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社内ラジオをオンラインで週1×6回やってわかったこと


コロナになってから始めたことの一つ、
オンラインシステムを使ったお昼の社内ラジオ。

普段はイベントを中心に社内外のつながりを作る仕事をしていますが、コロナの影響で、2月頃から社内イベントは軒並み延期になっていました。

きっかけはコミュニケーションの低下


4月初めの緊急事態宣言後、在宅勤務が中心になり、「同じの部署の情報すらいつもより入ってこない」、「他部署の状況はもっとわからない」・・・
社内のコミュニケーションの低下が、各部署のメンバーから伝わってきました。

「なんとかしたい!!」

どうしたら社内のモヤモヤを解消できるのか、悶々としていました。

そして、その思いがピークに達した4月半ばの水曜日の午後、
「そうだ、お昼に気軽に参加できる社内ラジオをはじめよう!」
と思い立ち、パワーポイント1枚に構想をまとめました。

オンラインラジオって?

「オンラインのラジオって何?」
 と思われるかもしれませんが、仕組みは至ってシンプル。

テレビ会議システム(Teams、zoomなど)のリンクを告知でお知らせし、
時間になったら参加します。

時間帯は12-13時のランチタイム、出入り自由。
毎回テーマに沿って社内のゲストスピーカーに登場してもらいます。

チャットで質問・コメントを受け付け、オンタイムでチャットを拾います。
そうすることで、参加者との双方向の場作りを心掛けました。


先ずは週1、トライアルで

初めは「現実的に続けられるか検証しては?」と待ったをかけられそうになりましたが、、、
「協力するよ!」と言ってくれた先輩たちの後押しで、週1のトライアルが始まりました。

蓋を開けてみると、毎回50名ほどの参加者が。

「気軽に参加できていい!」
「耳だけ貸してお昼を食べながら参加したよ」
「チャットで発言できるのでリアルのイベントよりも参加しやすい」

たくさんのポジティブな反応が返ってきて、
参加者・ゲストスピーカーのみんなで気軽な場を作れたんだ、
「思い切って初めてよかった!」と実感しました。

見えてきた"3つのポイント"

初めの方は自分のDJ力の低さで、
「ああすればよかった。。」と反省もたくさんあったのですが、、、
(名司会者やラジオDJの方は本気ですごいと痛感!!)

オンエアー後、
振り返り → 次週の内容を考え → 翌週ゲストスピーカーの打合せに生かす
ことで、PDCAを回しました。

今回のトライアルでわかった"3つのポイント"があります。

① 番組全体でメリハリをつける
イントロ(趣旨・グランドルール説明)、エンディング(まとめと感謝・次回予告)を入れる

② テンポを大切に
ゲストスピーカーや進行役の話す尺が長すぎないように。キャッチボール形式でテンポよく、利き手のことを第一に考えた場に。

③ チャットの拾い方
質問を随時入れる。同じような意見が集中した時は要約してゲストにコメントで伝える。たまにチャットした人を呼び出すアドリブも入れつつw

週1でPDCAの結果がわかるので、週を追うごとにバージョンアップする感覚がありました。

参加者とゲストスピーカー、みんなで場を作る楽しさ

金曜12時になると、
「みんさん、こんにちは!今日も始まりました!」と、スタート。

毎回想定通りにいかないこともありましたが、(保育園自粛で在宅勤務with子どもだったので、毎回子どもたちが乱入する放送事故発生w)そこもご愛嬌、LIVEの楽しさだと割り切って。
あっという間に1時間が終了。


「今日はチャットがたくさん飛び交ってたなぁ」
「やっぱりゲストスピーカーの人の話は面白かった。でもあの場でもっと人物像を引き出せたら」・・・

終わった後に振り返りながら、無事終了できたことに心から感謝して。


場づくりには、リアルでも、オンラインでも何かしらハードルはあります。
でも、ハードル超えるためのガイド、参加者への声の掛け方などで、
その場の雰囲気が作られることが、今回の経験からもわかりました。


オンライン化が一気に加速し、
オンラインで時間・場所の制約を超えたコミュニケーションのあり方は、アフターコロナでも選択肢の一つとして着実に残ることがみえてきました。


緊急事態宣言が解除されれば失速する、という声もありましたが、
「続けてほしい」と多数の後押しがあり、継続が決まりました。

新しいことを始める時、
周りが心配したり、自分でも本当にできるのか不安になることもあります。

でも、その一歩を踏み出すと、見えるものが必ずあります。

最初のうちは期待通りの結果じゃないかもしれない。
でも続けてみる。

誰のために、何を変えれば、望む場ができるのか?
を考えて、PDCAを回してみる。そして、主催者もその場を楽しむ♪
 

これからどんな形になっていくのか?!
多様な人たちが参加できる場になることを心の中で思い描きながら。

この先も一回一回を楽しんで、みんなが望む場を作っていきたいです。


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Umenote / Umeno Khan
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