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【2023年度最新版】英検2級2次面接試験対策

今回は英検2級の面接試験対策法に
ついて語ります。

「May I come in?」 は言う必要はない

なぜかドアをノックした後
「May I come in?」と
言わないといけないだとか、
「Have a seat, please.」と
言われてから
席に着かないといけないだとか
言われることがありますが、
全部都市伝説です。
そもそもカードを渡されるまでは採点対象外です。

たまに「May I come in?」を言い忘れた
ことに気づいて焦ったという
感想を生徒さんからもらうことがありますが、
合否にはまったく関係ありません。
余計なことに気を遣って
メンタルを削られないようにしましょう。

音読(5点)

では採点対象になるカードを渡された
後から解説していきます。

カードを渡されたら
まずはカードの上半分に載っている
英文を音読するテストから始まります。

「Please read the passage silently for 20 seconds.」
 (20秒間黙読してください)
と言われるので、文章に目を通し始めます。
このあとの音読で面接官が気にしているのは
英文の意味を理解して
適切な箇所で文を切って
読めているかどうかです。

20秒でできる限りで大丈夫なので、
大まかな意味を掴むようにしましょう。

「Please read it aloud.」
と言われたら音読を始めます。
気を付けるポイントは

①複数形や三人称単数現在形のsの抜けに注意する
これは意識しないとかなり抜けます。

②意味のかたまりを意識して自然な場所で区切る
コンマとピリオド以外では
適切な意味の切れ目で切りましょう。
例えば 「as a result SV」
という文があったら
「as a result / SV」と
スラッシュの箇所で切ります。

③知らない単語があっても適当に読む
黙り込んでしまうのは
態度点にも関わります。
(態度点はコミュニケーションを
積極的に取ろうとしているかどうかが
採点対象になっています)
ローマ字読みでもいいので
適当に読みましょう。

また、慣れてくると黙読の時に
次のNo.1の解答になりそうな部分を
あらかじめ見つけられるようになります。

そのレベルまで繰り返し
練習しておくと安心です。

No.1(5点)

先程音読した文章に関する質問です。
WhyかHowで質問されます。
Whyできかれたら「so」や「as a result」の前、
Howできかれたら「By doing so」や「in this way」の前が
答えであることが多いです。

(質問例)According to the passage, why can some companies increase their product sales?

この質問の場合、Whyできかれているので
下の英文中でsoの前の太字の部分が
解答すべき箇所になります。

(英文例)Now, advertisements that people can watch on the Internet are attracting attention. Some companies use such advertisements, so they can increase their product sales.

ただし、満点を取るためにはこの文の
主語を代名詞(単数ならIt, 複数ならThey)に変え、
suchやthese, thisやthemなど前の英文を
言い換えている部分を具体的な表現に変えます。

この文の場合、主語がSome companiesなので
Theyに変え、
such advertisementsを前の文の
advertisements that people can watch on the Internet
に変えます。

(解答)They use advertisements that people can watch on the Internet

これで5点満点になります。

No.1は形が決まっているので
練習すれば得点しやすい部分です。
代名詞変換と前の英文との照らし合わせの練習をして
満点を目指しましょう。

No.2(10点)

3コマ漫画の説明をする問題です。
ただし自力で文を作る部分は
限られています。
No.1と同じく形が決まっているので
きちんと練習すれば高得点が狙えます。

①3コマ漫画の上の太字の英文を読む

まずは、3コマ漫画の上にある、
Your story should begin with this sentence: 
という文の後ろの太字の英文をそのまま読みます。

②1コマ目

誰かが誰かに話しかけています。
片方の人物には吹き出しがついており、
中に英文でセリフが書いてあります。

ここは
A said to B, " 吹き出しの中のセリフをそのまま読む"
ですべて対応できます。

③コマの間の矢印の中の英文を読む

「A few minutes later」など
時間の経過や場所の移動を表す
言葉があるのでそのまま読みます。
2コマ目と3コマ目の間も同様です。

④2,3コマ目

二人もしくは二組の人物が描かれています。
片方の人物には吹き出しが
ついていることが多いです。

その場合、吹き出しがついていない方の
人物を過去進行形(または過去形)で表現することから始めます。

こういう絵の場合、
S was serving food.
と説明します。

続いて吹き出しがついている方の
人物の説明に移ります。
何かを言っている場合は、
「S said," I can eat a lot of food"」
直接話法を使うと言いやすいです。
何かを考えている場合は
主語と時制の一致に気をつけます。
「S thought that he could eat a lot of food」
というのが解答例ですが、
that以降の主語がこの場合
「I」ではなく「he」であること、
「could」や「would」などの
助動詞の過去形を使うことが
気をつけるべきポイントになります。

たまにまったく吹き出しがない場合がありますが、
その場合それぞれの人物の様子を
過去進行形(または過去形)で説明すればOKです。

以下にこの説明で大切になる表現をまとめています。
差がつく表現なので全部覚えておきましょう。

※No.2 過去進行形 差がつく重要表現集

feeling cold (tired)「寒さ(疲れ)を感じている」
setting up ○○「○○を組み立てている」
playing with 〇〇「〇〇と遊んでいる」
choosing 〇〇「〇〇を選んでいる」
taking 〇〇 from 〜「〜から〇〇を取り出してる」
sleeping on the sofa 「ソファーで寝ている」
pouring 〇〇「〇〇を注いでいる」
looking at a sign「看板を見ている」
writing something on some paper「紙に何かを書いている」
trying on 〇〇「〇〇を試着している」
picking up the garbage「ゴミを拾っている」
taking a lesson「授業を受けている」
putting 〇〇 into 〜「〜へ〇〇を入れている」
having trouble 〜ing「〜することに困っている」
serving 〇〇「〇〇(飲食物)を出している」
paying 人 money「人にお金を払っている」
ordering something「何かを注文している」
talking with a clerk「店員と話している」
doing the laundry 「洗濯をしている」
the phone was ringing「電話が鳴っている」

※進行形以外で頻出の表現

be caught in the rain「雨に降られる」
be sick in bed「病気で寝ている」

No.3(5点)

ここからはカードをひっくり返して
自分自身の意見を答える問題になります。

気をつけるべきこととしては、
理由を2文で答えることと
個人的な経験ではなく
一般的な意見を言うことが大切です。
このあたりはライティングと同じです。

No.3に関してはまず、
面接官の質問に対して
I agree か I disagree (またはI don't agree.)
で答えた後に理由を2文で答えます。

ここで多いのが質問文に
「too(〜し過ぎ)」が含まれている場合、
I agree と I disagree を逆に答えてしまう人
たくさんいらっしゃいます。

例えば「日本人は紙を使い過ぎだと思うか」
と言う質問には I agree で答えた場合、
理由として紙を使い過ぎている悪い例や
どうやってそれを改善できるかを答えます。

(解答例)
It is important for Japanese people to use tablet computers.
If they use tablet computers, they can save the environment.

理由の2文は解答例のように
1文目は It is 構文がおすすめです。
It is の後ろの形容詞は
important や interesting,
ネガティブなものだとbadやharmfulを使い、
to 以下の部分は思いつかなければ
面接官の質問をうまく使って答えます。
(例:It is harmful to use a lot of paper.)

2文目は1文目で抽象的に答えたものを
より具体的に答えます。
「If SV, S can V」や「By doing so, SV」、
「This is because SV」などが
使いやすいと思います。
(例:This is because people cut a lot of trees.)

No.4(5点)

質問に対してYes.かNo.で答えた後、
Why? またはWhy not?ときかれるので
No.3と同じく理由を2文で答えます。

おすすめの構文はNo.3と同じです。
以下に解答例を載せています。

(質問例)人々は個人情報を簡単にネットに上げすぎだと思うか。
(解答例) Yes. It is dangerous to put their personal information
on the Internet. By doing so, they can't live comfortably.

合格点の目安は21/33前後

面接はここまでの音読から
No.4までの30点分に
態度点の3点を加えて
33点満点になります。
合格点は毎回変動しますが
大体21点前後です。
形が決まっている音読からNo.2までで
しっかり点数を稼いでおくことが
合格の秘訣になります。

No.3、No.4は参考書などを見ると
載っている解答が立派すぎて
萎縮してしまうかもしれませんが、
そんなに難しい内容や構文が
求められているわけでは
ありません。
今日紹介した解答例程度のもので
十分ですので、
答える練習をしていただけたらと思います。

学習塾 Mi ga ku の個別面談について

いかがでしたでしょうか。
英検2級は準2級までと比べて
不合格になってしまう生徒さんが
より多くいらっしゃいます。
今日紹介した対策をやっておけば
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学習塾 Mi ga ku では随時
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最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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