365日
娘が産まれて1年が経ちました。
不妊治療中は自分が子供を授かる未来が見えなくて、毎日泣いていた頃もありました。
辛くて辛くて何度も治療を止めようとしたけど、どうしても諦めきれなくて泣きながら、悩みながら、なんとか続けました。
娘を授かった時、安定期を迎えた時、初めて胎動を感じた時、いよいよ産まれる時、思い起こせばどれも全部鮮明に思い出せます。
娘が産まれてからは、本当に毎日慌ただしく目まぐるしく落ち着く暇もなく、ただ娘を健康に元気に生かすことだけを考えて毎日過ごしてきました。
寝てくれない時、ミルクを飲んでくれない時、離乳食を食べてくれない時、何をしても暴れて泣き止まない時、1人で途方に暮れて泣きながら娘と2人で過ごした日もありました。
娘を授かるまでも、授かった後にも、辛く苦しい思い出は数えきれないほどあるけど、それでも娘がわたしにくれた幸せな記憶はきっとこれから先も一生消えることなく鮮明に残るんだろうなと毎日思います。
産まれてすぐに、胸の上で抱いた娘の温かさ、重さ、初めてのあくび、初めてのくしゃみ、小さい小さい手のひら、土踏まずが全然ない足の裏、ぷくぷくのほっぺた、おちょぼ口、ちょっと丸い鼻、興奮すると膨らむ鼻の穴、わたしによく似た目、あげていくとキリがないけど全部が愛しい。
1年間元気に育ってくれてありがとう。貴方と過ごした365日は私の人生で1番大切な365日になりました。
夫に1年間ありがとう、私たち頑張ったねと言いながら眠りについた夜はなんとも言えない多幸感に包まれました。
これからも辛い事沢山あると思うけど、頑張れたらいいな。