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『 蕎麦がき 2021』

  蕎麦がきを作った。
ま、作ったと言っても買ってきた蕎麦粉を
せっせと鍋でかき回しただけのことだ。

先日、長野の八方尾根に宿を取り、
スキーや温泉、そして信州蕎麦を食い、
夜な夜な仲間たちと宴会をして遊んできた。

横浜でも寿徳庵のように美味い手打ち蕎麦は食えるが
やはり蕎麦や酒は「ご当地」だと気分が違う。
雪山になった北アルプスを眺めながら
のんびりと露天風呂に浸かり、
その後は手打ち蕎麦と日本酒をちびりとやる。
酒は地元の金蘭黒部、白馬錦、大雪渓などだ。

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4日ほど滞在したのだが、毎日蕎麦は食った。
やはり手打ち蕎麦と日本酒は贅(ぜい)の沢(たく)だな。

その小旅行の帰りは各駅停車の大糸線に乗った。
車窓に流れるのは雪景色だ。
地元の高校生たちも乗っている。
帰路だというのにまだ旅気分満載だ。

松本で「特急あづさ」乗り換えることになる。
少し時間があるので駅の辺りをぶらりとした。
すると、蕎麦やワサビの特選売り場があった。
その中に「蕎麦粉」も売られている。
そうだ、
流石に蕎麦は打てないがこれを買って帰り
家で「蕎麦がき」を作ろう。ってんで、
買った。

蕎麦がきは今年102歳(!!)になる母がまだ若く
元気いっぱいだった頃に良く手伝わされたものだ。

50グラムの粉に150ccの水。
ダマにならないように水に溶く、
後は火にかけてグルグルとひたすらかき混ぜる。

出来た。簡単だ。

用意しておいた麺つゆに小ネギを入れ
ワサビをちょいとつけて食う。

あははは、
今日もいい日だ。

 うめ。2021.2.26

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