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住み込みアルバイト1ヶ月を終えて。


こんにちは、どうも梅野です。

住み込みアルバイトをしながらアプリ開発をしています。


今回は、住み込みアルバイト生活が1ヶ月を経過したので感想文です。
生活感が伝わるとうれしい。

主に、初日と元旦、あとは感想です。



初日

住み込みアルバイトの強い動機として、生活環境を変えたいというのがあり、大阪ではないことと、関西以外で探しました。そんでもって東京より北に行ったことがなかったということで、山形県蔵王ざおう温泉になりました。

とにかく、すぐに帰れる距離感ではないことが大切でした。

山形に到着した日本地図

雪国に到着


山形駅

バスがたくさんの雪を頭に乗せて走っていて、わあ、雪国に来たなと思いました。

わざわざ寒い時期に雪国に来たのは、雪のある生活を自分でイメージできなかったのも理由のひとつです。午前中に雪かきしたり、車のワイパーを立てて駐車したり、長靴の便利さだったり。雪と生活をあまりにも知らないなと。日本の四季のひとつ、冬を案外と感じられていないのではないかと。


雪のイメージ不足で対策ゼロのスニーカーで到着。山形駅周辺を歩き回っていると何回も滑りかけました。雪を舐めてはいけませんね。


勤務先に到着

蔵王温泉行きの山交バスに乗りました。山形駅から蔵王温泉まで40分ほどです。片道1200円。

働く旅館に着き、挨拶を済ませ、これから3ヶ月、自分たちの住む寮に案内していただきました。

寮の状況が分かったところで、来て早々、山形駅のダイソーめがけて出戻りしました。往復2,400円をかけてでも、必要なものは初日に揃え切ろうと、勢いで現地調達に出かけました。3ヶ月間もの生活を始めるのは案外大変です。

洗濯用洗剤、壁掛け物干し、洗濯ハンガー、スリッパ、ゴミ箱(燃えるゴミ用)、ゴミ箱(プラスチック用)、アルコール消毒液、歯磨き、歯磨き粉、ドリップコーヒー、バスタオル2枚、フェイスタオル5枚、トイレブラシ、トイレ用洗剤、トイレ消臭剤、耐熱カップ、ミニ箒とミニちりとり、雑巾、メラミンスポンジ、ビニール袋、トイレットペーパー、ティッシュ、掃除用コロコロ、ビニール傘

すぐに必要だったので山形駅まで山を下りましたが、初日以降は、amazonでフロント宛に送る許可をいただいて、生活物資を調達しています。


住み込みアルバイトをしてみて


一番嬉しかったことは生活が規則正しく維持できていることです。小学生のときより早い朝です。

1日の生活リズム

6:30起床
07:00-11:00|朝勤務
11:00-11:30|朝昼兼用ご飯
11:30-17:00|中抜けアプリ開発
17:00-21:00|夜勤務
21:00-22:30|夜ご飯と温泉
00:00就寝

休みは週1-2です。
生活規則があり、この時間しか開発作業できないと思うと時間の濃度も上がりますね。

11:30-17:00の中抜け休憩のとき、カフェ作業のつもりでしたが寮作業に。
ひとつのカフェは冬季が繁忙期で春まで休業。もう一つのカフェはスキー客でランチが盛況していて、パソコンを開くのが恐縮なので。


アプリ開発の作業拠点

住み込みアルバイトの寮なので、寝床オンリーです。作業環境をamazonで調達します。

買いました。

作業机1つと椅子2つ。
住み込みアルバイトに一緒に来ている青木の分と合わせてです。

部屋の立て付け上、梅野だけが机が別途必要だったので、作業机は1つです。

どでかい荷物が旅館のフロント宛に届きました。
ありがとう無印良品、ほんとに良品だね。

どでかい荷物をフロントに送り付けて以降、amazonから僕たちの荷物が届くとニコニコで「届いているよ」と事務室の方々が教えてくれるようになりました。多分いじられている笑。


作業机と椅子を組み立てた夜

カフェに行くにしても毎日往復30分は歩くので、寮作業がなんだかんだ捗ります。山形初日から2週間ほどベッドの上で作業していましたが段違いです。椅子と机って大切ですね。

雪景色をみながらの作業です。

天気の良い日は遠くの山まで見えて、心地いいです。うわあ、空気遠近法だね青みがいいねと眺め続けています。健康になれます。


寮からの雪景色 - 吹雪の日 -


憩いの蔵王温泉

蔵王温泉は酸性pH1~2の強酸性の硫黄泉です。ちょっとピリピリとするお湯加減。毎日、温泉だからですかね、体調がいいです。

露天風呂はぽつぽつと冷たいみぞれを肩で受けながら、温かい温泉に浸かるのが気持ちいです。雪国ならではのこの塩梅。

住み込みアルバイトを探す優先順位で温泉利用は3番目でしたが、必須かもしれないです。3ヶ月の勤務期間を終えて、大阪に帰ると温泉がなくなるので、今の時点でかなり名残惜しいです。

年末に支配人からもらったドリンク

温泉上がりに腰に手をあてて飲むドリンクは雪で冷やします。
これは趣が深い。おいしい。


出ていかないお金

住み込みアルバイトだとそうなりますよね。
洗濯機、賄い、個室寮と衣食住があるのでお金を出す機会が少なくて。炭酸飲みたいなとか、ケーキ食べたいなとか、ラーメン食べよとか思わない限りお金は出ていきません。

何かほしいなと思っても、吹雪いていると、買いに行くのが面倒くさいになってお金はあまり使いません。寒さは物欲に勝る。

東京にいたときは、コンビニ飯だったり、スーパーの惣菜だったりでエネルギー補給で食べてたし、お金はかかるしでした。


元旦の蔵王温泉


大晦日は年末感を味わうために、パソコンを開いてとりあえず紅白をみました。

やっぱりハードウェアって大事ですね、こういう年の瀬にはキーボードではなく、dボタンの付いたリモコンでザッピングしながら、テレビを付けて観たいですね。年末感をうまく出せなかったです。

元旦1月1日は勤務日でしたが、どうにか元旦は元旦の感じを出そうよと中休憩の時間でお出掛けしました。
長靴を履き、雪道に沈みながら歩いて初詣、お雑煮、おみくじを引いて蔵王温泉で元旦っぽく過ごすことができました。

酢川温泉神社

初詣は酢川温泉神社。
この先をずいぶん上ったところに神社はあります。雪の中だったのでかなり険しかったです。ありがとう手すり。

2礼2拍手1礼をしてきました。


お餅屋さんのお雑煮を食べました。
あと、くるみ餅も。山形県のお正月には納豆餅みたいでしたが、くるみ餅に惹かれました。

うん、つきたてのお餅は違いますね、めっちゃお正月になった。

山口餅屋


酢川温泉神社で厳かなおみくじを引きたかったけど、見当たらなかったのでエンタメ要素の強い湯みくじを引いてみました。どうやら中吉にあたる引きだったようです。

湯旅屋 高湯堂


地に足ついている感じ


住み込みアルバイトを1ヶ月終えて、
役割に分かれていることって大事だなと。

仕事の上下関係もあくまで役割なはずです。偉いことも偉くないことも役割のうちです。でもそこに礼儀や人としてみたいな曖昧なエゴが歯に挟まっていたなと思いました。

アルバイトは分かりやすくていいです。役割です。

どれだけ仕事を早くこなしても、人数が必要です。物理的に回せません。ひとりでは物理的にこなせないので役割が必ず発生し、連携が生まれます。

この物理的に必要とされる感覚って心地いいなと思いました。

そこに仕事ができるできないではなくて、人一人として必要とされている。今まで、人をできるかどうかで見てしまう嫌いな自分が自分の中にいました。ついそういう見方をしてしまうのがとても嫌でした。自分の仕事に余裕がないことや、仕事ができる人でありたいというコンプレックスが他人に向いてるし、健康じゃない。

フラットでいたい。

業務としての職業での関わりではなく、職業の成り立ちに立ち返り、人と人との役割で業務に関わり、役割をこなすことが健康的なんだなと住み込みアルバイトで学びました。

パンパンにいただいた賄いチャーハン(めちゃうま)

今後の住み込み蔵王ライフ


中華そば 奥村

住み込みバイト先で、美味しいお店やここは外せないお店など色々と情報を聞いていると楽しいですね。山形のラーメンって量が多いみたいです。

旅行目当てで山形県に来たわけでもないので情報はゼロです。聞き込みで情報を集めています。ゆかりのある人に聞くのは楽しいですね。SNSやブログ記事もいいけど、足で稼いだ情報で実際に行くとストーリーを感じて心躍る。

ひと通り開拓すればまた、蔵王温泉をまとめてみようかなと思っています。


蔵王にいるうちにカモシカに会いたい。リスには会えた。

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梅野さなた
歩いたところにある自家製ホットレモネードが飲みたい