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225冊目:暗殺教室/松井優征
こんばんは、Umenogummiです。
今日はこちらの少年マンガです。
暗殺教室/松井優征 作
あらすじ
進学校である椚ヶ丘中学校ですが、3-Eは授業についていけなくなった生徒や、問題児などが通う落ちこぼれクラス、通称「エンドのE組」です。校舎も普通の校舎から離れた山奥に立っています。
そんな3-Eに新しい先生がやってきます。
その先生は、黄色い体に妙に丸い顔、奇妙な手足を持っていました。彼らが3年生になった初めに起こった「月が7割蒸発してしまった事件」の犯人だと名乗り、来年3月(つまり3-Eが卒業する時)には地球も月のように爆発させると宣言します。
同行していた防衛省の烏間の口から、先生はマッハ20で空を駆け、満月を三日月に変えるほどのパワーを持つ怪物であること、そしてそのことを知るのは各国首脳のみということが語られます。さらに先生からの交換条件を受け、烏丸は生徒たちに依頼します。
この怪物を君たちに暗殺して欲しい!!
斯くして、3-Eの生徒たちは殺せない先生・殺せんせーを暗殺するために、学生の本分である学業はもちろん、暗殺の腕も磨いていくことになります。
感想
先生を生徒があらゆる手を使って殺すという、今までになかったような斬新なお話だと思います。
松井氏の作品は以前紹介していて、(正直その魔人探偵脳噛ネウロの方が好きなのですが、暗殺教室も面白い作品には変わりありません。)お話の作りが独創的なのが持ち味です。
殺せんせーの身体は特殊なつくりをしているので、殺せんせーを暗殺する武器は生徒たちの身体を傷つけることはありませんが、殺せんせーには効果的という武器(国が開発した対先生物質を加工していたBB弾やサバイバルナイフなど)を用いて暗殺します。これなら苦情も来ないですね笑
生徒たちは殺せんせーのインパクトのせいであまり目立った生徒はいないのですが、積極的にせんせーを暗殺しようとする者、サポートに徹する者、個人プレーでせんせーに暗殺を仕掛ける者等、徐々に殺し方に個性が出ていきます。
異常な状況下にありながらも、殺せんせーは生徒たちを指導し、更に落ちこぼれクラスをトップに押し上げるために努力します。そんなせんせーの努力を知り、生徒たちは暗殺対象であるせんせーを信頼していき、学校生活に活力を見出していきます。もう想像がつくかと思いますが、ラストはもう号泣必至ですよ。
普通じゃない学校生活×暗殺という組み合わせが化学反応を起こして、とても楽しい、ときにじーんとしてしまうマンガになっています。