ちょっとだけ奈良と神戸。2024
奈良へ行ってきた。
奈良は中学の修学旅行以来だった。
今回はよしえさんの同窓会が大阪であるので
ついでに神戸の実家の片ずけや掃除もしたいと言うので
手伝い補助員でついて来たのだ。
その隙をついて急ぎ足だったが奈良見物もしてきた。
新幹線の「新大阪駅」から地下鉄御堂筋線に乗り込み
「なんば駅」で近鉄駅「大阪難波」に乗り換え「近鉄奈良」へ。
ほんの1時間ほどで平安の都『奈良』へ着く。
奈良駅の2つほど前の大和西大寺(さいだいじ)駅を過ぎると左車窓に
広々とした平原の遥か向こうにきらびやかな大極門が見える。
あれが平城宮跡だという。
調べてみたら2008年から復元事業を開始したらしい。
これは歴史好きには出来上がりが待ち遠しいだろうな。
この車窓の風景は奈良へのイントロとしては完璧だ。
これだけで気分が盛り上がる。
近鉄奈良駅に降りたったのは11時を回った頃だ。
小雨が降っている。
今日は4〜5時間しかないので
のんびりと奈良を楽しむには
神社仏閣などの見物は2、3ヶ所と決めた。
ひとり旅なので興福寺、東大寺、二月堂。
そして、時間があれば「ならまち」かな。
案内所で貰った観光マップを眺めると
あちこち行きたくなるのだが今回はのんびりと歩く。
奈良の駅に降り立つのは始めてだ。
中学生の修学旅行は観光バスだったからだ。
東大寺に向かって歩き出すとすぐにシカに出会う。
人に紛れて歩道にも立っているのだ。
そうか、こんなに放し飼いなんだな。
一応、写真をパチリ。
すぐに興福寺への入り口がある。
有名な五重塔が修復中で観られないのは分かっていたが
観にいった。
雨に濡れた玉砂利を歩くと風情のある音がシャッシャと鳴る。
雨だからだろうか観光客は多くない。
意外と良い日に来たかも知れない。
この向かいに修理中の五重塔がある。
観光客全体の8割は外国人だ。
その内、白人系が7割、韓国中国系が2割、
残りがインド・アフリカ系といったところだろうか?
小雨ではあるが傘をさしてる人と
さしてない人が居る。
ショボ濡れて元気に歩いてる一家は
イギリス系なんだろうか。
なんで傘をささないんだろう?
カッパを着込んで短パンで元気に歩いてるのは
カナダ人だな、きっと。
いや、スイス人だろうか?
日本では雨に濡れると服は簡単に乾かないよ。
って言おうと思ったが、余計なお節介はやめた。
興福寺を観てから
国立博物館の脇を抜けて東大寺の南大門参道に着いた。
左には土産屋が右の公園には鹿が
真ん中の参道には人間と鹿が歩いている。
この南大門は鎌倉時代に再建されたというがその迫力は凄い。
そして、
運慶や快慶らによった8メートルという「あうん」の金剛力士像。
これを見ただけでも奈良へ来た価値がある。
この南大門をヨイコラショと跨ぎ大仏殿へと向かう。
小雨は霧雨になったりしながらも
相変わらず奈良の町に潤いを降らせている。
いい感じだ。
大仏殿だ。
あ、ここは流石に覚えているな。
この大仏殿は二度ほど焼けて江戸時代に再建された3代目だそうだ。
それにしてもこのような手の込んだ建物や大仏を作った昔の連中は
さぞかし楽しかったろうなあ。
これだもんねえ。
楽しいに決まってるよなあ。
大仏殿では
小学生に混じってツアーガイドのお姉さんの大仏紹介を聞いてみた。
いやあ、おもろい。
(一部、動画を撮った)
ずっと聞いていたかったが二月堂へ向かうことにした。
<二月堂>
二月堂は3月の行事「修二会 Shunie (お水取り)」で有名な舞台だ。
修二会とは
練行衆と呼ばれる『11人の僧侶』が、二月堂本尊の『十一面観音菩薩』への賛美礼拝を重ね、人々の代わりにあらゆる罪を懺悔して、国家の安泰や五穀豊穣などを祈る法会(十一面悔過法要)を行い、
現在は3月に行われているが、
元は旧暦2月の行事だったので現在も二月堂で行われている。
二月堂への道はいろいろあって今回は道に迷い
山を登ってしまい遠回りをしてしまった。
途中、住民に出会えたので道を尋ねると
「この先を左に降りれば正面が二月堂ですぅ」
「そうですか。ふぅ」
などと思ったが結局これが
なかなか良いルートだったことになる。
二月堂はテレビなどで良く紹介されるので知っていたので
現実に回廊に立ってみると何とも感慨深いものがあった。
拝観は無料だ。
回廊には長椅子があるのでしばし座って大仏殿や
その向こうに広がる奈良の都の景色などを眺めていた。
この日は観光客もまばらで静かな時間が流れていた。
二月堂でのんびりしていたが
このあと『ならまち』へも行けそうなので山を下ることにした。
東大寺に向かい降ってゆくと国宝”奈良太郎”とも呼ばれているらしい
鎌倉時代に再建された有名な鐘楼がある。
NHKの『ゆく年くる年』や「釘打ち事件」の話もあったので
ご存知の方も多いと思う。
高さ4mほどの鐘楼は近くで見ると本当にデカい。
この音を遠くからでもいいのだが、
間近でも聴いてみたいものだ。
ぐるりとひと回りしてみた。
階段を上がって覗いてもみた。
よく造ったモンだなあ、と
感心してしまった。
この先の大仏殿へと降る階段がとにかく美しい。
この感性は誰だったんだろうか。
この階段はアートであり完全な美術品だ。
ずっと眺めていたかったが「ならまち」へと向かった。
のんびりとあちこち見たかったのだが
今回は仕方がない。
みんなに色々と紹介されたのだが、
時間が足りなくて最後に「ならまち」をぶらりとしてきた。
<ならまち>
世界遺産である元興寺の旧境内を中心とする地域で
昔からの古い町並みが残っている。
肝心の元興寺には行かなかったが確かに町並みは静かで美しい。
何も考えずにぶらりとするには本当に落ち着く町並みだ。
こうして奈良の一日は終わった。
今回は半日ばかりだったがとてもいい時間が過ごせた。
流石にこれほどの歴史的な町を楽しむには
下勉強が必要だな。
そんな気にさせられた今回のぶらり奈良だった。
次回は奈良に泊まりがけだな。
神戸の実家にはこのあと行った。
むろん、すでに夜になっていた。
母親がホームに移ったのでもう使わない物の処分と
片付けなどの手伝いに同行したのだった。
神戸の実家は緑に囲まれた六甲の山にある。
ここも秋の気配が漂って来ていて空気が美味い。
のんびりとした奈良・神戸の旅だった。
そういえば
この3日間というものパスタを食ってない。
これは最近の珍事といって良いかも知れない。
よし、明日はパスタを作ろう。
なんにしようかなあ
うめ。2024.秋
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帰ってきました。
小田原で乗り換えです。
歌 : <おさるのかごや>
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横浜国際なんでも音楽祭2024秋
開催中!! あと5公演です。
下記でアンコール動画を公開してます。
https://www.facebook.com/events/517362557517044
他のエアジン・ライブのアンコール動画を公開してます。
https://www.youtube.com/user/MrAiregin/videos
横浜エアジンのホームページです。
ライブスケジュールやライブ予約などはここから。
https://www.airegin.yokohama
では、またです。
うめ。2024.10.31.
あ、今日はハロウィンか?!
動画:二月堂『修二会』