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『 なっちゃんのお父さん 2023 』

   今日は有隣堂本店に雑誌を買いに来た。
漫画雑誌『ゲッカン』という本だ。
元々は少年サンデーが今はこうなったようだ。
マガジン、サンデーだなんて
何て懐かしいんだろうか。
子供の頃はサンデー知識とか言ってこれらの雑誌から
たくさんのことを学んだモンだった。

世界的になったアート・ペインターのRoccoサトシは
横浜ではみんなが知る有名人だ。
エアジンのピアノの腹に「AiREGiN」と描いてくれたのもロコだ。
俺は調子に乗ってスキー板にまで絵を描いてもらった。
今度は新しく作った本棚をカラーリングして貰うつもりだ。

で、
そのロコの奥様・なっちゃんの実家が代々続く
東京・浅草橋にある老舗洋食屋『一新亭』なのだ。
ここの主人が秋山武雄さんだ。
そう、なっちゃんのお父さんだな。
そのお父さんが漫画になって登場してるのが
今回、有隣堂に買いに来た『ゲッカン』なのだ。

有隣堂の本店は馬車道のエアジンからも近い
伊勢佐木町を入ってすぐの所にある。
よく本や文具を買いに来るので勝手は知っている。
はずだった。

しかし、
ぐるぐる歩き回っても
漫画雑誌が店内のどこにも見当たらない。
ついに、カウンターでスマホの画像を見せて
「これを探してるんですが」
と係の人に尋ねた。

「はい、漫画雑誌は地下にありますので、
在庫の確認をしてみます」
と言いながら漫画売り場に電話をしてくれた。
「はい、在庫が2冊あります」
ま、2冊は買わないけど。
と、思いながら地下へ行った。
昔、このフロアーは絵などを売っていた場所だ。
JAZZフルートの故ジェレミー・スタイグ(Jeremy Steig)が
絵描きでもある彼の個展とミニライブを聴いたのもここだった。
彼の絵は横浜・弘明寺のフレンチ「ル・メッサージュ」に飾ってある。
そうか、
久しく有隣堂に絵など観に来てなかったんだな。

しかし、今ではすっかり変わってしまって
何やら壮観な売り場と化している。
見渡す限り漫画本だらけなのだ。

レジカウンターで
「あのう、今”ゲッカン”の在庫を確認してもらった者なのですが」
「あ、はい。これですね」
すでに本はレジに用意されていた。
手際がいいな。
などと、妙に関心してしまった。

渡された本は軽いくせにやたらと分厚い。
今時の漫画本はこんなに立派なのかと驚いた。
「650円です」
おお、そんなに安いのか
と、これまた驚いた。
「じゃあ、2冊に」
と思ったが既にレジ打ちが終わって
可愛らしいお姉さんがニコニコと
俺が財布を出すのを待っている。

本は658ページもある分厚いものだ。
特に暇でもないのだが厚さも測ってみた。
3センチだ。
な、分厚いよな。
その「ゲッカン」の中ほど233ページから
なっちゃんのお父さんが登場する。

なっちゃんのお父さんは名コックでもあるのだが実は写真家でもあるのだ。
読売新聞でも連載され、中公新書ラクレなどから何冊もの写真集が出ている。
エアジンにも2冊のサイン本が置いてあるので是非観てくださいな。

そんななっちゃんのお父さんの
いい話が描かれている。
少なくともカメラ好きと浜っ子は買わなくてはいけない。

この秋山さんが経営する洋食「一新亭」の
名物ともいえる『3色ライス』はとにかく絶品だ。
カレーライス、オムライス、ハヤシライスが
全部乗っているという豪華皿なのだ。

一瞬、皿の量を見て食い切れるか心配するが
大丈夫だ。
少食の俺でさえその美味さにペロリと平らげてしまったくらいだ。
ま、しばらくは腹がいっぱいで苦しいのだが。
とにかく、
一度は食べにゆくことをお勧めする。
美味いよ。
今は昼間だけの営業なので注意してくれ。

なっちゃん、お父さん、
雑誌に掲載おめでとう!!ございます。

さて、
エアジンは今度の3月で営業許可の更新となる。
その検査に明日、保健所がチェックに来るのだ。
コロ助騒動なので水道の蛇口をレバー式に交換しろ。
とか変なルールが増えた。
そのコロ助騒動も5月に”おしまい”とか
ソーリー大臣のキシダさんが宣言したの思うのだが
「替えてください」
というので3箇所も替えた。
何だか無駄遣いな気もするが仕方ないのか。

ついでに
たまり過ぎて困っているCDの片付けなどもしておいた。

さあ、2月が始まった。
「一年で一番寒い月」と、言っていた
淺川マキさんの言葉を2月になると
いつも思い出す。

さて、
寒さに負けずに明日からも頑張るぞい。

 うめ。2023.Feb.1


横濱エアジン公式ホームページ
https://www.airegin.yokohama





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