「シン・春のリベラルアーツ映画祭り」の下書き
もう一本いいですか?(シン・春のリベラルアーツ映画祭り)
ってな感じで、「春のリベラルアーツ映画祭り」に参加していたのです。「映画『おそ松さん』」は間違いなくイチオシなのですが、どうしてもみなさんに観て欲しい作品があったので勝手にもう一本書きます。
森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民 Mlabri in the Woods
正しい解説は以下をご覧になって欲しいのですが
とにかくファンキーな映画です。
以下、横着にまとめさせていただきますが。
タイとラオスとに分れた同じ部族のお話で、互いが互いを奇異で危険な集団と思い、長年接触を持たずに暮して来たのです。
そんな両部族(同じ部族だけど)の合コンをしようとするお節介なお話です。いや、お節介ではないです。世界初の試みです。
ただそれが、遠い異国の秘境の出来事としてではなく、令和4年の(あれ?今年って令和何年?4年で合ってる?)ニッポンに暮らす我々にも相通じるお話なのです。
人間なんてだいたいおんなじなんだなぁ〜ってことを感じる作品です。
ラオス側の村なんていっちゃあノマドで、森の中を転々としているのですが、映画を観ているうちに、今、ワタクシが暮らす限界ニュータウンとなんら変わりがなく見えて来てしまうのです。
言葉もタイ語やらラオス語やらムラブリ語やらで全く分らない訳で、字幕頼りなのに、だんだん、イトーヨーカドーのぽっぽでかき氷食べなら隣りのテーブルから聞こえて来てるのではないかと言うぐらい地続きな感覚です。
こんな感想で本作の魅力が伝えられてると思えないのですが、もしもご覧になれる機会があったら観てみてください。
とは言え、観る人が観たらこれこそリベラルアーツなのかもしれません。ワタクシはただただ面白く観ちゃいました。
もしもサポートしていただければ世のため、人のため、数学のために風紀を守って行きたいと思います。