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『神戸・姫路城そして豊橋2023』

☆長文になりました。
お暇ならどうぞ、です。(うめ。)
・・・・・・・・・

   行ってきた。
神戸だ。
神戸はよしえさんが育った街で、
彼女の母は90歳を回り
今は神戸郊外の施設でのんびりと生活している。
今回の宿泊はよしえさんの実家だ。
六甲山の裏にある。
緑がたっぷりの別荘のようなところだ。

家の庭から六甲の山につながっている。もう、どこまでが庭だかわからない。


その母にも久しぶりに会いにゆくために神戸に来た。
その前に神戸三宮の『たちばな』で明石焼きを食うことも
楽しい予定のひとつだった。

せっかくの神戸なので
先日エアジンで渋谷毅(p)、船戸博史(b)とライブ録音をした
神戸の田中智子(歌)さんを誘ってみた。
まさか、
神戸にいて声もかけずに素通りはできないからな。

ふわふわのたこ焼きを出汁につけて食う。

ああ、横浜で食えるたこ焼きとは大違いだ。
いくらでも食える美味さだ。
ビールも美味いし。

そして今回の、もう一つの大きな目的は
バンドネオンの大久保かおりと阿部篤志(p)が
神戸でレコーディングをするのでその応援だ。

この二人のユニットはエアジンで生まれた。
その後、何度もライブをしているのだが
ついにCDを出すことになった。

その録音エンジニアが神戸の五島昭彦さんだ。
エアジンでも配信用のマイクを作ってもらった五島さんだ。
「それやったら、神戸で録音しまひょ」
と、五島さんが言うので
「あ、それもいいね」
ってんで
みんなで神戸に行くこととなった。


5月末。
まだまだ、
エアジン『なんでも音楽祭』の真っ最中だったが、
エアジンが連休の日を狙って神戸でレコーディングが行われた。

会場は加東市にあるキャパ500ほどのコスミックホール。
「ステージ上の響きは天下一品やで」
そう、五島さんが太鼓判を押す。
確かに素晴らしい響きのホールだ。

ステージ上での響きはすばらしい。


今回はよしえさんの兄(俺の義兄)には大変世話になった。
車を出してくれて全日程の運転までもしてもらえた。

レコーディング会場に向かうと
すぐに緑に包まれた六甲山のワインディングロードとなる。
そこを軽快に、まるで空でも飛んでいるように走り抜けて行く。
もっとも彼は元パイロットでもあるのだ。
だからなのだろうか。流石の運転だな。

緑濃くて気持ちの良い景色が続く。


レコーディングは2日間にわたって行われた。
pianoはYAMAHA CF。
調律は名人と言われる鈴木優子さん。
彼女に調整されたYAMAHAのpianoは
なんとも言えない美しい音を奏でていた。
帰宅後に知ったのだが調律の鈴木優子さんは
画家のマリヤ・スズキさんのお母さんと知って
これまた驚きであった。
親子して素晴らしい才能だ。

今回のコンサートのようなレコーディングに
二人とも大満足だったようだ。
ほら、ね。

満足、満足!!な二人。

僕らは2日目にレコーディングが佳境に入ってきた辺りで
中座することにした。
あとは出来上がってからのお楽しみにしたかったからだ。

時計を見ると
まだ、午後を回ったばかりだった。
「これからどうしましょうか」
「姫路城でも観に行ってみますか」
兄がそういうので
「おお、姫路城。いいですねえ」
ということになり高速に乗って一路
姫路へと向かった。

山陽道は緑が美しい。
気持ちの良い高速道路だ。
今回の日程では天気予報が”雨”となっていたが
ほとんど雨には会わなかった。
ま、俺たちは昔から
晴れ女、晴れ男なのだが。

おお、これが噂の姫路城か。
確かに白鷺のように白い。
しかも最近の化粧直しで特に白くなったらしい。

城の石垣からは緑が茂っているのだが
これで良いのだろうか。
忍者にはやけに登りやすく見えるのだが。

石垣には柔らかいコケも群れていた。
何だかのんびりとした城だな。

この城の天井が高いのには驚いた。
いざ篭城となったら武器弾薬や食糧などを運びこむ為に
広く使ったらしいが、 結局は誰も攻めに来なかったようだ。
他の大名たちは姫路に興味がなかったのだろうか。(泣)

姫路城の原型である砦が築かれたのが
1333年と伝えられているそうだ。
その年は鎌倉幕府が滅亡した年にあたる。
赤松則村が後醍醐天皇側として、
つまり反鎌倉幕府として挙兵し、
姫山に砦を築いた。
と、文献にある。

城は明るい曇り空の背景に
すっかり溶け込んでいた。

一応、記念写真など。

翌日(5/31)。DAY3
この日は帰途の途中下車をして
豊橋で一日過ごすことにした。

Miwacoさんの地元だ。
そう、
あのカレーの名店『ラジャ』があって
グロッタの元マスター・ヒロミさんたちの住んでる町だ。
そうそう、
弘明寺(横浜)のフレンチ『ル・メッサージュ』のマダムも
この辺りの出身だ。
「マツケンサンバ」の松平健もこの町で生まれている。

そんなことより
今、ラジャはランチタイムだけの営業だというので
午前中に新神戸駅発の新幹線に乗った。

2時頃までにラジャに着かなくては
食いっぱぐれるかも知れないからだ。

そして、
なんと昼過ぎ。
途中乗り換えの名古屋駅でバッタリと!!
ではないのだがMiwacoさんと合流した。

彼女は名古屋で午前中に上映の
ドキュメンタリー映画『ハマのドン』を観て来たのだ。

久しぶりのラジャだ。
やはりここのカレーはコクがあって美味いな。
辛さも俺にちょうどいい具合にしてくれた。
横浜にあったら頻繁に行くのになあ。

ミュージシャンたちの間でも有名なラジャ。
いやあ、安定の美味さだな。


看板猫の『く〜ちゃん』

「お、4時だ。行こう」
ヒロミさんが言う。
美味い魚と酒のある『かね十(じゅう)』へ行こうと言うのだ。
「まだ4時だよ」
「早くゆかないと満席になっちゃうんだよ」
ヒロミさんが言い添える。

なるほど、
ってんでみんなで店に向かった。

「ラジャ」から「かねじゅう」は豊橋定番のコースだ。
とにかく酒も魚も美味い。
元々が魚屋だというから目利きの店なのだ。

すっかり盛り上がってる。
ヒロミさんの目が座ってる。

こうして今回もまた豊橋の楽しい1日が過ぎてゆくのだ。
「泊まって行くだら?」
誰かが引き留めようとする。

また来なくちゃあな。
みんな、色々とありがとうございました。

今回も本当に楽しい旅でした。

  うめ。2023春

・・・・・・・・・

よしえさんの実家はこの駅で降りる。
新神戸の隣。


おなじみのライブハウス。


播州皿屋敷の話に出てくる井戸は姫路城内にあった。


海外の観光客家族がキャッキャ言いながら顔出しで写真を撮っていた。


最強の4人だな。
新神戸駅は崖にへばり付くようにホームがある。

さあ、楽しい小旅行でした。
今度は横浜で会いましょうね。

 うめ。

エアジンHP
https://www.airegin.yokohama

7月は恒例のJ.S.バッハ 祭り2023
https://www.facebook.com/events/1181629855871444


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