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266冊目:星の王子さま/漫☆画太郎・サン☆テグジュペリ

こんばんは、Umenogummiです。


今日はあの名作を大胆にアレンジしたギャグ?マンガです。
※グロが苦手な方は注意?






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星の王子さま/漫☆画太郎 漫画 サン☆テグジュペリ 原作



あらすじ


操縦していた飛行機のエンジンが壊れ砂漠に不時着したパヤオは、飛行機の修理中に「羊の絵を描いて!」という声を聞き振り返ります。

そこに立っていたのは生首と大きな斧を持った小さな全裸の男の子でした。


何を言っても「羊の絵を描いて!」としか言わない男の子に、パヤオはさっさと帰ってもらおうと適当に羊の絵を描きます。しかし男の子は「病気で弱っている羊はいらない!」と、その絵を斧でずたずたにします。

その後も男の子はパヤオが描く絵が違うと飛行機を破壊したり、パヤオの右足を切断したりと、パヤオは焦る気持ちの中で、一枚の絵を差し出します。それは箱の中にいる羊の絵で、男の子はそれを気に入ります。


ふしぎな力で飛行機とパヤオの足を治した男の子は、パヤオに自分が小さな星から渡り鳥に乗って来たことを話し、パヤオが描いたUFOに乗って自分の星へ帰ると告げます。


描いた絵に乗ることはできないと、パヤオは否定しますが、王子さまはパヤオにUFOを3D化するように斧をもって迫ります。命がけでパヤオが描いた絵に向かっててきとうな呪文を唱えると、ちいさなUFOが現実に現れ、二人は渡り鳥式で宇宙へと旅立ちます。





感想


漫☆画太郎氏の作品ですから、どうせババアが出てきたり、階段落ちでトラックにはねられたりするんでしょ。あとコピペの多用。




…と思いきやちゃんと星の王子さましています。
登場人物は無茶苦茶で、男の子=王子さまは暴力的だし、パヤオは描いた絵を3D化できるわでやりたい放題です。

原作では王子さまがぼくに自分の星を離れて数々の星を巡った話をしますが、この作品では原作のぼくに当たるパヤオは、王子さまと一緒に数々の星を巡ります。その星々で地理学者(ぢーさん)ビジネスチャン(原作の実業家)などと出会い、王子さまの故郷を占領するババアを倒すために共闘する…という原作とはまたちがった解釈の星の王子さまです。

とにかく漫☆画太郎氏が楽しんで描いておられるのが随所に見受けられて、とても楽しいエンターテインメント性あふれる作品に仕上がっています。



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