映画と現実のリアルな話3
仕事にも、東京にも慣れた、ある日、なぜか、はきはきと対応する経理の新人の女子が気になり、声をかけました、その子もなぜか僕のことを気にかけている風なので、「どうして」と聞いたところ、電話のカンジがいいとのことでした。なんだかわからないですが、チャンスかと、映画に誘いました。お店の近くの、テアトル東京で映画「大地震」をやっていたので、デートにさそいました。当時は画期的な地震の振動を体験できる映画でした。二人とも大興奮でした。この時をきっかけで付き合うことになりました。面白いのは休日に会うと高校生みたいな洋服を着てくる彼女でした。今日のデートの服装はベージュのダッフルコートにジーンズと白のスニーカです。
パチンコをやりたいというので、お互いに離れてやっていたのですが、突然いなくなり探した(当時は携帯などなく)あげく、隣の交番に職務質問を受けていました。高校生と間違われていました。そんなこんなで彼女とあっていると面白いこと起きます。新宿の同伴喫茶で、上京の折。おやじに買ってもらった時計を落とした事もありました。会社でランチを誘って、将来のこと、カメラマンにぜったいなるから、これからも付き合って欲しいと、そしたら彼女は「私、公務員か普通のサラリーマンがいい」とえーー!!、毎回面白いこと呼び込む人が、普通の考えをもっていたとは、ちょいとショックでした。それからはなんとなくデートの回数も減り疎遠に、彼女も会社を辞めていきました。そして僕はカメラマンになるためにカメラショップを辞める決心をしました、、、、、、。つづく(カメラマン修行時代、赤坂編へ)
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