『人間の教科書』 驚くほど幸せ体質になる3つの秘訣(その1)
幸せ体質になるための最強メニューはこれです!
①ありがとうチャレンジ(誰でもおすすめ)
②自分は借り物(劣等感や疲労感にさいなまれる人に特におすすめ)
③イエスマン(人間関係で苦労しやすい人におすすめ)
ひとまず僕がぱっと頭に浮かんだ3つを列挙しました。
でも「ありがとうチャレンジ」だけでも実践できれば、もう充分なんじゃないかなぁという気がします。
ひとつずつ解説します。
①ありがとうチャレンジ
これは、もう他の記事でも紹介していますし、小林正観さんをはじめ、多くの人が提唱・実践し、かつ効果も上がっている方法ですよね。
なので、もう是非試してみてください以上おわりっ
て感じなんですけど、それじゃ記事にした甲斐がないので、まだ開始して3週間程度の僕が感じている効果について紹介します。
まず、このあらゆるものに「ありがとう」を言う習慣を始めた当初は大いに戸惑いがあったものの、ペースを掴んでいくまでの顛末については、これまでの記事でも紹介していますが、
それとは別で、実践の中で気づいた効果的な方法を紹介します。
①幸せ体質になる秘訣その1
「自分の部屋の目に見えるもの全て一つ一つにありがとうを言ってみる」
これはおすすめです。そのモノに対して「ありがとう」と言う理由については特に考えなくてもひとまずOKです。ペースが掴めてくれば自ずと分かるので。ひとまず機械的に「ありがとう。ありがとう」と言っていけばいいです。
特に慣れてきた頃がいいのかもしれませんけど、最初戸惑いのある状況でやってみてもいいのかな?
(僕はだいぶ慣れ始めてから、この秘訣に気づいたのですが)
まず最初は「ありがとう」って機械的に言っていても、戸惑います。
「自分はなんで、ありがとうって言ってるんだろう」とか
「こんなことやって意味あるのか。時間の無駄だ」とか
「見返りを期待して、ありがとうって言ってるみたいな自分がなんだかいやだ」とか
「だんだん『ありがとう』が『蟻が十』を経た末に『蟻が問う』に聞こえてきて、自分が何を言っているのかよく分からなくなってくる」とか
「家族に白い目で見られる」とか
「精神的に問題を抱えているんじゃないかと思われる」とか
そんな問題が発生してきます(笑)。
「やってる意味がわからないし、ばかばかしいので、やめちゃおう」と思う人も出てくるかもしれません。
でも「これだけの人が『効果ある』って言ってるんだから、ひとまず意味はわからないけど続けてみるか」と思ってみてほしいです。
やっているうちに段々わかってくるんです。これが面白いし、発見なんです。
例えば部屋にあるもの、すべてにひとつひとつに「ありがとう」と言い続けてみてください。
これをすると数も稼ぎやすいので、特に何にありがとうと言ったらいいのか分からない、始めたばかりのときはやりやすくなると思います。
そして最初は機械的に言ってても、だんだん「ありがとう」といえるだけの理由が見つかってくるのです。
例えば僕の部屋には、おびただしい数の本があります。
まだ読んでいない積ん読や読みかけの本もたくさんあります。
こんなもの、なんの役にも立っていないし、無駄に買ってしまったゴミみたいなものと思っていた時もありました。
でも「ありがとう」と言っているうちに気づいてくるんです。
「でも、たったこれだけの本を書くのにも、ものすごい時間と手間がかかってるんだろうな」
「編集者とかデザイナーとか営業とか、取次とか本屋さんとか、それらを運んだ人とか、いっぱいの人が、この1冊の本に関わっているんだろうな」
「そんなものすごい手間のかかっているものが、たったの千円とかで売ってるなんて、考えてみたらすごいな」
とか、こんな感じです。
これに気づき始めたら、もうしめたもの。「あれもこれも、ありがとう」の連続爆発が起こり始めます。
「この服のファスナーの金具の部分、これ、どうやって作られてるんだろう? たぶん、この金具のもとになる金属自体はアフリカとかで採掘されて、それが輸入されて外国の工場とかで加工されて、それがはるばる日本に運ばれて、それでこうして今、我が家に届いているんだろうな。いったいどれだけの人がこれひとつ作るのに関わっているんだろう」
とか、もうそんな調子で、さまざまなものの、さまざまな箇所に「ありがとう」を言ってもいい尽くせないくらいの理由が見つかってきます。
もし僕が「この服についてる、この金具を作って」と言われても、なにをどうしたらいいのか正直わかりません。その手間とか労力を考えたら、普段なんとも思っていなかったものが、どれだけのコストを掛けて生み出されているかが見えてくることでしょう。
そうなれば次にこんな感じになってきます。
「え、てか、何これ、俺の部屋に在るもの、すごくね? ひとつひとつに、ものすごい人が関係してるじゃん。きっと、その中にはいろんな汗と涙と苦労と喜びがあったんだろうなぁ。なのに俺は、ただお店でお金払って、それで当たり前のように手に入れて、作った人たちに『ありがとう』なんて、ひとことも言ったことなかったんだなぁ。そう考えたら、もう、ありがとうって一生かかっても言い尽くせないくらいのモノが今すでに、この部屋の中に満ち溢れてるじゃん!すげーじゃん!」
って気づき始めます。
この記事を書いてるパソコンもそうです。スマホもそうです。ものすごい数の人が関与して、これらは生まれて今この部屋にあります。
もう、今この瞬間、ぼくらはものすごい奇跡の中に生きているわけです。
何をしなくても何をされなくても、僕らは既に充分、素敵な空間の中にいるわけです。
ただ目が曇って、それが見えなくなっていただけのことなのです…!!!
と、まぁここまで書いて「おいおい、落ち着け俺」と思っています。
読んでる人がついてこれないぞ、と。ドン引きされちゃうぞと。
そうです。かつての僕も、そう思っていたかもしれません。
そんな、ありふれた、どこにでもいる、どことなく満たされない自分だったような気がします。
でも、この「ありがとう習慣」を始めてみると、
「あれ、うそ、なにこれ? 俺って、こんなにも、すごい場所に生きてたの? え、ほんとに? まじで? あれ、なんでそんなことに今まで気づかなかったんだろ。え? わ、まじですごい。実感としてすごい…! わー、ありがとー!!! 世界ありがとー!!!」
と、こんな感じで、自分が今いるこの部屋、「ありがとうチャレンジ」を始める前までだったら「なんだか、しみったれた部屋だな」くらいにしか思っていなかったそんな部屋が、ものすごく特別でありがたいモノであふれている奇跡の塊みたいな空間だったじゃないかー!!ということに気づき始めるわけです。
そうすると、もうひとつ気づきが起こりえます。
もしいま、自分がしている仕事が、世の中の役に立ってるんだかなんだか分からないとか、今ひとつやり甲斐に欠ける、などと思っていても、
「…もしかしたら、この仕事も、こんなふうな尊さの一部になってるのかもしれない」とか
たとえ仕事をしていなくても、ひとまず自分がこうして生きて消費しているだけでも充分、世の中の役に立ってるってことなんだな、
などと思えてきて、これまで何も思っていなかったり、なんならネガティブな意味付けをしていたようなことに対してすら幸せ感が増しましになってくるわけです。
そう、これが「ありがとうチャレンジ」の最大の効果です。
宝くじが高額当選するとか、そういう、いかにもな奇跡が起きなくても、これだけで、もう充分、幸せになれるんじゃないでしょうか。
「それはあなただから、そう思えたんじゃないですか? 私はとてもそんなふうに思える気がしないです」
そう思われる方もいるかもしれません。
でも、これは騙されたと思ってやってみてくださいとしか言えません。
この記事で「ふーん。でも私はこうはならない」などと思わないでください。頭でわかった気になるのと、体感を獲得することの間には、泳げなかった人が泳げるようになるくらいの開きがあります。
僕だって実際に自分がこんなふうに変わるとは思っていなかったのです。
やれば「あれ? え、まじ?」って感じで実感が変わってきます。
是非お試しあれ。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!!