210冊目:花田少年史/一色まこと
こんばんは、Umenogummiです。
今日はこちら。
花田少年史/一色まこと 作
あらすじ
いたずらが好きな小学3年生の花田一路は、亡き叔父(一路の祖父の弟)の形見であるテレビを壊してしまい、母親から自転車で逃げている最中、道路に飛び出して軽トラにはねられてしまいます。
少し頭を縫ったものの、ほかに怪我はなくすぐに退院した一路でしたが、ほどなくして幽霊が見えるようになったことに気が付きます。
様々な幽霊たちが一路の元へ訪れ、この世の未練を語り、それを解決してほしいと一路に頼みます。一路は嫌々ながらもそれに協力し、解決していきます。
感想
ギャグを時折挟みつつ、最後はちょっとほろりとしてしまうようなヒューマンドラマが待ち受けています。
一路は絵にかいたような悪ガキですが、どこか憎めないところがあり、なんやかんやいいつつ幽霊たちに協力する度量も持ち合わせています。(中には脅されて仕方なく…というのもありますが)
どこか懐かしい昭和の風景が感じられて、心が温まるお話が詰まった素敵な作品です。
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