り付けられることと、リポストによる拡散といったInstagramにはない機能が大きいと思ってます。
他にも度重なるInstagramのアルゴリズムの変化だったり、結構色々な原因はあると思っていますが、それらをまとめるのは色々としんどいので今回もやりません笑。いずれInstagram古参アカウント(当店アカウントは2015年から開始で今年10年目)にはなかなか厳しい環境になっていると感じています。
ちなみに下の線グラフが過去3年間の参照元推移を落とし込んだものです。
(縦軸の具体的な単位は省いておりますが件数は、一番少ない2022年度でも実数で合計100,000件以上はあるのでそこそこ参考になるグラフだと思います)
ここからも見てわかるようにXは伸びていて、Instagramが落ちている。
また、GoogleやYahoo!といった検索サイトからの流入は少しずつ伸びています。
検索サイトからの流入については、前述した集客方法の③のSEO対策の効果が出ているのかと思っています。
決済の方にも書きましたが、多様な手段を用いることは今の時代にとっても重要なことなのであまり決め打ちせずに幅広く柔軟に、そして新しいことにもチャレンジしていくことが大切だと思っています。
もちろんこれからもInstagramはじめ各種SNSの更新も楽しみながらやっていきますし、新たに他の情報発信手段が出てくれば積極的に取り組んでみたいとは思っています。
まとめとして
岩手のとある陶器店のECサイト2024年についてのデータを元にまとめてみました。長々ご覧いただきありがとうございます。
誤字脱字や読みづらい点ありましたら申し訳ございません。
当店ではこんな感じで年1~2回の大きな振り返りと毎月のランキングを記事にしています。
これは皆様に当店の事を知っていただきたいという思いもありますが、自社について振り返って現状を理解することが大切と考えているからでもあります。
日ごろの業務をこなしながら大変な部分はありますが、せっかくサイトを運営しているのだから、定期的にチェックすることはとっても大切だと思ってます。
・どんな決済が多いのか
・どんな商品が売れているのか
・どんな地域からの注文が多いか
・どんなページがよく見られているのか
・月ごとの偏りや傾向はあるのか
などなど、、、調べやすいことやわかりやすいことからでもいいと思います。数字は嘘を使いないので現実的な課題を教えてくれます。
ぜひ定期的に振り返ってみてください。
(もしも検証までするのが難しい場合も数字を保存しておくだけでもあとで役に立つことがあるかもしれません)
noteでやってみたいこと
このnoteでは岩手県にある個人陶器店の日常や商品の紹介に加えて、こんな感じでSNS運営やECサイト運営なんかについても実体験をベースに投稿していきたいと思っています。
もしも「こんなこと知りたい」などリクエストいただければ、「絶対記事にします」とお約束はできませんが挑戦はしてみたいと思います笑。
応援いただけるとやる気もでるのでよかったら「フォロー」や「スキ」をお願いします。
InstagramやTwitterなどでも日常や商品についてご紹介させていただいておりますので、そちらもよろしくお願いします。