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沖縄に行ってきた

用事があって沖縄に行く事になり、沖縄本島に行ってきた。
学生時代に石垣と西表には2回行っているけれど、本島は初めて行くことになる。
12月というシーズンに行くのも初めてだ。

バスに乗るよ〜〜

今回は名護に泊まる。
那覇空港に着き、高速バスに乗って名護へ。
名護へはバスターミナルか市役所前のどっちかで降りたらよいと空港で教わる。料金は後払いで、2520円くらいだった。
少しびっくりしたのは、バスのトランクを客が自分で開け閉めして荷物を入れること。
降りる時、荷物取る前に発車しちゃったらどうしようとドキドキした。
移動時間はだいたい1時間40分〜2時間くらいかかった。名護に着いたのは18時ごろ。

長距離移動かつ、昼ごはんを食べそびれてしまっていたので、かなり消耗してしまっていた。
バスの中でも本を読んでいたので空腹と合わさって少し車酔いしてしまったかもしれない。

あまりに消耗しているので、空腹から解決するべく、晩御飯を食べられる所を探して町に出る事にした。
19時〜20時代に町をうろうろしても、いいかんじの店は遠くてもう閉まりそうだったり、スーパーかと思って近寄った所が町の酒屋さんだったりで、なかなか店が見つからなかった。
大衆居酒屋に1人で入る元気もなし。
コンビニで何か買って宿で食べる事にする。

街路樹に吊るされていたふぐを模した提灯

さすが沖縄で、沖縄限定のスパムおにぎりがどのコンビニにもある。少なくともローソンとファミマにはあった。
また、のり弁みたいな感じでゴーヤチャンプルー弁当も売られている。
滞在中に2回食べた。ローソンはスパムがついていて、ファミマは豚肉がついていた。
米とスパムは絶妙にマッチしておいしい。沖縄に来たら絶対食べなきゃ気が済まない。

歩いていてすごく感じたが、12月でも沖縄は暖かい。18℃くらいある。体感は春先か秋。
行きがけにはコートと羽織もの必須だったが、こちらではもういらない。邪魔なものになってしまった。
後から聞いて知ったが、この時期には寒波が来ていたらしい。
沖縄では最低気温10℃くらいでみんな今日は寒いねとなるそうだ。

石垣と西表と沖縄本島の雰囲気って全然違う。
沖縄本島は結構コンクリート造りの四角い家が多くて、あみあみのブロック装飾があったり、クリーム色をしてる事が多いなと思った。
名護博物館で得た情報によると、あみあみのブロックは花ブロックというそうだ。通気性がいいらしい。
他には、コンビニのドアが2重になってるのが気になった。台風対策だろうか?

1日自由時間が生まれたので、急遽ヤンバルクイナ生態展示学習施設へ行こうかなと思い立ったが、急すぎてレンタカーが借りれず断念。
名護博物館へ行くことにした。
時間の合うバスがなく、歩いて行った。高台側にあって少々大変だった。

なんともかわいい入り口である


鯨類の模型と骨格標本が圧巻だった


1階にあるモニターでは気候や文化の事を知る事ができ、花ブロックはここで知った。
魚やカニなどの生体展示もあり、説明のパネルも充実していた。他には、地面や地盤についての話もあった。

2階にはクジラ猟の話や、生活に関する事、生き物のこと、戦争とその後についての展示があった。
クジラのヒゲがどういう風に付いているのかが分かりやすい展示をしていた事や、ジュゴンの骨格標本があった事が印象的だった。アリについてかなり詳しい展示があったのも面白かった。

博物館で知ったが、やんばるの昔ながらの埋葬方法は風葬だったらしく、海のそばの岩場に風葬墓があるらしい。
現在沖縄のお墓はどこで見ても大きく、祠みたいだった。その理由も知りたかったが、博物館では分からなかった(ざっと見た限りでは)。
ただ、ネットで調べてみると風葬文化もその1因になっているみたいだった。

名護漁港

博物館を後にして、バスで港までやって来た。
海は綺麗な青緑色で、海にありがちな磯臭い香りは全く感じなかった。
海を覗き込むと、黄色い熱帯魚2匹が船の下に見えた。クラゲとかがいない代わりに漁港で熱帯魚が見れるんだ〜と感心した。

名護漁港から海沿いを歩いて砂浜があるビーチの方まで行く。
特に海に入る予定もなかったが、砂浜が見たかった。

手前側の白いのはサンゴの死骸たち


砂浜の一角にはかなりの量のサンゴの死骸が打ち上がっており、ちょっと寂しい気持ちになった。
こんなにサンゴ死んでていいんだろうか?これが普通!?がいちばん思考の大きいところを占めていたかも。
形をそのまま留めたサンゴに興味を惹かれたり、新しい島ってこんな感じでサンゴが集積してできるんだろうな〜〜とも思った。

形が残ったサンゴにとても惹かれたが、調べてみると持って帰ってはいけないらしい。
そうだよね、希少な生き物の死骸に変に価値が生まれてしまうとこっそり採取したり傷つけたのに拾ったとか言う輩がいつか出るもんね、禁止やむなし、と眼に焼き付けることにした。

自由行動ができたのはこの日だけだった。
2日後、用事先で会った知人のレンタカーに乗り合わせてやんばる方面に行く事には成功したのだが、ヤンバルクイナには出会えずだった。
まあ、下見には成功したと思って、いつかまた再訪することにする。


帰りは那覇で1泊して、ゆいレールに乗って移動し、漫湖を覗いてから帰還した。

ゆいレール改札

ゆいレールの改札には切符を通す所がなく、切符に印刷されたQRコードを読み取るようになっている!
このタイプの改札に出会うのは初めて。私が今まで行った地域にはなかったけど、他にもあるのかな?沖縄の特徴なんだろうか?
無人改札とかとも違っている。ここが面白かった。やっぱり出先の公共交通機関に乗るのはいいなと感じた。

12月の沖縄は、雲に覆われていてあまりお日様に会えず、少し寂しかったが、12月っていう珍しい時期に行く事ができたのはいい経験だった。
まだヤンバルクイナやノグチゲラを見ていないので、沖縄本島にはまた行かなくてはならない。漫湖も時間がなくてかけぬけるように見て回ったのでもっとちゃんと見たい。
ドタバタ旅程で、名護を歩き回ったりもして、とても疲れたが、楽しい移動だった。
それに沖縄料理は何食べてもすごく美味しい。

また行きます、沖縄。

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