215冊目:赤ちゃんと僕/羅川真里茂
こんばんは、Umenogummiです。
赤ちゃんと僕/羅川真里茂 作
小学生の榎木拓哉は交通事故で母親を亡くし、父春美とまだ幼い弟実との3人暮らし。仕事のある父の代わりに実の世話や家事などを引き受けています。
拓哉はしっかり者ですが、小学生らしく母親を恋しがったり、まだ無垢でものを知らない実の行動に腹が立って怒ることもあります。
一方で結構な兄バカでもあり、ついつい実を甘やかしてしまうことも。
実はまだ泣き虫でキュートな外見をしていますが、内面は結構な男前。拓哉の友人・ゴンちゃんの妹ヒロを犬から守って惚れられたり、拓哉の同級生・藤井くんの妹一加にアプローチされたりとかなりモテモテ。春美さんんは男前、拓哉も同級生の女子生徒たちから人気があるようなので、実もその片鱗が伺えます。
家族愛、兄弟愛を描いた、心暖まるハートフルな物語です。