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203冊目:プリンセスメゾン/池辺葵

こんばんは、Umenogummiです。


きょうはこちら。



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プリンセスメゾン/池辺葵 作



あらすじ


沼越幸はいつか自分の城を手に入れることを夢見て、誰よりも長く働き、節約し、おかねを貯めていました。

幸は不動産会社主催のモデルルーム見学会には条件問わず見学へいき、理想の家を追及していきます。そんな幸に、不動産会社の面々は興味津々。

幸の強い思いを受け、不動産会社社員の伊達は幸の希望に似た家を見つけるたびに紹介するなど、幸の家探しに協力していきます。

ベテラン派遣スタッフの要理子は、幸が正社員として働く居酒屋を訪れたことをきっかけに、幸と親しくなり、ぼんやりとしていた将来のことを考え出します。

同じく派遣スタッフの阿久津マリエは同棲していた恋人と別れ、幸の考えに惹かれてモデルルーム見学へ同行したり、自身も家探しを始めます。




感想


幸の理想の家探しをメインに、すでに「理想の家」を手に入れた女性たちの短編が、独特のやさしいタッチで描かれています。

と思ったら、幸と理子が2人で頭を振りながらブルーハーツを聴くというロックな一幕も。理子がいい曲を見つけると「沼ちゃんに聴かせてあげよう」となる、幸と理子の関係がとてもいいです。


家探しに妥協をゆるさない幸の姿勢は見習うべき部分があります。
ちょっと素敵な自分だけの城を探したくなる、そんな穏やかな気持ちにさせてくれるマンガです。

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