10年分のデータベースからまとめた「アフリカスタートアップ白書」を発行しました
アフリカのスタートアップに関する情報を目にすることが増えました。それに連れて、なんか盛り上がっている!というだけでなく、具体的にどんなスタートアップがあるのか、アフリカならではのビジネスモデルとはどのようなものか、投資家は誰でいくら程度の投資が行われているのかなどについて、知りたい人が増えていると感じます。
しかし、これらについてまとめられたレポートはとても少ないです。とくに、事業会社でアフリカスタートアップへの投資や提携を考えられている方にとっては、事業領域別にどのような企業が存在し、どのようなビジネスモデルで事業を行っているのかといった、スタートアップの事業内容についての情報は大きな関心ごとですが、それらを包括的にかつ適切な分類や分析においてまとめられた資料は英文含め見たことがないです。
それなら作ってしまおう・・・ということで、「アフリカスタートアップ白書」を発行しました。弊社アフリカビジネスパートナーズは、2012年からいままでの約10年間、アフリカスタートアップの調達情報をこつこつ収集しており、それをデータベース化しています。その「アフリカスタートアップデータベース」を元に集計・分析を行い、現在の姿をレポートにまとめました。
この「アフリカスタートアップ白書」は無料で公開しており、以下からダウンロードできます。また、「アフリカスタートアップデータベース」についても、期間限定で昨年2021年分のみ公開していますので、以下にアクセスしてご覧ください。
アフリカスタートアップ白書から
アフリカスタートアップ白書の内容を一部抜粋します。
ベンチャーキャピタルがアフリカへの投資を活発化したのは2016年頃と、他の地域と比べると比較的遅かったのですが、あれよあれよと2021年には51億ドルと日本に迫る投資額となりました。今年の上半期も、世界のベンチャー投資に逆風が吹くなか、アフリカについては前年以上のハイペースで投資が行われています。
国別では、調達額の大きい順に、ナイジェリア、南ア、ケニア、エジプトがスタートアップのBIG4と呼ばれています。
それぞれの国によって、スタートアップが投資を集める背景や、スタートアップが生まれるビジネス環境は違います。
アフリカのスタートアップは、産業をディスラプト(破壊)するというより、産業をその国に生み出すための事業が多いです。どのようなビジネスモデルがあるのか、類型化して、まとめています。
2022年8月現在で、ユニコーンと呼ばれる評価額10億ドルを超えたアフリカのスタートアップは、7社存在しています。
アフリカでは、日系のスタートアップも活躍しています。評価額10億ドルを超える企業や、アフリカ事業のみで上場を目指すスタートアップも生まれています。
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